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五章『チーズ編』
第825話 童話の勇者6
しおりを挟む「おおおお!!」
魔獣チワワが潰れていく。浮き出た血管が破裂して泥のような体液が漏れる。肉が裂ける。ボキボキと折れた骨が皮膚を破り突出する。
おにぃちゃんの破壊も凄まじいけど、魔獣チワワの再生能力も化け物だ。折れた骨の間が生えてきた骨でさらに頑丈に再構築されていく。筋肉だって膨れていっている。
この圧迫に対応できるまで進化するつもりだ。
「おにぃちゃん!!」
「おう!! キラーキラーマークII! 主砲用意!」
おにぃちゃんの一つ目が伸びる。魔獣チワワの顔面に頭突きを食らわせる形になる。
互いに睨み合っている。
「大! レーザービーム!」
閃光が魔獣チワワを蒸発させる。レーザーは地面を舐めるように抉る。なんて太い光。
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