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四章『トマト編』

第551話 礼儀杯14

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 クロスケ様が構えると黄金大剣が光り輝きます。

「行くぜ。黄金(ゴールデン)の煌(フラッシュ)めき!」

 光が私を包みます。凄まじい衝撃です。

『マスター。一歩モ引クコトハアリマセン。私ヲシッカリト握ッテ前ヲ見テクダサイ』
「はい!」

 マナーの盾が光を割ってくれています。でも光がどんどん強くなっていきます。

「まだだ! もっと輝きやがれええええ!!」

 光が反射して増大します。これはーー
 光の柱。




「カカカ。こんなもんか、どうだ生きてるか?」

 静寂を切り裂いてクロスケ様が笑います。

「生きてます」
「そうかい。やったじゃねぇか」

 クロスケ様は振り返って試合場から離れます。

「続きは?」
「あん? 最後っつったろ? あれを防がれたら俺の負けって事だ」
「それじゃあ」
「ああ。ヒマリの勝ちだ。勝ち誇りやがれ」

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