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四章『トマト編』
第587話 タイマン7
しおりを挟むジゼルが追撃の拳を振りかぶる。
その時ワッパーが仰け反っていた上体を起こす。まさか今のも演技だったのか!?
ジゼルの肩に鋭く噛み付いた。
「バババババババババ!!」
深くくい込んだ傷口から血が吹き出す。ワッパーは痺れながらも口角を歪ませる。しかし、
「グェッ!!」
ジゼルは片手でワッパーの首を掴み。さらに拳を引き絞っていく。
「言いだいごどばぞれだげが?」
鬼気迫るジゼルの表情にワッパーの顔が遂に恐怖を帯びる。抵抗しようにも電撃の強さが目に見えて上がっているため震えることしか出来ない。
「雷(サンダー)の拳(フィスト)」
ジゼルの放った拳は雷のような音と威力を持ってワッパーの顔面を粉砕した。
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