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第1章
第2話 一難去ってまた一難?
Q:赤ん坊の仕事ってな~んだ?
A:よく泣くこと。
ということで、泣こう。全力で。あのドラゴンもびっくりするくらいの音量で。
俺の計画は単純明快だ。
ドラゴンが潜んでいる崖の上を通過するときに大声で泣く――以上だ。
希望的観測を多分に含んでいるが ①俺が泣く ②ドラゴンが怒る ③ドラゴンを探しに来ているっぽい2人組が来る ④助けてもらう
この流れを希望したい。「風が吹けば桶屋が儲かる」なみの計画だが、こちとら生まれたてほやほやなのだ。やれることといえば泣くことくらいしかないのだ。やってみるだけやってみよう。
馬車はどんどん進み、その時はすぐにきた。
息を吸い込み、俺は全力で泣いた。
「あああああああああああああ!!!!!!」
ターボ全開だ! 恥も外聞もない! 俺は赤ちゃん! かわいい赤ちゃん!
そんなかわいい赤ん坊の大仕事を見ても、ひげ面の男はめんどくさそうに俺を一瞥しただけであやそうともしない。
なんて奴だ。許せん。ドラゴンさーん!! 児相さーん! おまわりさーん!! こいつです! 赤ん坊を攫ったあげくにあやそうともしない極悪人はこいつでーす!!!
「ああああああああああああ!!!!」
俺のデスボのボルテージはどんどんあがっていく。
とにかく早くドラゴン来てくれ! そしてドラゴンを探している旅人2人よ、早く俺を助けてくれ!!
俺の願いが通じたのだろうか、どしん、と地が揺れたと思ったら、馬車がとまった。
「なんだ!?」
ひげ面の男が言うと、御者の焦った声が返ってくる。
「まずいです、はぐれドラゴンです!」
「ああああああああああああああああ!!!」
「ドラゴンだとぉ!? こんな場所に!?」
「ああああああああああああああああああ!!!!」
「うるせぇな! この赤ん坊なんとかなんねぇのか!!」
「ああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
なんともならねぇのさ! 俺のオンステージは誰にも止められねぇ!!
そのとき、耳をつんざく聞いたこともないような雄たけびがあたりに響いた。
「ギャアアアアアッ!!!」
おん?
まさかとは思うが、いやむしろ待ち望んでいたものである。たぶんその通りだろう。
耳を劈く鳴き声。
ドラゴンが来たのだ。
「ガァアアッ!」
……おおん。
俺は瞬時に黙った。オンとオフが使い分けられるプロ赤さん、それが俺だ。
ひげ面の男が俺が入っているバスケットを抱えて馬車の外に転がり出る。
御者の男はもうとっくに逃げ出していて、はるか前方に豆粒のように見えた。
ひげ面の男の背後に迫るのは、鋭い爪と牙をもつドラゴンだ。
男は「ひ~」と悲鳴を上げて駆け出す。
俺はごっくんと唾を飲む。
ここだ。ここでやらなきゃいけない。腹を括れ。
またまた俺は息を吸い込んだ。
「あああああああああああああああああああああ!!!!」
「うるせぇ! 泣くな! 黙ってろ!」
「あああああああああああああああああああああああ!!!」
「ちっ!」
男はいかにも悪役といった様子で小さく舌打ちをすると、俺をその場に置いて逃げ出した。
――すっげぇ。俺の計画、意外とうまくいってね?
さあ、あとは③ドラゴンを探しに来ているっぽい2人組が来る ④助けてもらう でフィニッシュだ!!
と、そのまえに。
「フシーッ、フシー……!」
――鼻息だけで俺を吹き飛ばせそうな勢いで怒り狂っている目の前のドラゴンを、なんとかしなくてはいけないだろう。
俺はまたまたごっくんと唾を飲み込んだ。
ドラゴンは俺に照準を合わせると、目をぎょろつかせながら一歩、また一歩とこちらに近づいてくる。
3メートルくらいはありそうだ。
鏡のようだった鱗はいまはどす黒い色に変わり、口からは鋭い牙が覗いている。
ひ、ひぃ~~~。
人間、びびりすぎると声がでないらしい。かすかすの音だけが喉からもれる。
ドラゴンがこちらに首をもたげる。
鼻息が俺のおくるみの裾をはためかせる。
ぬらりと舌が伸びて、バスケットの上を通過していく。生暖かい吐息が肌にかかる。
……絶体絶命ってやつだな、これ。
なにか、なにかないのか。
なぁスキル【天眼】よぉ。なんかないか、この状況を打破できるもの。
そのとき、またぎゅんと視点が動く。
そして次に見えたのは、ドラゴンの顔のアップだった。
いや、この状況を打破できるものを見せてくれよ!
何度も念じるが【天眼】はドラゴンの顔を映し続ける。
もう無理ってことか!?
うう……! 最期にファンタジーなドラゴンが見れただけでも異世界転生した甲斐がある……なんて前向きに考えられるかぁっ!
いやでも確かにこのドラゴン、かっこいいな……。黒い鱗に、黄金の瞳。爬虫類特有のガラスのような目。恐竜がいたらこんな感じなんだろうか。
いや、現実逃避するな、ちゃんと考えて……って、ん? なんだあの鱗。
ドラゴンの顎の下、なんだか妙に飛び出している鱗が1枚。
……すっげぇ気になる。脱皮殻の残りか? いや、ドラゴンが脱皮するのか知らんが。いやいや、爬虫類なら脱皮してもおかしくないか。
こうみえて、俺も爬虫類飼育者のはしくれである。
脱皮の皮をムキムキしてあげるのは至上の喜びである。あれは下手なASMRよりやみつきになる。
……でも無理に剥くと負担だしなぁ。ほんとうはお湯でふやかしてから剥いた方がいいんだけどなぁ。
俺の理性は「やめとけ」と言い、俺の本能は「Yes, Let's ASMR」と言った。
――勝ったのは、本能だった。
俺はぷにっぷにの手を伸ばし、顎の下にあるその脱皮殻みたいなやつに触れた。
それは脱皮の殻かと思ったが、手を添えただけではらりと落ちた。
「……」
途端、ドラゴンはぐらりと姿をゆがめ、見上げるほどだった輪郭はどんどん小さくなり――最後に男の姿になった。
「だぁ(Wow、イッケメェ~ン)」
って、ちがうちがう! イケメンかどうかが問題ではなく!!
えええええ!?
ドラゴンさん、実は人間!?
それとも人間のふりしたドラゴン!?
でもなんでそんなにイケメン!? 黒い髪に、紫の目に、真っ白な肌って! ファンタジー的イケメンすぎて目がつぶれる!
大慌ての俺をよそに、現れたイケメンは再びドラゴンの姿に戻った。
あ、それってそう人間になったりドラゴンになったりできるものなんですね……なんて呑気に考えていた俺を――頭からぱくり。
た、食べられたぁぁぁああああ!?
「ああああああああああああああ!!」
俺はありったけの力で叫んだ。
ドラゴンはそのまま俺を口に含んだまま大空に飛び立った。
A:よく泣くこと。
ということで、泣こう。全力で。あのドラゴンもびっくりするくらいの音量で。
俺の計画は単純明快だ。
ドラゴンが潜んでいる崖の上を通過するときに大声で泣く――以上だ。
希望的観測を多分に含んでいるが ①俺が泣く ②ドラゴンが怒る ③ドラゴンを探しに来ているっぽい2人組が来る ④助けてもらう
この流れを希望したい。「風が吹けば桶屋が儲かる」なみの計画だが、こちとら生まれたてほやほやなのだ。やれることといえば泣くことくらいしかないのだ。やってみるだけやってみよう。
馬車はどんどん進み、その時はすぐにきた。
息を吸い込み、俺は全力で泣いた。
「あああああああああああああ!!!!!!」
ターボ全開だ! 恥も外聞もない! 俺は赤ちゃん! かわいい赤ちゃん!
そんなかわいい赤ん坊の大仕事を見ても、ひげ面の男はめんどくさそうに俺を一瞥しただけであやそうともしない。
なんて奴だ。許せん。ドラゴンさーん!! 児相さーん! おまわりさーん!! こいつです! 赤ん坊を攫ったあげくにあやそうともしない極悪人はこいつでーす!!!
「ああああああああああああ!!!!」
俺のデスボのボルテージはどんどんあがっていく。
とにかく早くドラゴン来てくれ! そしてドラゴンを探している旅人2人よ、早く俺を助けてくれ!!
俺の願いが通じたのだろうか、どしん、と地が揺れたと思ったら、馬車がとまった。
「なんだ!?」
ひげ面の男が言うと、御者の焦った声が返ってくる。
「まずいです、はぐれドラゴンです!」
「ああああああああああああああああ!!!」
「ドラゴンだとぉ!? こんな場所に!?」
「ああああああああああああああああああ!!!!」
「うるせぇな! この赤ん坊なんとかなんねぇのか!!」
「ああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
なんともならねぇのさ! 俺のオンステージは誰にも止められねぇ!!
そのとき、耳をつんざく聞いたこともないような雄たけびがあたりに響いた。
「ギャアアアアアッ!!!」
おん?
まさかとは思うが、いやむしろ待ち望んでいたものである。たぶんその通りだろう。
耳を劈く鳴き声。
ドラゴンが来たのだ。
「ガァアアッ!」
……おおん。
俺は瞬時に黙った。オンとオフが使い分けられるプロ赤さん、それが俺だ。
ひげ面の男が俺が入っているバスケットを抱えて馬車の外に転がり出る。
御者の男はもうとっくに逃げ出していて、はるか前方に豆粒のように見えた。
ひげ面の男の背後に迫るのは、鋭い爪と牙をもつドラゴンだ。
男は「ひ~」と悲鳴を上げて駆け出す。
俺はごっくんと唾を飲む。
ここだ。ここでやらなきゃいけない。腹を括れ。
またまた俺は息を吸い込んだ。
「あああああああああああああああああああああ!!!!」
「うるせぇ! 泣くな! 黙ってろ!」
「あああああああああああああああああああああああ!!!」
「ちっ!」
男はいかにも悪役といった様子で小さく舌打ちをすると、俺をその場に置いて逃げ出した。
――すっげぇ。俺の計画、意外とうまくいってね?
さあ、あとは③ドラゴンを探しに来ているっぽい2人組が来る ④助けてもらう でフィニッシュだ!!
と、そのまえに。
「フシーッ、フシー……!」
――鼻息だけで俺を吹き飛ばせそうな勢いで怒り狂っている目の前のドラゴンを、なんとかしなくてはいけないだろう。
俺はまたまたごっくんと唾を飲み込んだ。
ドラゴンは俺に照準を合わせると、目をぎょろつかせながら一歩、また一歩とこちらに近づいてくる。
3メートルくらいはありそうだ。
鏡のようだった鱗はいまはどす黒い色に変わり、口からは鋭い牙が覗いている。
ひ、ひぃ~~~。
人間、びびりすぎると声がでないらしい。かすかすの音だけが喉からもれる。
ドラゴンがこちらに首をもたげる。
鼻息が俺のおくるみの裾をはためかせる。
ぬらりと舌が伸びて、バスケットの上を通過していく。生暖かい吐息が肌にかかる。
……絶体絶命ってやつだな、これ。
なにか、なにかないのか。
なぁスキル【天眼】よぉ。なんかないか、この状況を打破できるもの。
そのとき、またぎゅんと視点が動く。
そして次に見えたのは、ドラゴンの顔のアップだった。
いや、この状況を打破できるものを見せてくれよ!
何度も念じるが【天眼】はドラゴンの顔を映し続ける。
もう無理ってことか!?
うう……! 最期にファンタジーなドラゴンが見れただけでも異世界転生した甲斐がある……なんて前向きに考えられるかぁっ!
いやでも確かにこのドラゴン、かっこいいな……。黒い鱗に、黄金の瞳。爬虫類特有のガラスのような目。恐竜がいたらこんな感じなんだろうか。
いや、現実逃避するな、ちゃんと考えて……って、ん? なんだあの鱗。
ドラゴンの顎の下、なんだか妙に飛び出している鱗が1枚。
……すっげぇ気になる。脱皮殻の残りか? いや、ドラゴンが脱皮するのか知らんが。いやいや、爬虫類なら脱皮してもおかしくないか。
こうみえて、俺も爬虫類飼育者のはしくれである。
脱皮の皮をムキムキしてあげるのは至上の喜びである。あれは下手なASMRよりやみつきになる。
……でも無理に剥くと負担だしなぁ。ほんとうはお湯でふやかしてから剥いた方がいいんだけどなぁ。
俺の理性は「やめとけ」と言い、俺の本能は「Yes, Let's ASMR」と言った。
――勝ったのは、本能だった。
俺はぷにっぷにの手を伸ばし、顎の下にあるその脱皮殻みたいなやつに触れた。
それは脱皮の殻かと思ったが、手を添えただけではらりと落ちた。
「……」
途端、ドラゴンはぐらりと姿をゆがめ、見上げるほどだった輪郭はどんどん小さくなり――最後に男の姿になった。
「だぁ(Wow、イッケメェ~ン)」
って、ちがうちがう! イケメンかどうかが問題ではなく!!
えええええ!?
ドラゴンさん、実は人間!?
それとも人間のふりしたドラゴン!?
でもなんでそんなにイケメン!? 黒い髪に、紫の目に、真っ白な肌って! ファンタジー的イケメンすぎて目がつぶれる!
大慌ての俺をよそに、現れたイケメンは再びドラゴンの姿に戻った。
あ、それってそう人間になったりドラゴンになったりできるものなんですね……なんて呑気に考えていた俺を――頭からぱくり。
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