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五章『チーズ編』
第780話 大戦争143
しおりを挟むアイナはもう足元に魔力を固めて空を走るのに適応している。カッカッカッと空をかけ昇る。
俺も走る。魔王相手に遠距離はダメだ。時間を与えることになる。
アイナが走りつつも矢を射る。
牽制だ、魔王の体はMソードでも断てない。魔王は掌でそれを受け、て……え、
「む?」
な、
『まさかなの!』
「我の肉体を貫くか」
魔王の掌にアイナの放った矢が突き刺さっている!?
魔王は矢を引き抜き傾けたりしてまじまじと観察する。
「それほどの魔力密度でもない。特異体質でもない。これは、まさか」
「バーガー様。隠してたことがあります」
アイナは困り顔で言った。
「私も勇者なんです」
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