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五章『チーズ編』
第809話 絶者ギア4
しおりを挟む俺はぶっ飛び魔王の城に戻る。
「チィ」
いなくなっていた。
王国軍の連中は相変わらず途方に暮れている。
俺はクゥの胸ぐらを掴んだ。
「おい、パロムどもはどこに行った?」
「逃げたよ」
「クソが」
「その様子を見るに何かされたな」
「あの野郎」
どこに行きやがった。
俺はゴッドキラーのセンサーを全開にする。
王国にはいねぇ。ものの数分でどこに行きやがった。
近くに魔力痕。このパターン転移魔法の残滓か。
俺は様々な魔法痕跡のパターン、追跡方法を学んだ。これも勇者が逃げた場合に備えての知識だったがこんな所で役立つとはな。
転移なら説明がつく。遠くに逃げられたか。
勇者を殺すために作った副産物で神殺しを取得したこのボディから逃げられると思うなよ。
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