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2話
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(和也視点)
俺は記憶を失っているらしい。
たまに、そのことが無性に怖くなる。自分の根っこがちぎれてしまって、どこかに吹き飛ばされるんじゃあないかという恐怖だ。
俺は記憶を取り戻そうと、怪しげな民間療法を含めて必死にいろいろなことをしたが、どれも効果はなかった。記憶を失う前の俺が快活な性格で、美術が好きで、勉強はそこそこ、ということは友達や家族から聞いてわかったが、その情報が俺の記憶を呼び覚ますことはなかった。
ただ、ナポレオンの絵画のキーホルダーなど身の回りに美術に関連したものが多く残っていて、それらを見て絵の名前を言い当てることはできた。
部屋を整理していたら、昔俺が描いたのだという絵がいっぱい出てきた。スケッチブックだけで段ボールひと箱分もあるそれを、俺は一枚一枚ゆっくりと眺めた。
「あれ、これ」
途中、俺はあることに気が付いた。
「諒さん?」
昔の俺は特定の人物——諒さんばかり描いていた。
諒さんは病院に一度お見舞いに来てくれた人だ。中学、高校、大学と同じの同級生なのだと家族から聞いた。
高校生時代のアルバムをめくると、いつも彼が隣にいた。そうであるなら、俺が友達を描いていても不思議ではない。しかし。
「きれいだな」
友達に頼んでデッサンをしたというには、あまりにも、その絵は美しかった。諒さんを美しく描く、という強い意志を持って描いたように見えた。
まつ毛、首の角度、それから髪の毛。
他のデッサンにはない、匂い立つような、魅力のある絵だった。
俺はすとん、と理解した。
「ああ、俺、諒さんのこと好きだったのかも」
それなら、この絵も納得だ。俺は諒さんを描いたスケッチブックを段ボールから出して、毎晩眺めた。
彼への気持ちを思い出せたことがうれしかった。スケッチブックの裏には『竹中教室』と書かれていた。
諒さんはどんな人なんだろうか。
俺はスマホのデータを探した。諒さんの写真はたくさん保存されていた。一番古いものは中学生らしい制服を着た諒さんで、最新の写真は隠し撮りのような諒さんだ。しかし、2人のメッセージはなかった。母親に聞いてみると、毎日電話していたはずだと言われた。しかし、電話番号は登録されていない。
今度諒さんに聞いてみたいと思ったが、何を理由に訪ねていけばいいのかわからない。
母親は親友なんだから、理由なんていらないでしょ、と無責任なことを言うが、諒さんは病院で一度会っただけで、いまの俺からしたら知り合い以下といってもいいくらいだ。
悩む俺に、母親は少女趣味な紙袋にじゃがいもを詰めて、もっていけ、と命令した。
*
諒さんが電話をするためにリビングを出たあと、俺はぼんやりと諒さんの部屋を眺めた。生活感のない部屋で、さっき諒さんが脱ぎ捨てたコートとマフラー、それからダッシュボードの上に置かれた鍵だけが唯一人の住んでいる気配を感じさせた。
鍵にはナポレオン絵画を模したキーホルダーのようなものが付いている。廊下にも絵が飾られていた。諒さんが中学高校と俺と同じ美術部に入っていたというから、彼もやはり絵が好きなんだろうか。
そんなことも、俺は知らない。
母親が言うには、ここに俺は入り浸っていたそうだが、なにを見ても、記憶が戻ることはない。それに、諒さんの対応も不思議だ。
親友だった、とまわりの人間は言うが、諒さんの反応は「知り合い」といったところだろうか。
俺はまわりから聞く「諒さんと俺」と、俺が見た「諒さんと俺」のあまりの違いに戸惑う。
何か、何かあるのだろう。
記憶がなくなる前の俺と、諒さんには、ふたりにしかわからない何かがあったんだ。
そして、それを知るのが怖い。
「俺、諒さんのストーカーだったのかなぁ」
俺の気持ちが一方通行で、諒さんは迷惑に思っていたのかもしれない。
それを思い出してしまうのが怖い。
俺はぐっとコーヒーを飲みほした。苦いその飲み物のことは好きではない。しかし、諒さんが勧めてくるのだから、記憶を無くす前の俺は好きだったのかもしれない。
なにもかも憶測だ。俺は憶測でしか俺がわからない。
ゆっくりと立ち上がった。この部屋にもういてはいけないと思った。
「諒さん、ごめんなさい、帰ります。コーヒーごちそうさまでした」
リビングのドアをあけると、廊下で立ち尽くしている諒さんと目が合った。
「どうしました?」
諒さんはこちらを見て、それから廊下に飾ってある絵を一枚指さした。
「この絵、どう思う?」
「……」
それは、大胆な緑を配色した絵だった。緑と、茶色、あとは白。ガラスの額縁に入れられている。
「木の抽象画ですか?」
俺の答えに、諒さんは苦笑した。
「はずれ」
諒さんは僕の肩を叩いた。
「和也」
初めて名前を呼ばれて、俺はどきりとした。
「バイバイ。気を付けて帰るんだよ」
諒さんは、そう言ってなにか吹っ切れたような笑顔で僕を見送ってくれた。
*
何か、俺は大きな間違いをしたのかもしれない。俺は帰り道、諒さんのことばかり考えていた。
脳裏には諒さんの別れ際の笑顔がこびりついていた。たぶん、これはやはり推測なのだが、おそらく、諒さんはああいう風に笑う人ではないのだと思う。
スケッチブックの中の諒さんは、もっと憂いを帯びた、それでいて慈愛に満ちた笑みを浮かべている。
彼に何かあったのだろうが、それが何なのか、俺にはわからない。
わからないなら、もう諒さんの人生から、俺は退場した方がいいのかもしれない。
俺はふらふらと歩いた。この町の道はもうある程度覚えていた。通った小学校、中学校、高校。俺の記憶のピースが落ちているんではないかと、家族が俺を連れ歩いてくれたからだ。
俺は最初は家に戻るつもりだったのだが、なんとなく、そんな気になれなくて、頭の中の諒さんの笑顔を忘れるためにめちゃくちゃに歩いた。闇雲に、そのうち意識的に歩いて歩いて、俺は俺の面影を探した。
ねえ、本当の俺がここにいたとしたら、あんな笑顔を浮かべる諒さんになんて声をかけた?
もちろん、返答はない。
雪はどんどん大粒になっていく。
白く町が覆われて、まるで俺の頭の中みたいだと思った。何もない、真っ白な頭。
ふと、足が止まった。交差点の雑居ビルの2階の看板に目が留まる。『竹中教室』とあった。あのスケッチブックの裏に書いてあった四文字に、俺は吸い寄せられた。
時刻はすでに21時になろうとしている。それでも、その教室からは蛍光灯の光が漏れていた。2階へ続く階段は薄暗い。
ドアノブにゆっくりと手をかけて、ドアを開けると、そこにはモデルを中心にずらりと生徒が円形に並び、絵を描いていた。狭い教室に、イーゼルとキャンパスと彫刻と絵画と生徒が詰め込まれている。俺はその光景に圧倒されて、そして中心に一心不乱に動く筆の音に飲まれた。生徒は誰一人こちらを振りむかない。誰もがキャンパスの中の世界に没頭していた。
「どうしました?」
声を掛けてきてくれたのは高齢の男性だった。年季の入った前掛けは絵の具で汚れている。この教室の先生だと思った。
「あ、あの、俺」
何か言わなければ、と思ったが、不審すぎる自分の状況にふさわしい説明が出てこない。
「あれ、和也くん」
「え……」
「記憶喪失になったって聞いたけど、もうよくなったのかね?」
老人は低く、生徒たちの集中を乱さないように、小さな声で話した。
「あ……えっと、あの……」
老人は俺の戸惑い、驚いている顔を見ると、ふむ、と顎を一度掻いて、それから俺の背中を押した。
「おいで。君の特等席が空いているよ」
老人は俺を窓辺の席に座らせて、説明した。
「君はここの生徒だったんだよ。ずっとね。そしてここは君の特等席だ。……おかえり、和也くん」
「……」
その席は、驚くほど自分に馴染んだ。
「親は、ここには連れてきてくれませんでした」
俺が言うと、老人は笑った。
「はは、内緒で通っていたんだよ。高校一年生の時かな? 絵を描く暇があるなら勉強しろと言われて辞めたのさ。それでも納得できない君はこっそりバイトをして、それでこっそり通ってくれていた。私と、君と、諒くんだけの秘密さ」
「……俺、悪い奴だったんですね」
「芸術を愛する、素晴らしい青年だ。どうだ、描いてみるかね? 好きなものをモチーフにして」
「でも……」
「教室の中に、好きなものはないかな?」
言われて、思わず教室を見渡す。そして、俺ははたと気が付いた。白いカーテンと、茶色い壁、窓向こうの緑。
喉が渇く。目がぐるぐるして、汗が噴き出た。
「俺、この教室の風景を抽象画にしたことありますか……」
「ああ、何度もね」
俺は顔を覆った。
俺は記憶を失っているらしい。
たまに、そのことが無性に怖くなる。自分の根っこがちぎれてしまって、どこかに吹き飛ばされるんじゃあないかという恐怖だ。
俺は記憶を取り戻そうと、怪しげな民間療法を含めて必死にいろいろなことをしたが、どれも効果はなかった。記憶を失う前の俺が快活な性格で、美術が好きで、勉強はそこそこ、ということは友達や家族から聞いてわかったが、その情報が俺の記憶を呼び覚ますことはなかった。
ただ、ナポレオンの絵画のキーホルダーなど身の回りに美術に関連したものが多く残っていて、それらを見て絵の名前を言い当てることはできた。
部屋を整理していたら、昔俺が描いたのだという絵がいっぱい出てきた。スケッチブックだけで段ボールひと箱分もあるそれを、俺は一枚一枚ゆっくりと眺めた。
「あれ、これ」
途中、俺はあることに気が付いた。
「諒さん?」
昔の俺は特定の人物——諒さんばかり描いていた。
諒さんは病院に一度お見舞いに来てくれた人だ。中学、高校、大学と同じの同級生なのだと家族から聞いた。
高校生時代のアルバムをめくると、いつも彼が隣にいた。そうであるなら、俺が友達を描いていても不思議ではない。しかし。
「きれいだな」
友達に頼んでデッサンをしたというには、あまりにも、その絵は美しかった。諒さんを美しく描く、という強い意志を持って描いたように見えた。
まつ毛、首の角度、それから髪の毛。
他のデッサンにはない、匂い立つような、魅力のある絵だった。
俺はすとん、と理解した。
「ああ、俺、諒さんのこと好きだったのかも」
それなら、この絵も納得だ。俺は諒さんを描いたスケッチブックを段ボールから出して、毎晩眺めた。
彼への気持ちを思い出せたことがうれしかった。スケッチブックの裏には『竹中教室』と書かれていた。
諒さんはどんな人なんだろうか。
俺はスマホのデータを探した。諒さんの写真はたくさん保存されていた。一番古いものは中学生らしい制服を着た諒さんで、最新の写真は隠し撮りのような諒さんだ。しかし、2人のメッセージはなかった。母親に聞いてみると、毎日電話していたはずだと言われた。しかし、電話番号は登録されていない。
今度諒さんに聞いてみたいと思ったが、何を理由に訪ねていけばいいのかわからない。
母親は親友なんだから、理由なんていらないでしょ、と無責任なことを言うが、諒さんは病院で一度会っただけで、いまの俺からしたら知り合い以下といってもいいくらいだ。
悩む俺に、母親は少女趣味な紙袋にじゃがいもを詰めて、もっていけ、と命令した。
*
諒さんが電話をするためにリビングを出たあと、俺はぼんやりと諒さんの部屋を眺めた。生活感のない部屋で、さっき諒さんが脱ぎ捨てたコートとマフラー、それからダッシュボードの上に置かれた鍵だけが唯一人の住んでいる気配を感じさせた。
鍵にはナポレオン絵画を模したキーホルダーのようなものが付いている。廊下にも絵が飾られていた。諒さんが中学高校と俺と同じ美術部に入っていたというから、彼もやはり絵が好きなんだろうか。
そんなことも、俺は知らない。
母親が言うには、ここに俺は入り浸っていたそうだが、なにを見ても、記憶が戻ることはない。それに、諒さんの対応も不思議だ。
親友だった、とまわりの人間は言うが、諒さんの反応は「知り合い」といったところだろうか。
俺はまわりから聞く「諒さんと俺」と、俺が見た「諒さんと俺」のあまりの違いに戸惑う。
何か、何かあるのだろう。
記憶がなくなる前の俺と、諒さんには、ふたりにしかわからない何かがあったんだ。
そして、それを知るのが怖い。
「俺、諒さんのストーカーだったのかなぁ」
俺の気持ちが一方通行で、諒さんは迷惑に思っていたのかもしれない。
それを思い出してしまうのが怖い。
俺はぐっとコーヒーを飲みほした。苦いその飲み物のことは好きではない。しかし、諒さんが勧めてくるのだから、記憶を無くす前の俺は好きだったのかもしれない。
なにもかも憶測だ。俺は憶測でしか俺がわからない。
ゆっくりと立ち上がった。この部屋にもういてはいけないと思った。
「諒さん、ごめんなさい、帰ります。コーヒーごちそうさまでした」
リビングのドアをあけると、廊下で立ち尽くしている諒さんと目が合った。
「どうしました?」
諒さんはこちらを見て、それから廊下に飾ってある絵を一枚指さした。
「この絵、どう思う?」
「……」
それは、大胆な緑を配色した絵だった。緑と、茶色、あとは白。ガラスの額縁に入れられている。
「木の抽象画ですか?」
俺の答えに、諒さんは苦笑した。
「はずれ」
諒さんは僕の肩を叩いた。
「和也」
初めて名前を呼ばれて、俺はどきりとした。
「バイバイ。気を付けて帰るんだよ」
諒さんは、そう言ってなにか吹っ切れたような笑顔で僕を見送ってくれた。
*
何か、俺は大きな間違いをしたのかもしれない。俺は帰り道、諒さんのことばかり考えていた。
脳裏には諒さんの別れ際の笑顔がこびりついていた。たぶん、これはやはり推測なのだが、おそらく、諒さんはああいう風に笑う人ではないのだと思う。
スケッチブックの中の諒さんは、もっと憂いを帯びた、それでいて慈愛に満ちた笑みを浮かべている。
彼に何かあったのだろうが、それが何なのか、俺にはわからない。
わからないなら、もう諒さんの人生から、俺は退場した方がいいのかもしれない。
俺はふらふらと歩いた。この町の道はもうある程度覚えていた。通った小学校、中学校、高校。俺の記憶のピースが落ちているんではないかと、家族が俺を連れ歩いてくれたからだ。
俺は最初は家に戻るつもりだったのだが、なんとなく、そんな気になれなくて、頭の中の諒さんの笑顔を忘れるためにめちゃくちゃに歩いた。闇雲に、そのうち意識的に歩いて歩いて、俺は俺の面影を探した。
ねえ、本当の俺がここにいたとしたら、あんな笑顔を浮かべる諒さんになんて声をかけた?
もちろん、返答はない。
雪はどんどん大粒になっていく。
白く町が覆われて、まるで俺の頭の中みたいだと思った。何もない、真っ白な頭。
ふと、足が止まった。交差点の雑居ビルの2階の看板に目が留まる。『竹中教室』とあった。あのスケッチブックの裏に書いてあった四文字に、俺は吸い寄せられた。
時刻はすでに21時になろうとしている。それでも、その教室からは蛍光灯の光が漏れていた。2階へ続く階段は薄暗い。
ドアノブにゆっくりと手をかけて、ドアを開けると、そこにはモデルを中心にずらりと生徒が円形に並び、絵を描いていた。狭い教室に、イーゼルとキャンパスと彫刻と絵画と生徒が詰め込まれている。俺はその光景に圧倒されて、そして中心に一心不乱に動く筆の音に飲まれた。生徒は誰一人こちらを振りむかない。誰もがキャンパスの中の世界に没頭していた。
「どうしました?」
声を掛けてきてくれたのは高齢の男性だった。年季の入った前掛けは絵の具で汚れている。この教室の先生だと思った。
「あ、あの、俺」
何か言わなければ、と思ったが、不審すぎる自分の状況にふさわしい説明が出てこない。
「あれ、和也くん」
「え……」
「記憶喪失になったって聞いたけど、もうよくなったのかね?」
老人は低く、生徒たちの集中を乱さないように、小さな声で話した。
「あ……えっと、あの……」
老人は俺の戸惑い、驚いている顔を見ると、ふむ、と顎を一度掻いて、それから俺の背中を押した。
「おいで。君の特等席が空いているよ」
老人は俺を窓辺の席に座らせて、説明した。
「君はここの生徒だったんだよ。ずっとね。そしてここは君の特等席だ。……おかえり、和也くん」
「……」
その席は、驚くほど自分に馴染んだ。
「親は、ここには連れてきてくれませんでした」
俺が言うと、老人は笑った。
「はは、内緒で通っていたんだよ。高校一年生の時かな? 絵を描く暇があるなら勉強しろと言われて辞めたのさ。それでも納得できない君はこっそりバイトをして、それでこっそり通ってくれていた。私と、君と、諒くんだけの秘密さ」
「……俺、悪い奴だったんですね」
「芸術を愛する、素晴らしい青年だ。どうだ、描いてみるかね? 好きなものをモチーフにして」
「でも……」
「教室の中に、好きなものはないかな?」
言われて、思わず教室を見渡す。そして、俺ははたと気が付いた。白いカーテンと、茶色い壁、窓向こうの緑。
喉が渇く。目がぐるぐるして、汗が噴き出た。
「俺、この教室の風景を抽象画にしたことありますか……」
「ああ、何度もね」
俺は顔を覆った。
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