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四章『トマト編』
第484話 最後の修行24
しおりを挟むく、逃がしてはくれないか。
しかし戦おうにも魂(マテリア)の実体化(ライズソウル)は使ってしまった。今の具材は薬草とMソードのみだ。
俺は隅っこでうずくまっているスーに視線を向ける。
いい感じに茂みに隠れているからいままで見つかっていなかったが、今はスーの前髪が必要だ。
「どうしたネ? やらないアルカ?」
沈黙が続けばこの人たちが何をするか分かったものじゃない。俺が決意を固めて咥えているMソードに力を込めると、
「貴様らッ!! 何をしているッ!!」
雷のような怒号と共に、空からグレイブが現れた。
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