弟に執着する兄の話  ─執愛─

おーらぴんく

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募る想い 4

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「······しっ、仕方ないじゃん·····あなたからいつ連絡あるかわからないし·····ぼく、若いんだから·····」

「······それは俺が年だと·····言いたいのか······」


 口角をあげ、からかうように質問すると、桃里はあせったようにつけたした。


「───そうじゃなくて······だって、映人さんのあたってるし·····期待しちゃだめ?」

「───素直だな」


 映人は苦笑しながら見下ろすと、小首をかしげた桃里は可愛かった。

 大きな瞳にすべらかな肌。


 倶楽部のNo.1は伊達ではなく、客から人気あるのもうなずけた。

 悠とはひとつ、ふたつ、しか変わらない年齢であるはずだが、あだっぽい表情は彼によく似合う。


 ふたりとも華奢ともいえる共通点もあったが、表情から性格までまるで違った。

 そして無意識にくらべている自分に、映人は内心苦笑いする。


「······あっ!·····っ······ふっ」


 期待通りに奥まったところに、硬い指を一本挿入すると映人の指をしめつけ、あじわうようかにむ。

 指を穿つたびに濡れた音がひびき、そのたびに鮮やかな声がもれていた。


「あん、んっ──あっ、もっとぉ······」


 指一本では足りないらしく、乳首を甘噛みしながら桃里の片脚をあげさせ抱き込むようにすると、二本目の指を挿入する。

 甘えるような声は、映人の肉欲をさそい、躰をベットにおしつけてしまうと、腰をあげさせ指でつよく最奥を突いた。


「ぅ、あっ!·····ん、ああっ!······いい!、っ·····」


 小さな尻に長い指がでいりし、そのたびに眉をひそめながら瞳をつぶり、指の感覚をおっているように脚がゆれる。

 三本目の指を挿入すると、圧迫感がつよくなったのか、少し息をつめたが、すぐに艶声に変わった。


「もっ、とぉ!·····ほしぃ、う、んっ!·····よぉ······」


 情欲に濡れた瞳で映人をみあげ、催促されるとスラックスをくつろげ、指をぬきさり長大なものがうちこまれる。

 狭い内奥を硬いものでつらぬかれ、桃里の躰は歓喜にうち震えた。


「あ、ああんっ!───すごいっ!······いい、よぅっ!」


 肉輪をわり、体内に侵入した硬い欲望に、甘えた声で素直にもだえる。

 法悦の表情で、映人のものをしめつけ内奥を蠕動ぜんどうさせた桃里は、自分の悦いところにあたるように、絶妙に角度をかえよいしれた。


 そのしめつけのよさに、映人は眉をよせ、さらに奥を突くと桃里の腰がゆれ、もっとというように催促する。

 ほそみの陰茎に手をそえ、しごいてやるといっそう映人をしめつけた。


 ひさしぶりの肉の悦びに、桃里はよいしれ内奥からじわじわとわきおこる甘いしびれに浸った。


「あん、っ!·····おくぅ、きもち······」


 硬い肉棒の先端で、前立腺をごりごりとこすられ、そのたびに矯声があがり、濡れた音もはやくなった。

 ベッドが軋みもそれと連動するかのように、ふたりの荒い息づかいがみだれ、はやさをますと極まったような桃里の艶声があがり、映人の掌に放出する。


「!──あっ、いっちゃ!······ぅ······」

「───つ、······ぅ」


 ひきしぼられるような蠕動に、映人はつられるように白濁を放つと、桃里が荒い息をしながらも、瞳がおどろきに見開かれあと、きつい眼差しをし映人をみあげた。


「映人さん·····ゆう、ってだだれ?」


 年齢と体型も似ていることから、極まったときに無意識にでてしまったらしい。

 ただ、映人にはその自覚がなかったので、桃里の言葉に言葉を失い、まだ挿入されていた欲望をひきぬき、なんでもないように返した。

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