現代最強は楽しいハンバーガーに転生しました

黒木シロウ

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三章『ギア編』

第269話 スターライト24

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「あの星が私の両親?」

 『そうだYO、ジゼルの両親は特異体質なんだYO』

「特異体質。特殊な能力を持って生まれた生き物のことを言うって本に書いてあった」

 『その本書いた俺なんだぜ、いぇあー!』

「え、そうなの!?」

 『リアクションは全てが終わってからにしなー』

 『ジゼルの両親は死ぬ直前に、最後の力を使ったんだYO』

「その力って?」

 『命を魔力に変える力だYO。それを使って2人は魔力の塊、あの一番星となり、ジゼルを照らし続けたんだYO』

 『あの星が無ければ魔力切れで野垂れ死にしていたんだYO、多少の無理をしても進み続けることができたんだYO』

 『そして今、この場から助かる唯一の方法があの一番星なんだYO』

「何をする気?」

 『するのはジゼルだYO。呪文を唱えな、いつもみたいに、それを言えば後は勝手に終わるんだZE』

「なんて言えばいいの?」


 『スターライト』


「それは私のいたグループの名前」

 『この魔法が先だYO、スターライトのメンバーに教えたらYO、グループ名にしたんだZE』

 『さ、いっちまいなー、ジゼルこそが、その名を言うのにもっとも相応しいYO』



「スターライト」



 私の言葉がきっかけとなり、大気が振動する。空気中の魔力が共鳴して伝播していく。そして、

「な、なんじゃあ!」

 私たちは空を見る。




 ああ、一番星が落ちてくる。




 それを見たブラギリオンがいち早く行動を開始した。

「マズいでござる!」
「キャッ」

 ブラギリオンはアリスを抱えて南瓜の馬車に乗り込む。
 南瓜の馬車は猛スピードで走り去っていく。

 ディザスターはそのままでいる。

「ふむ、隕石の次は、星落としか、だが私には効かないよ」
「あれは星だけど星じゃない」
「どういうことだ?」
「あれは私のお父さんとお母さん」

 一番星は真っ逆さまに落ちてくる。そしてその先には、

「む、星がビルディー様に当たるぞ」

 直撃。魔力の塊を当てられて、ビルディーの放つ光がより一層強力なものとなる。

「魔力を吸っているのか!?」

 光はどんどん強くなる。眩しくて目を開けていられない。

 パキッという何かが割れる音がする。

「光の玉が割れている」

 この光量の中でも見えてのだろうディザスターの声が聞こえる。

 どうやら光の玉が割れていっているらしい。この間にもひび割れる音(卵が割れる様な)は続いている。

 光が収まる、私たちは空を見る。


「ビルディー様が覚醒なされた」


 殻を破り現れたのは象のような姿をした神。
 創造神ビルディーだ。

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