12 / 23
一章「四宝組編」
第十二話 魔女の真実
しおりを挟む時刻は夜。
ロアのあとを雨雲が這い寄る。
ウルフたちとの戦闘後。
真冬たちは予定通りに、心紅の家がある街に到着した。
「ロア、腕は痛むか?」
「問題ない」
「真冬殿、ロアにぃの腕が治るって本当か?」
「かもしれないってだけだけど、可能性はある」
心紅の回復薬、あれがどのくらいの傷まで癒せるかはわからないが、今はあれを頼るしかない。
千切れた腕をくっつけられる可能性があるのは、俺の知る限りあれだけだ。
ロアは右腕を失ったというのにも関わらず、平然とした顔で歩いている。止血をしてあるとはいえ、さすがは人造人間といったところだろうか。
剣術も凄まじかった、あの空から降ってきた······って、
「あれ? あの剣、天雲の剣は?」
「······忘れた」
「いつの間に忘れたんだ、大事な剣なんだろ?」
「問題ない、いずれ会える」
会える? あの剣のことをいってるのか? 生き物みたいな扱いしちゃって、実は、ぬいぐるみなんかと喋るのが趣味だったりするのかな。
「腕はなくしてないよな?」
「腕をなくすわけがないだろう」
ロアは何言ってんだこいつといった顔で見てくる。
どこに違いがあるんだよ!
「ぎゃああーーッ!」
住宅街をつんざくような悲鳴が響き渡った。
悲鳴だ。どこからだ? 心紅の家のあるほうから聞こえたような気がするが。
「なぁ、今の悲鳴」
「悲鳴? 悲鳴なんて聞こえないけど?」
ナナは首を傾げる。おかしいな、確かに聞こえたんだけど。
「ひぎゃああーーッ!」
いや、確実に悲鳴だ。同じ方向からしたぞ!
「聞こえないのか! この悲鳴が!」
「真冬殿······すまない、私には聞こえないよ······」
ナナはシュンとしている。レオンの件以降、少し落ち込みやすくなったような気がする。
ショックを受けているんだろう、肉体よりも精神のダメージのほうが厄介だ。
「俺も聞こえないが、本当に聞こえるのか?」
「ああ、これだけの音量で聞こえないとなると、俺だけに聞こえているようだな」
どういうことだ? まさか、すでに能力者から攻撃を受けているのか?
声のするほうに行ってみるしかないか、ちょうど心紅の家の方角だしな。真冬たちは駆け足で移動した。
数分後。
悲鳴のする家に到着した。
悲鳴の発生源は心紅の家からだ。
ナナとロアは、キョロキョロと辺りを見渡している。
そっか、この札がないと認識できないのか、だから家の中の悲鳴も俺以外には聞こえないと、納得いった。
「ナナ、この札を持ってみてくれ」
「わかった!」
疑いもせずに札を受け取るナナ。
悲鳴は、まだ続いている。
「うわっ! なんだこの家! いきなり出てきた! って悲鳴じゃん! 真冬殿! 悲鳴が聞こえるよ!」
「俺にも貸してみろ」
ロアはナナの持つ札を強引に奪い取る。
「······なんだこのステルス性は、まったく気づかなかった、強制的に別の物に意識を向けさせているのか」
「よし、二人とも悲鳴は聞こえたな」
さて、どうするか。とりあえず入るか。真冬が焦らないのは悲鳴を上げているのが男だからだ。
だが、四宝組と関係があるかもしれないと思い直し、扉を開き中に入る。
「坊主か」
「クロジカ」
クロジカが、入ってすぐ、正面の壁に寄りかかっていた。ズンズンと、こちらに向かってくる。
「······え?」
真冬は困惑した。クロジカが、あからさまな殺意を放っているからだ。
「魔物! 止まれ!」
ナナがクロジカの右腕を掴んだ。そして腕を鋼鉄に『変身』させて、万力のように締め上げる。
「魔物じゃねぇ、魔人だ、お嬢ちゃん」
「なんだこれ! 硬い!」
クロジカの鱗のほうが硬かったらしく、まるで効いていない。
「おい、やめろよ。クロジカ、うっ!」
「動くな。まったく、めんどくさいことをしてくれたもんだぜ」
クロジカは尻尾を真冬の喉元に突き立てた。寸止めだが、いつでも貫くことができるだろう。
「ロアにぃ!」
ナナは、掴んでいない右手で背中に隠したあった包丁(戻るときにスーパーで入手)を取り出すと、ロアに向かって投擲した。
「ふっ!」
ロアはそれをキャッチ、そしてナナとは反対側に詰め寄る。
「隻腕で何ができる」
「ものは試しだ」
クロジカも左腕の手刀のみで、ロアが放つ斬撃の猛撃を受けきる。
「やるな、坊主」
クロジカの鱗は硬く、包丁程度の刃では傷一つつかない。
「お、おお?」
のように見えたが、クロジカは目を細める。
ロアは同じ箇所を、斬りつけ続けているのだ。
時たま、クロジカの鱗を利用して包丁を研いだりもしている。
「そんなエモノでよくやる、だがなぁ」
クロジカの腕の鱗が一箇所、削られてきたところで異変が起きる。
鱗の傷の内部が赤い光を放っているのだ。
「『噴火イラプション』」
クロジカの腕が噴火した。傷からマグマが飛び散ったのだ。
さらに、ロアは、それを包丁で全て受けきった。
包丁は熱に耐えられず、刃がどろどろに溶け落ちてしまった。
クロジカの腕から吹き出したマグマで、家が燃えるということはなかった。二メートルほど飛んで消えたのだ。
「グゲゲ、ゲゲ、もう終わりか?」
クロジカは魔人らしく邪悪に笑う。
魔人クロジカ。魔女、銀鏡 心紅を守護する者。実力者だとは思っていたが、これほどとは。
「クロジカ?」
「グゲ! ご主人様」
二階から降りてきた心紅の声に、クロジカはビクッと体を硬直させる。
「そこで何をしているのかしら、魔法を使ったようだけど、あら······」
心紅は真冬を発見して一瞬固まった、そしてすぐに話し始める。
「帰ってきたのね、よかったわ。けがはしていないかしら?」
「心紅」
真冬は、まじまじと心紅を見つめる。
「なによ? あ、クロジカは尻尾を下げなさい」
クロジカの尻尾がしゅるりと戻る。
それを見て、ナナは能力を解いて腕を離し、ロアは柄しか残っていない包丁をポイッと放り投げた。
「あの悲鳴はなんだ?」
「あら······そう、聞こえていたの」
心紅は顎に手を当てている。
悲鳴はもうしなくなっていた。
「上に誰かいるのか?」
「いるわね」
「上がるぞ」
「待って、片付けが済んでないわ」
階段を上る真冬を、心紅が立ちふさがり止める。
「頼むよ、心紅、教えてくれ。何をした」
「······はぁ。わかったわ、来て」
心紅は観念したように、二階へと歩を進める。
と、その前に、ロアの腕をなんとかしないとな。
「心紅、ロア······男のほうな、俺を助けてくれたんだが、そのときに腕をちぎられちゃってさ、なんとかならないか?」
「へぇ、ちぎられた腕はあるのかしら?」
「ある」
「そう、なら治せるわ。クロジカ、リビングでいいから治してあげなさい」
「へいへい、ご主人様。二人とも聞いてたろ? こっち来な」
リビングに向かう三人を横目に、二階にある心紅の部屋の前に移動した。
この部屋と三階にはまだ行ったことがないな。
「先に行っておくけど······」
「なんだ?」
「やっぱり、なんでもないわ」
心紅はそう言うと扉を開き中に入る。
真冬も続いて入る。
まず、気づいたのは、部屋に充満した異臭だ。
嗅ぎなれた血の臭い、それも鮮血。
体から滴ったばかりの血液の臭いだ。
「······」
真冬は絶句した。
死体がいくつも転がっていた。数はざっと数えて十体はあるだろうか。
部屋一面が飛び散った血で汚れている。木製のバケツの中には切断された腕や足が、机に置かれた小さな木箱には耳と眼球がそれぞれ入れられている。
壁に立てかけられているのは、ノコギリや鞭。机にはペンチとハンマー。
どの死体も状態が悪い。五体満足なのは中央に置かれた頑丈な椅子に鎖で固定された女くらいだ。
いや、あの女はまだ生きている。ピクピクと体を痙攣させている。
というか、鮫島がいたカフェの女マスターだ。なぜあいつがここに?
と、そんなことは今はどうでもいい。
こんなときは、なんて言えばいいんだ。
「·····」
「真冬がいなくなるからよ」
心紅は沈黙に耐えられなかったのか、そう呟いた。
真冬は、それを聞き逃さなかった。
俺がいなくなると人を殺すのか。
死体は見慣れてるし、知り合いは人を殺してない奴のほうが少ないくらいだけど。それでもやっぱり無意味に殺すのとはわけが違う。
意味があれば殺していいってわけじゃないけどさ。
「いなくなったから探したのよ」
真冬が、そう考えていると、心紅はそう言葉を続けた。
俺を探していたのか、どれ。真冬は死体を観察する。
四宝組のバッチや、支給されているスーツを着ている者もいる。
ああ、なるほどな。こいつら全員、四宝組の関係者だ。
「四宝組に捕まったか、もしかしたら殺されたんじゃないかって思って、四宝組の人を捕まえて拷問したわ。口が堅くて苦労したけど、そこの女はベラベラと喋ったわ」
その女マスターは俺の脅威性を伝える生き証人として殺さないでおいたから知ってて当然なんだけどな。
他の奴は本当に知らなかったんだろうな。
「なんで黙ってるのよ」
心紅は、いつもと同じ顔をしている。
「ひいてるの?」
心紅は真冬を見据えている。
人を殺すことよりも、俺に嫌われることのほうが嫌って感じがひしひしと伝わってくる。
だとしたら、やっぱり俺のせいなんだろうな。出かける時にクロジカには一言だけ言ったけど、心紅には相談してなかったし、一週間くらい音信不通だったからな。
謝るべきなんだろうか、叱るべきなんだろうか。
なんとも判断に困る。俺を思っての強行なら、俺一人くらいは許してやらないと。他の奴が代わりに怒るだろうしな。
「悪かったな」
「なんで謝るのよ、私は人を殺したのよ」
「俺のためだろ、なら俺が殺したようなもんだ、ほら死体を処理しよう。ぶっちゃけ、かなり臭う」
真冬は『崩壊』のオーラを拳に纏わせて、死体を次々に小突いていく。目を開いている死体は目を閉じてから小突く。
小突いた先から崩壊していく。今回は砂すら残らない。
次に真冬は、壁や床に付着した血だけを崩壊させたり、足のつくもの全てを手当りしだいに崩壊させた。
武装警察が調べに来ても、わからないくらい、完璧な隠蔽工作だ。
「手馴れてるわね」
「悪いやつだからな俺は」
「真冬は悪くないわよ。それで、本当に許してくれるの?」
「こいつらは殺されても仕方ないことをしてきた、これからもそうしただろうし。俺だって殺されることもあるだろうしな。そもそも俺は、倫理観しっかりしてるほうじゃないからな。許すも何もないけど、どちらかと言われれば俺は許すよ」
ただ釘をさしておかないとな。
「次、俺がいなくなっても、もう、殺しはーー」
真冬が言い切る前に、心紅は真冬に抱きついていた。
背中に手を回しきつく抱きしめてくる。
「わかってるわ。でも、もし······仮に私の前からいなくなるのなら、今度は、ちゃんと教えて欲しいわ」
「それも魔女の気まぐれか?」
「あれは嘘よ」
嘘か、やっぱり理由があるのか。
「じゃあ、なぜ俺に固執するんだ?」
「クロジカが言ったらしいじゃない、一目惚れよ」
心紅は、頬を赤く染めて言った。
「一目惚れね、あの無様な姿を見てか?」
「はぁ······本当に何も覚えてないのね」
心紅はやれやれと言った感じで、首を振った。
そして真冬から一歩離れる。赤らめた顔もいつしか元のポーカーフェイスに戻っていた。
「七年前、あなたは私と会っているわ」
「七年前」
七年前、俺が十七歳の時か、何してたっけ?
十歳の頃には幹部だったから、伯龍の護衛をしていたか、伯龍とバトっていたか、街で誰か相手にバトっていたか。内容が濃すぎてどれだかわからないな。
「三匹の魔物、覚えてる?」
「ああ!」
思い出した! 見たこともない、めちゃくちゃ強い魔物、それを三匹も相手取って大立ち回りしたことがあったっけ。懐かしいなぁ。
「あの魔物たちは、私を抹殺する使命を帯びていたのよ」
それは初耳だった、心紅は異世界から来たんだよな、てことは奴らも、異世界産、本場の魔物ってわけか。道理で強いわけだ。
「そうだったのか、でもどうしてだ?」
「私が魔女だからよ」
「魔女だからって、それだけの理由で殺そうとしてくるのか?」
「そうよ、こっちの世界にも『魔女狩り』があったらしいじゃない、世界の歴史を学んでいるときに知って戦慄したものよ」
異世界とは意味合いが違うと思うけどな。だが文体だけで反応するくらい、心紅は経験したのだろう。本当の魔女狩りを。
「家族と一緒に私も捕まったわ。私の目の前で父と母、そして妹が拷問されたのよ。特に何を聞き出すわけでもなく、殺すために拷問されたのよ」
「······ッ」
真冬のコメカミに青筋が立つ。もちろん心紅を襲った卑劣外道な行いに対してだ。
「そして、私の番になったわ。これからされるであろう恐ろしいことに対する恐怖も、無抵抗な家族を嬲り殺した奴らへの怒りも、私の持つ『精神耐性』が抑えてくれたわ。じゃなかったら震えて動けなかったと思うわ」
真冬は、無言で心紅の目を見つめ頷く。
すべてを吐き出させてやるために。
「私がこっちの世界に来れたのは、運が良かっただけなのよ。拘束を解いて私を逃がして、狩猟用に飼い慣らされた魔物を使って狩る。それを奴らは遠目で見て、談笑しながら食事をするのよ。まるでバラエティ番組を見るようにね」
「私は走ったわ。死にたくなかったから、生き残れるとは思っていなかったけど、魔物の牙と爪が私に到達するのを少しでも遅らせようとしたわ」
「傷も負ったけど、魔法を駆使して、私が住んでいた村にたどり着けたわ。父が完成させた転移魔法陣が地下室にあったから、それを使ってどこかに逃げようとしたのよ」
「まさか、異世界に飛ばされるとは思わなかったけどね」
「それに使用すると建物ごと爆発するようになっていたから、魔物も追ってこれないと思ったわ」
「でも、来たのよ。爆発する前に来たみたいね。考えてみれば転移が終わるまで爆発するわけがないのに、あの時の私は相当テンパっていたのね」
「追い詰められたわ。元の世界に帰る方法もないのに律儀に魔物たちは私を殺そうと追ってきたのよ」
「諦めたわ、体力も魔力も限界だったし、すれ違う人々も、魔物を見るや建物の中に入っちゃったわ。こっちの世界もそうなんだって絶望したわ」
「そこで、貴方が現れたのよ、真冬」
覚えている。少女が魔物に追われていた。
それを見た当時の俺はブチ切れて、奥の手を使って暴れ回ったんだっけ。
あの少女が心紅だったのか。
「真冬は、戦う前から血だらけだったわね」
ああ、他の組の連中と喧嘩した帰りだったからな。
「まだニッポンの言葉も知らなかったし、真冬がなんて言っているかもわからなかったけど、 貴方が理不尽をぶっ飛ばしてくれたのよ」
無茶苦茶したもんな、犬のように駆けずり回って、ひたすら暴れたもんな。
「絶望から救ってくれたのよ、あの大きな背中は今でも目に焼き付いているわ。これで一目惚れの意味がわかったかしら?」
「ああ、わかったよ」
「それから、貴方をつけ回したわ」
「へ?」
それから先は、心紅のカミングアウトを聞くことになった。
『認識ずらし』を駆使して、トウキョウでサバイバル生活を送りつつ、真冬をつけ回していたこと。
真冬が酷い傷を負った時に、こっそりと回復薬と治癒魔法をかけていたこと。
真冬を不意打ちしようとしている敵を始末したこと。
最後に、組織から追われているところを匿ったこと。
そうか、ずっと影から助けられていたんだな。
「嫌よね、まるでストーカーみたいだもの。自分でもわかっていたけど止められなかったのよ」
「ありがとう」
「え? ちょっと真冬、何をしているのよ」
真冬は深々と頭を下げた。
心紅は戸惑っている。
「頭をあげて、困るわ」
真冬は頭を起こし、心紅の目を見つめる。
「心紅」
「なによ」
「こらからもよろしく頼む」
「こ、こちらこそよ」
心紅は微笑み、手を差し伸べる。
「悪い、握手はしないことにしているんだ」
「知ってるわよ。人を殴り崩してきた手だから握手はしないんでしょう?」
そう言って心紅は真冬の手を取り合わせる。
伯龍との会話も聞いていたのか、恥ずかしいな。
「怖くないわ、この手は私の希望だもの」
こうして二人は、本当の仲間になることができたのであった。
0
あなたにおすすめの小説
喪女なのに狼さんたちに溺愛されています
和泉
恋愛
もふもふの狼がイケメンなんて反則です!
聖女召喚の儀で異世界に呼ばれたのはOL・大学生・高校生の3人。
ズボンを履いていた大学生のヒナは男だと勘違いされ、説明もないまま城を追い出された。
森で怪我をした子供の狼と出会ったヒナは狼族の国へ。私は喪女なのに狼族の王太子、No.1ホストのような武官、真面目な文官が近づいてくるのはなぜ?
ヒナとつがいになりたい狼達の恋愛の行方は?聖女の力で国同士の争いは無くすことができるのか。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
【完結】異世界転移した私がドラゴンの魔女と呼ばれるまでの話
yuzuku
ファンタジー
ベランダから落ちて死んだ私は知らない森にいた。
知らない生物、知らない植物、知らない言語。
何もかもを失った私が唯一見つけた希望の光、それはドラゴンだった。
臆病で自信もないどこにでもいるような平凡な私は、そのドラゴンとの出会いで次第に変わっていく。
いや、変わらなければならない。
ほんの少しの勇気を持った女性と青いドラゴンが冒険する異世界ファンタジー。
彼女は後にこう呼ばれることになる。
「ドラゴンの魔女」と。
※この物語はフィクションです。
実在の人物・団体とは一切関係ありません。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
魔物に嫌われる「レベル0」の魔物使い。命懸けで仔犬を助けたら―実は神域クラスしかテイムできない規格外でした
たつき
ファンタジー
魔物使いでありながらスライム一匹従えられないカイルは、3年間尽くしたギルドを「無能」として追放される。 同世代のエリートたちに「魔物避けの道具」として危険な遺跡に連れ出され、最後は森の主(ヌシ)を前に囮として見捨てられた。
死を覚悟したカイルが崩落した壁の先で見つけたのは、今にも息絶えそうな一匹の白い仔犬。 「自分と同じように、理不尽に見捨てられたこの子だけは助けたい」 自分の命を顧みず、カイルが全魔力を込めて「テイム」を試みた瞬間、眠っていた真の才能が目覚める。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる