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五章『チーズ編』
第640話 大戦争15
しおりを挟む「唸れカマさん!」
聖鎌がケタケタと笑うように震える。
魔獣チワワの周囲に竜巻が発生する。
「高速飛行(フライハイ)が掛かっているものは飛んで魔獣チワワを囲め! 絶対に王都に入れるな!」
「おお!!」
魔獣チワワはまだ余力を残していそうだが、今はなんとか抑えているようだ。
クレアが視線を移す。
「王さま、魔王城の方でも動きが」
「むぅ、忙しいでーす」
「精鋭狂戦士(エリートバーサーカー)部隊が魔王城に侵入成功いたしました。侵攻開始。相手は」
「相手は誰でーす」
「ミッミッミッミッ」
あの鳴き声は、
「勇者様から報告にあった九大天王かと」
「『魔夏』のセミリオンでーすか、しかし報告にあるとおりならば精鋭狂戦士(エリートバーサーカー)部隊でも勝機はありまーすね。次の兵士たちをどんどん投入しなさーい」
「かしこまりました」
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