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五章『チーズ編』
第823話 童話の勇者4
しおりを挟むキラーキラーマークII?
「そうだ! 見ていろ! 全砲門解放!」
キラーキラーマークIIの体の至る所から砲門が開く。
「全方向レーザー光線照射!」
放たれた赤いレーザー光線が分裂した魔獣チワワどもにのみ命中する。その狙いは正確で速い、威力も凄まじい。
さすがおにぃちゃん!!
「きゃああああああ!!!!」
魔獣チワワの断末魔だ。でも油断しちゃいけない。
「おにぃちゃん! こいつすぐに変身して適応してくるよ!」
「おう!」
おにぃちゃんが構える。4本の腕に大剣となったサンザフラ、長槍、大槌、戦斧を持っている。洗礼された無駄のないかっこいい構えだ!
「魔獣チワワよ、なんだってその適応能力がお前だけのものってわけじゃないんだぜ。キラーキラーマークIIは……俺はこんなものじゃないのだ!」
ちぎれた魔獣チワワの肉片が意思を持ったように蠢き一つき集まる。ものの数秒でおにぃちゃんと同等のサイズになる。おにぃちゃんの4本腕に対抗してか8本のうでを生やしている。
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