現代最強は楽しいハンバーガーに転生しました

黒木シロウ

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三章『ギア編』

第304話 サンライト25

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 任務開始から3年が経過した。
 俺はスパイ活動も程々に、キラーキラーの完全な破壊を目論んでいた。

 1号機だけを破壊したところで設計図や、製作者が残っていてはまた作られてしまう。

 完全破壊には機体、製作者、設計図、この3つを破壊、抹殺しなければならない。

 それもほぼ同時にだ。ここは敵地、順番に破壊していけばどれかが残ってしまう。それでは惨劇を遅らせることしかできない。

 この2年でこの広い魔王城内の構造は全て覚えた。それに加え兵の配置、九大天王たちの大まかな動き、そして破壊対象の位置までも把握した。

 キラーキラー軍団完成まであと僅かとなっている。完成してしまえば退魔合金で守られた核(コア)を破壊することは難しくなる。

 幸い、全てのキラーキラーが絶望工場の同じ格納庫に収納されている。そして最終工程は核(コア)の調整となっている、つまり完成するその瞬間まで核(コア)は剥き出しのままなのだ。

 核(コア)の破壊には爆薬を使うことにした。

 爆薬とダリアの血液魔法(ブラッドマジック)を合わせた強力な遠隔起動爆弾だ。

 小石程度の量でも核(コア)を破壊するには十分な威力を得られる。現在のキラーキラーの数は機密中の機密なので把握していないが、これだけあれば足りるはずだ。

 最初にそこを確認するので足りなければ日時をずらしてもいい。格納庫に侵入するのはリスクが大きく。最低限の回数にした方がいい。

 そして製作者だが絶望工場内の研究所にいる。名をポラニア、絶者候補の1人だ。設計図もそこにある。


 決行は今夜。

「ダリア」
「ハイ」

 コスモにバレないようにダリアを呼び寄せる。

「打ち合わせ通り俺の合図があったら爆弾を遠隔起爆させろ」
「承知シタ」
「それと起爆は魔王城の外からでも可能か?」
「問題ナイ」
「そうか、なら俺が作戦に行ったと同時にコスモを連れて城から脱出しろ」
「その後ハ?」
「お前たちもお尋ね者になるだろう。この魔界でコスモを守ってやってくれ」
「・・・・・・主人ハ、死ヌつもりカ?」
「死ぬつもりはないが、俺の特異体質がそう告げている」

 俺の特異体質。それは『超直感』。簡単に言えば何かに気づける能力だ。

 作戦を決行しようと念じるだけで俺の周りが死の気配で充満するのだ。

「俺モ及バズながら、お供ヲ」
「ならない。コスモを守るのがダリア。お前の使命だ」
「デスが・・・・・・承知、シタ」

 反論しようとしたのだろうがダリアはそれを飲み込んでくれた。

「感謝する友よ」

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