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一章「四宝組編」
第十三話 刹那の休息
しおりを挟む翌朝。
ダイニングキッチンでは、大きなテーブルを五人の人物が囲んでいた。心紅、真冬、クロジカ、ロア、ナナである。鎖蜘蛛の姿はない。
「皆集まったわね。昨日はゴタゴタしてて話す余裕がなかったから、この場を使って済ませてしまいましょう」
心紅は中央の椅子に座っている。まるで議長だ。
「心紅殿!」
「なによ」
「ロアにぃの腕を治してくれてありがとう!」
深々とナナはお辞儀した。席についていたので、おデコをテーブルにぶつけた。
「俺からも礼を言う」
ロアも頭を下げた。右腕は元通りに治っている。
「そう、よかったわね」
心紅は心底興味無さそうに言った。元々感情を表に出すタイプではないから通常運転だ。
「それで、昨日、真冬から話は聞いたけど、二人はこらからどうするの?」
「うーん」
ナナは目をぎゅと閉じ腕組みして頭をかしげる。
「どうなったとしても、俺は長くはいられない」
「ロアにぃ?」
「『雨乞いの呪い』だったかしら? 洪水は困るわ。この家の結界に、物理的な防御力はないのだから」
「そんな言い方ないだろう」
「あら、真冬は二人のことが大好きなのね」
「そういうことじゃないだろう」
「どうだか」
心紅は、ぷいっとそっぽを向いてしまった。なんだか機嫌が悪い。
「まあまあ、ご主人様。少しは友好的にしたらどうだ? 坊主も困ってるぜ」
クロジカが割って入る。
「わかってるわよ。今日は機嫌が悪い日なのよ」
「魔女の気まぐれか?」
「そうよ。それでロアといったわね。ロアは出ていくのね」
「ああ、ただ雨の影響の出ない一番近い場所にいるつもりだ。有事の際はこちらから駆けつける。家族から妹のことを任されている」
「ふぅん、ならナナって子も連れていけばいいじゃない」
なぜか四宝組はナナに執着している。現時点で安全な場所はここしかないのだ。
「本気で言っているのか」
「······冗談よ、怒らないでよ」
心紅は真冬のほうを見て、バツが悪そうにしている。
「怒ってないよ」
そのときは俺も出て、奴らが諦めるまで守り抜くだけだからな。
「わかったわ。ナナは家で預かるから、ロア、貴方の連絡先を教えて、何かあったら連絡するわ」
「助かる」
ロアと連絡先を交換し終えると、心紅はこほんと咳払いを一つして真冬を見た。
「あー、真冬とも連絡先を交換しておかないといけないわねー、仕方ないわねー」
「ごめん、携帯壊しちゃった」
「······なにしてるのよ」
「グゲゲ」
「なにを笑っているのかしら、クロジカ?」
「失礼、ご主人様」
「もう、しょうがないわね。私のツテで丈夫な物を用意するから少し待ちなさい」
「ありがとう。ナナにも用意してやってくれないか?」
ナナは大きな目をキラキラさせながら心紅を見ている。
「ダメよ」
心紅の言葉に、ナナはあからさまにショックを受けた顔をしている。
「なぁ心紅、俺にだけ甘くないか?」
「当たり前よ、好きなんだから、貴方の言うことならなんでも聞くわ。真冬が死ねと言えば死ぬし、殺せと言えば誰でも殺すわ」
まったく、出会った当初よりは本心がわかっていいんだけどさ。好きなんて言われたのも生まれて初めてだしな。
きっといい嫁さんになるんだろうな。でも、嬉しいけど、俺のこの手じゃな、俺の手は汚れすぎている。
殴って壊すことしかしてこなかった俺の手には、文字通り手に余る。俺の手じゃ心紅を幸せにしてやれない。
いずれ言わなきゃいけないんだろうけどさ、今はナナたちのことを考えるべきだろう。
押し黙った真冬を見かねてか、クロジカが口を挟む。
「まぁ、無茶なことをいったら、俺がその首を刎ねてやるがな、グゲゲ」
「クロジカは黙ってなさい」
「へーい」
真冬は席を立ち、心紅の耳元に顔を寄せた。そして二人にしか聞こえない声で言う。
「ナナは先日、初めて人を殺めてショックを受けている。もう少し優しくしてやってくれないか?」
「私も人を殺しているわ、それも惨たらしく」
「······そうだったな。心紅もショック受けてるよな。ごめん」
「いいのよ、私が半ば発狂してやったことだから。それに奴らは真冬の敵だから後悔もしてないわ。精神耐性でショックも緩和されているし。わかったわ、二台用意する。それでいいかしら?」
「ああ、ありがとう。借りは必ず返す」
「楽しみにしているわ」
ナナはその様子を心配そうな表情で見ていた。小声で話す真冬たちを見て不安を煽られたようだ。
「ナナ、大丈夫だ。用意してくれるってさ」
「やった! ありがとう!」
ナナの表情が一気に明るいものとなった。
朝食を摂った後、ロアは街の中へと消えていった。
すると強かった雨が嘘のように晴れ渡り、太陽が顔を出した。
「ナナ、ちょっといいかしら」
「心紅殿?」
リビングでくつろいでいたナナを、心紅は呼び出した。
ナナは不安そうに真冬を見ている。
あの目は助けを求めている目だ。朝のことで苦手意識がつきつつあるな、フォローしよう。
「心紅、ナナをどこに連れていくんだ?」
「ずっとリビングじゃ可愛そうだから、私の部屋に案内するのよ。優しくするって約束したから、早速行動に移すことにしたわ」
「そうか、それなら俺も行こう」
「はぁ、過保護なんだから。友達になるくらい一人でもできるわよ」
二人は心紅に連れられ、階段を上がる。
「ソファーで寝ても疲れが取れないでしょう?」
「そう言われると、そんな気がしてきた!」
ナナはそう言って肩を回す。しなやかに回っているように見える、ナナは催眠術にも簡単にかかりそうだ。
実際、昨晩は、兄妹揃ってソファーで寝てたもんな。
下敷きになったロアが寝苦しそうにしていたな。
「今日からは私のベッドを使うといいわ。大きいから二人で使いましょう」
「やった! ありがとう!」
ナナの表情が一気に明るくなる。
騙されやすいということは素直だということだ。ちょっとした言葉で傷つき、ちょっとしたきっかけで仲良くなれる。
ナナは俺なんかよりもずっと人に好かれる才能がある。
心紅の部屋に着き、扉を開き中に入る。と、同時に、ナナが悲鳴を上げる。
「んん〜!」
昨晩の状態のまま拘束された女マスターが猿轡ごしに唸っていた。一応、服を着せたが異様な光景に変わりはない。
目隠しをされているが、扉を開く音で来たのがわかったのだろう。怯えるように震えている。
「先にしまっておけばよかったわね」
「物じゃないんだから」
真冬がたしなめる。
「あ、あの人は、な、なにをしているんだ?」
真冬の後ろに隠れたナナは恐る恐る女マスターを指さした。
「拷問していたわ」
「ひぃっ!」
ナナの顔が恐怖で凍りついた。信じられないといった顔をしている。
心紅は言葉が足りない、これでは説明不足だ。
「あのな、あれは心紅が俺のためにやったことなんだ」
「うぅ、だとしても、か、かわいそうだよ!」
「もう真冬も帰ってきたし、殺したりはしないわ。返すわけにもいかないから監禁しているのよ」
「んんっ!」
女マスクーは真冬の声を聞きつけたのか、真冬のことを呼んでいるような感じがする。
助けて欲しいのだろうが、あのとき生かしたのは俺自身のためだ、なのでもう少しここにいてもらう。
「ナナの問題が解決したら返してやるさ」
「そ、それならよかった!」
「三階に運んでおくわ、クロジカ」
「へいへい」
いつの間にいたのか、入口付近の壁に寄りかかっていたクロジカが椅子ごと女マスクーを軽々と持ち上げて三階へ運んでいった。
心紅の部屋、昨日は違うところに目がいっていたから気がつかなかったが、広い部屋だ。
ベッドは大きい、クイーンサイズだ。
大釜があったり、本棚には難しい本がいくつも並んでいたりと、魔女らしい物も数多く見受けられる。
「さぁ、座りなさい。特別に座らせてあげるわ」
「は、え、これ······さっきの」
心紅がナナに勧めた椅子は、女マスクーの座っていた物と同じデザインだ。
ナナはたじろいで一歩下がった。
「別の椅子はないのか?」
「ないわ、ならベッドに腰掛けなさい」
「は、はい」
ナナは心紅に手を取られ、エスコートされた。
「なにか飲むかしら?」
「あ、お願いします······」
心紅は大釜から紫色の液体をすくいコップに注いだ。
「心紅、それはなんだ?」
「新しい薬よ」
「ジュースにしてやれ」
「滋養強壮の効果があるのに。わかったわ」
今のナナは朝飯もしっかり摂ったから栄養を求めてはいない。どちらかといえばリラックスできるものにしてほしい。
心紅は部屋にある小型の冷蔵庫からオレンジジュースを取り出し、コップに注いだ。
「ありがとう!」
手渡されたジュースをナナは何の疑いもなく、くぴくぴと飲み干す。よほど喉が乾いていたのだろう、緊張で。
「真冬はこれよ」
真冬には紫色の飲み物が渡された。先ほどの薬だ。
「俺もジュースがいい」
「ダメよ、全身傷だらけだったじゃない。傷は昨日治したけど、失った体力は取り戻せていないんだから」
「俺はそんなに弱くないよ」
『崩壊耐性』持ちである真冬は確かに打たれ強い。だが、限度がある。
「弱いわ、私が助けてなかったら、何度死んでいたと思っているのかしら?」
「飲むッス」
真冬は紫色の薬を飲み干した。
「にげぇ」
「そう、次は味付けも変えてみるわ。紫色だから炭酸を入れてぶどう味にしてみるわ」
「やめてくれ」
「ふふ」
そのやり取りを見て、ナナが笑っていた。よかった、これなら馴染めそうだ。
そう真冬が思ったとき、ぽふっとナナの頭に何かが落ちた。
「ふふ、はは、え?」
ナナは頭についたそれを掴み取った。
鎖蜘蛛だった。
一瞬の間のあとに、家中にナナの絶叫が響いた。
「ナナ! 落ち着け!」
「だって! 蜘蛛だよ! あんな大きな! わっ!」
混乱するナナを心紅が抱きしめた。
「大丈夫。あれは味方だから」
「う、うん······そうなんだ」
ナナのほうが背が低いので、心紅の腕にすっぽりと収まった。
「温かい······心紅殿にも血が通っているのだな!」
「にもってなによ、当たり前じゃない、人を冷徹人間みたいにいわないでほしいわ、私にも妹がいたんだから」
そっか、いたんだよな。心紅にも妹が、家族が。
「ご、ごめんなさい」
「嘘よ、そんなに怒ってないわ。『精神耐性』持ちなのよ、どんなことでも耐えられるわ」
「だからって、嫌なものは嫌だよね?」
「まぁね」
「じゃあ、ごめんなさい」
「許すわ」
うん、二人なら大丈夫そうだな。真冬はそう確信した。
______
数日が経過した。
心紅の家にかけられた結界『認識ずらし』は効果絶大だ。
刺客は現れないし、魔物の心配もいらない。しばらくぶりの平穏な日々だ。
「真冬殿、お願いがあるんだ」
ダイニングキッチンで昼飯を済ませたあと、ナナがもじもじと身をよじらせて言った。
「なんだ?」
「クロジカ殿に稽古をつけてもらいたいんだ」
「稽古?」
「うん、クロジカ殿は片手でロアにぃの剣を捌いたんだ、あのときはロアにぃも片手だったけど、私も腕までなら鋼鉄にできるから、それで似たような戦法ができるかなって思って」
ナナ自身を強くして自衛できるようにすれば、攫われる可能性も減るか。
「なるほどな、頼んでみるか。というか、自分で頼めばいいんじゃないか?」
「それが頼んでみたんだけど断られちゃった」
心紅から頼んでもらおうか。
いや、心紅は学校に行ったんだった。
心紅は昨日まで、また学校を休んでいた。休むつもりはなかったんだろうが、俺がいなくなって学校どころではなかったらしい。
「よし、俺からもクロジカに頼んでみよう」
「やった! 真冬殿ありがとう!」
今頃、クロジカは三階にいる女マスターの世話をしているはずだ。三階に続く階段を上りドアを叩いた。階段をのぼってすぐにドアがあるのだ。
クロジカがドアを少し開いて首だけ出した。
「なんだ坊主? いま人間の世話をしているんだが?」
「ナナに稽古をつけてほしい」
「やなこった」
「なんでだ?」
「めんどくせぇし、勝手なことしたらまた、ご主人様に怒られちまう」
やっぱり俺が出かけるのを止めなかったから怒られたのか。
「心紅には俺から説明するからさ」
「帰ってきてからでいいだろう。あいつ怒ると怖いんだぜ? 知ってるか?」
「ああ······」
俺を探すために、したくもない拷問をしたんだ、それに殺しも、下手に刺激するのはよくないか。
「わかった、心紅に話してからにしよう」
「そうしてくれ、はぁ。めんどくせぇ」
「ありがとう! クロジカ殿!」
「はん! まだ決まったわけじゃねぇかんな、お嬢ちゃん」
心紅が帰ってくるまで俺たちは大人しく待つことにした。
それにしても、ナナは俺に稽古をつけて欲しいとか言ってくれないのかな?
まぁ、俺の戦法はただ殴るだけだもんな。ナナに『崩壊』の能力があるわけでもない。手刀を使うクロジカが適任なんだろう。
夕方になり、心紅が帰宅した。
「ただいま」
「おう、おかえり」
「おかえりなさい!」
真冬とナナで出迎えた。
心紅はホッとした顔をして、胸をなでおろした。
「なんだその安心した顔は」
「真冬がちゃんといたから」
「あのなぁ、あんなことがあったあとに、おいそれと外出できるかよ」
稽古はしようとしたけどな。
夕食を摂り、一段落したところで、ナナは稽古の話を切り出した。
「え、別に構わないわよ?」
「やった!」
ガッツポーズをして喜ぶナナを見て心紅は「なんで私にそんなことを聞くのよ?」って顔をしている。基準がわからん。
「ふん、明日から覚悟するんだな」
「はい!」
ん? というか、家の中でやるのか、まさか外でやるわけにもいかないだろう。
「どこでやるんだ?」
「そうね、地下室を使うといいわ。広めに作ってあるから、多少暴れられても大丈夫よ」
「地下室なんてあったのか、どこから行くんだ?」
「台所の床下収納庫が、地下室への入口となってるわ」
「ほう」
早速、四人で行ってみることにした。
床下収納庫の蓋を開けると本当に地下に続く梯子があった。
降りると、短い廊下の先に鉄製の扉があった。
心紅が解錠し扉を開く。
広い空間だ。二百畳はあるだろう、天井も五mはある。ニッポンの地下にこれだけの空間が用意できるものなのか? 心紅の家は庭もあるし屋敷のように広いからできなくはないんだろうけど。
「ここよ、真冬も好きに使ってくれて構わないわ。クロジカ、後でそこら辺にある荷物を端っこに寄せておきなさい」
「へいへい、ご主人様」
「ヘいは一回」
「へい」
こうして、早朝からナナの特訓が始まった。
真冬も暇なので、ナナとクロジカの稽古を見ることにした。
「んじゃ、お嬢ちゃん、能力を見せてみろ」
「はい!」
ナナは髪を伸ばし、色を赤から青へと、それと同時に両腕を鋼鉄に『変身』させた。
「それが『変身』か」
「ううん······本当なら全身をどんなものにも変えられる能力のハズだったんだ」
「ならできるように頑張れや。そら、本気でかかってこい、まずは攻めを見てやる」
「は、はい!」
クロジカは特に構えるでなくナナを見ている。
ナナは駆け出し、クロジカに向け鉄拳を突き出す。
「当たっても、どうってことはねぇけど、捌けるやつは捌いてやんよ」
クロジカは片手でナナの鉄拳を弾いた。金属同士がぶつかる音が響く。
「······ッ!」
「ほら、終わりじゃねぇだろ、こい!」
「はい!」
ナナの髪触手も交えた鉄拳の連撃をクロジカは片手で捌ききる。
「うっ」
三分ほどが経過して、ナナの能力が解けた。
「持続も短いのか」
「うん、三分くらいが限界」
「なら、持続時間を伸ばす訓練も入れる。髪の触手なら不規則な攻撃もできるはずだからな、極めればいい搦め手になる」
「はい!」
「能力が使える間は常に髪を動かしていろ、それも一番疲れる動きと量と色にしろ、腕も鋼鉄化させ続けろ」
「はい!」
おお、クロジカは的確に指示を出すな。
ナナもこれまで訓練とかはしてこなかったんだろうし、指摘するところが山ほどあるんだろうな。
「坊主」
「なんだ」
「お前もやれ、あのとき俺が殺そうと思えば殺せていたぞ?」
油断していたとはいえ、確かにな、仲間に扮したやつの不意打ちとかにあっさりやられそうだ。
今まで仲間がいなかったから、気にしてこなかったが、これも大事なことか。と真冬は考えつつクロジカの前まで移動した。
「いいか、能力は使うな、殺し合いになる。そのうえで俺の尻尾を捌いてみろ」
「うっす!」
その日の夕方。帰ってきた心紅が顔を腫らした真冬を見てクロジカにブチ切れたのは別の話だ。
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