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二章『パテ編』
第51話 神龍4兄弟
「ジゼル、詳しく聞かせてくれ」
「オーケー。まず、神龍っていうのは、龍族の中でも最強の力を持っているものたちで、確認されているのは世界に4頭しかいない。それも全員兄弟。ここまではいい?」
「ああ、ヤバい兄弟なんだな。続けてくれ」
「4兄弟の名前はそれぞれ、
長男が、聖域龍、セックスレスドラゴン。
次男が、転移龍、ドラゴンカーセックス。
三男が、魔王龍、ダークネスドラゴン。
四男が、不滅龍、スーサイドドラゴン。」
その名前だけでとんでもねぇ奴らだってことはわかる、特に上の兄貴たち。
「その中で、神と呼ばれる存在なのにも関わらず、魔物たちに肩入れをしたことから、ダークネスドラゴンは神ながらに王の二つ名を得たといわれている」
「つまり、基本的にはその魔王龍を除いた神龍ってのは人にも魔物にも無干渉ってことでいいのか?」
「言いきれない。だけど、魔王龍以外の神龍は人里に滅多に現れることはない。大昔に人間と戦争したとか文献で読んだことはあるけど、古すぎて曖昧なことしか分からない」
「その滅多に現れない神龍とやらが、ここに1頭いるわけだが??????」
「なに? ぼくのはなし?」
不滅龍はアイナが退治した寄生虫型の魔物を食べている。よく食えるなそんなもの。
「羊羹、いや、スーサイドドラゴン」
「スーでいいよ、ハンバーガー」
「俺のことはバーガーと呼んでくれ、スーはどうして王国領土内にいるんだ?」
「えー、どうしてだっけ? うーんとね。あ、そうだ、カーに転移させられたんだ!」
「カーって誰だ?」
「ぼくのお兄ちゃん、ドラゴンカーセックスのことだよ」
「兄貴に転移させられたのか、どうしてだ?」
「わかんない、カーはイタズラが好きだから、たぶん深い意味はないとおもうの」
イタズラで転移させてくるのかよ!
「なんだよ、その兄貴、やべーやつだな」
「でも、普段はやさしくて、頭をなでてくれるの」
「そ、そうか」
それにしても魔王か、俺は勇者だからいずれ会う事にはなるとは思っているが、こんな感じの龍ってことか? こんなデカいのを相手にどう戦えばいいんだ??????。
「バー」
「ガーまで言ってね」
「バーガー、ぼくおうちに帰りたいの」
「バーガー様、ここに放っておいたら、この子はまた虫に巣食われてしまいます」
「そうだな、連れていこう??????って、無理だろ。デカすぎるし、こんな見た目じゃ、俺たちがよくても他の人間は怖がるぞ」
「すがたを変えればいいの?」
「柔らかいからって形を少し変えた程度じゃ無理だぞ」
「ううん。ぼくは魔力そのもの、かたちは変幻自在なの」
不滅龍は体を蠢かせると、どんどん小さくなっていく。どこに質量を収めているのか、最後は人間の子供くらいの大きさになる。さらに容姿も人のそれに近づいていく。
「これでいいの?」
「どう見ても人ですね!」
「そ、そうだな」
「いや、どー見ても人の形をしたにゃにかだにゃ」
「興味深いぜ」
神龍の子守りが始まった。
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