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五章『チーズ編』
第759話 大戦争122
しおりを挟むMソードと適当に取った剣で二刀流の形となる。
「二刀流か。来るがいい」
「おお!!」
グレートソードに乗って、それをサーフボードのようにして空中を移動する。
周囲の剣たちも俺に追従する。
魚群のように一つの生物のように魔王を飲み込もうとする。
魔王は剣を腰に据えて切っ先をこちらに向けた。
「龍流、奥義。剣吐息(ブレイドブレス)!」
突き出された剣から魔力が放出される。レーザー光線よりも速い。かわせない。
「く!」
『大丈夫なの!』
筋肉の精霊が両手に持った剣で剣吐息(ブレイドブレス)を凌ぐ。引っ掻くような悲鳴に似た音が響き渡る。
受け流しているのか!?
「一本ではダメか。ならば挟まれたらどうする? 龍流、奥義ーー」
「こっちも攻めるぞ! 猛火流! 火炎斬り!」
「剣翼(ブレイドウィング)」
魔王は一振で両サイドから斬撃を飛ばしてきた。それは龍の翼のはためきのようだ。これに包まれれば消し飛ばされてしまう。しかしこっちは火炎斬りだ。猛火流が最初に習い最後に使うとされる。ポピュラーでいて味わい深い技だ!
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