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31~40話
37a、嗅ぎ放題……!? ※
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頬へと伝う唾液を追ってグレニスの唇が離れる。
「っん……、グレニス様……」
「先ほどから呼び方が違う」
唾液を舐め辿りながら耳元で囁かれ、熱い吐息にぴくりと肩が跳ねた。
「…………グレン?」
少し迷って口を開く。
あの日限りでなく、愛称で呼ぶことを許してくれるのだろうか。
もう呼べる機会など、今夜しか残されていないけれど。
「それでいい。リヴ、愛している」
グレニスは満足げにそう言って、私の首筋に顔を埋め———
「えっ!!?」
「どうした?」
優しく問いかけながらも止まることのない手が、ガウンの結びを解いて薄いネグリジェ越しの脇腹を撫で上げる。
「んゃ……っ、あっ、あの、グレン……っ?」
「うん?」
どうやら『止まれない』という言葉は本当だったらしい。
胸元に辿りついた手のひらが、そっと胸の膨らみを包み込む。
感触を楽しむようにやわやわと弄ばれ、話そうと開いたはずの口からは甘い吐息が洩れた。
「ふぁっ、ん……っ、……い、今の……っ、愛してる、って……!」
「っん……、グレニス様……」
「先ほどから呼び方が違う」
唾液を舐め辿りながら耳元で囁かれ、熱い吐息にぴくりと肩が跳ねた。
「…………グレン?」
少し迷って口を開く。
あの日限りでなく、愛称で呼ぶことを許してくれるのだろうか。
もう呼べる機会など、今夜しか残されていないけれど。
「それでいい。リヴ、愛している」
グレニスは満足げにそう言って、私の首筋に顔を埋め———
「えっ!!?」
「どうした?」
優しく問いかけながらも止まることのない手が、ガウンの結びを解いて薄いネグリジェ越しの脇腹を撫で上げる。
「んゃ……っ、あっ、あの、グレン……っ?」
「うん?」
どうやら『止まれない』という言葉は本当だったらしい。
胸元に辿りついた手のひらが、そっと胸の膨らみを包み込む。
感触を楽しむようにやわやわと弄ばれ、話そうと開いたはずの口からは甘い吐息が洩れた。
「ふぁっ、ん……っ、……い、今の……っ、愛してる、って……!」
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