3 / 3
タクシーの行先 第三話
しおりを挟む
〈花火大会会場に到着〉
主人公:約束の時間より少し早く着いちゃったけど、さすがに人が多いなー。
マネージャーってどんな顔してたっけ。記憶があいまいだけど見付けられるかなぁ?
あれっ?こっち見て手振ってる子がいる!あっ!そうだ!あんな顔してた!
マネージャー:ごめーん、待った?浴衣ってあんまり着たこと無くて、思うように歩けなくて。なんか恥ずかしい。
主人公:俺もさっき着いたとこ。わざわざ浴衣着てきてくれたんだ?紺色の浴衣、とっても似合う!髪飾りも可愛いよ!
マネージャー:あっ、ありがと。
主人公:この人の多さだし、迷子にならないように手、繋ごうか。
マネージャー:う、うん。
主人公:よしっ、これで大丈夫。
主人公:あっ花火始まったね!皆花火に夢中で立ち止まって危ないからさ、あっちの人少ない所から見ようか。
マネージャー:うん。うぁ~キレ~イ!音もお腹に響いてすごく迫力あるね!!
主人公:うん!とってもキレイだなー!
マネージャー:ねーねー金魚すくいあるよ!
主人公:本当だっ!やる?
マネージャー:いいの?私金魚すくいってやった事無くて、やってみたかったのー
主人公:そうなの?
マネージャー:うん。坂井君は?
主人公:えっと、俺もやった事なくて…あっ!じゃあさっ、どっちが多く金魚すくえるか競争してみない?
マネージャー:あっ、それ面白そう!
主人公:じゃあ決まりね!負けないぞー
マネージャー:私も負けないわよ!
主人公:あっ~なかなかすばしっこくて難しいなっ
マネージャー:わぁ!ヤダー、私のもう破けちゃった。
主人公:破けるの早いなぁ。じゃあ俺が1匹でもすくえれば勝ちだな!
マネージャー:そうだけど、坂井君のだってもう破けそうじゃない?
主人公:大丈夫だって!まだすくえるって。小さいのを狙って、と。わっ!
マネージャー:あ~あ。
主人公:破れちゃった!
マネージャー:おあいこ、だね。
主人公:あぁ残念。
マネージャー:小さくても元気だったからしょうがないよ。
主人公:うん。
マネージャー:あっ、ねぇ!あっちにかき氷あるし、かき氷食べようよ。
主人公:そうだね!夜になったけどまだ暑いし食べようかっ。
マネージャー:ねぇ、何味にする?
主人公:もちろんブルーハワイでしょ!
マネージャー:私はイチゴ!
主人公:分かった!じゃあ俺が一緒に頼んじゃうね。
あっすみませーん!ブルーハワイとイチゴをひとつずつ下さい!はい、ありがとうございます!はい、イチゴ!
マネージャー:ありがとう!わっ冷たい!
主人公:それじゃあさ、あっちに座って食べようか。
マネージャー:うん!
主人公:ねぇ!
マネージャー:何?
主人公:べーってやってみて!
マネージャー:え?こう?
主人公:あっははっ。ベロ真っ赤だよ!
マネージャー:やだぁ、坂井君も人の事言えないわよ!ふふ、坂井君のベロも真っ青。
主人公:そうだった!あはは!
今日は誘って本当に良かった。とっても楽しかったよ。ありがとう!
綺麗な花火も見れたし、矢沢の、花火に照らされてキラキラしてる顔も絶対に忘れないよ!いい思い出になったよ!
マネージャー:えっ?坂井君何言ってるの?またすぐ部活で会えるのに変な事言うのね。
主人公:そうかな?思った事を言っただけだよ、気にしないで。
タクシーの運転手:お客さん、もうすぐ秋駅に着きますよ!
主人公:うっ、うっ~
運転手:お客様っ!どうなさいましたかっ!大丈夫ですか?
-END- 『バーでの出来事』に続く
主人公:約束の時間より少し早く着いちゃったけど、さすがに人が多いなー。
マネージャーってどんな顔してたっけ。記憶があいまいだけど見付けられるかなぁ?
あれっ?こっち見て手振ってる子がいる!あっ!そうだ!あんな顔してた!
マネージャー:ごめーん、待った?浴衣ってあんまり着たこと無くて、思うように歩けなくて。なんか恥ずかしい。
主人公:俺もさっき着いたとこ。わざわざ浴衣着てきてくれたんだ?紺色の浴衣、とっても似合う!髪飾りも可愛いよ!
マネージャー:あっ、ありがと。
主人公:この人の多さだし、迷子にならないように手、繋ごうか。
マネージャー:う、うん。
主人公:よしっ、これで大丈夫。
主人公:あっ花火始まったね!皆花火に夢中で立ち止まって危ないからさ、あっちの人少ない所から見ようか。
マネージャー:うん。うぁ~キレ~イ!音もお腹に響いてすごく迫力あるね!!
主人公:うん!とってもキレイだなー!
マネージャー:ねーねー金魚すくいあるよ!
主人公:本当だっ!やる?
マネージャー:いいの?私金魚すくいってやった事無くて、やってみたかったのー
主人公:そうなの?
マネージャー:うん。坂井君は?
主人公:えっと、俺もやった事なくて…あっ!じゃあさっ、どっちが多く金魚すくえるか競争してみない?
マネージャー:あっ、それ面白そう!
主人公:じゃあ決まりね!負けないぞー
マネージャー:私も負けないわよ!
主人公:あっ~なかなかすばしっこくて難しいなっ
マネージャー:わぁ!ヤダー、私のもう破けちゃった。
主人公:破けるの早いなぁ。じゃあ俺が1匹でもすくえれば勝ちだな!
マネージャー:そうだけど、坂井君のだってもう破けそうじゃない?
主人公:大丈夫だって!まだすくえるって。小さいのを狙って、と。わっ!
マネージャー:あ~あ。
主人公:破れちゃった!
マネージャー:おあいこ、だね。
主人公:あぁ残念。
マネージャー:小さくても元気だったからしょうがないよ。
主人公:うん。
マネージャー:あっ、ねぇ!あっちにかき氷あるし、かき氷食べようよ。
主人公:そうだね!夜になったけどまだ暑いし食べようかっ。
マネージャー:ねぇ、何味にする?
主人公:もちろんブルーハワイでしょ!
マネージャー:私はイチゴ!
主人公:分かった!じゃあ俺が一緒に頼んじゃうね。
あっすみませーん!ブルーハワイとイチゴをひとつずつ下さい!はい、ありがとうございます!はい、イチゴ!
マネージャー:ありがとう!わっ冷たい!
主人公:それじゃあさ、あっちに座って食べようか。
マネージャー:うん!
主人公:ねぇ!
マネージャー:何?
主人公:べーってやってみて!
マネージャー:え?こう?
主人公:あっははっ。ベロ真っ赤だよ!
マネージャー:やだぁ、坂井君も人の事言えないわよ!ふふ、坂井君のベロも真っ青。
主人公:そうだった!あはは!
今日は誘って本当に良かった。とっても楽しかったよ。ありがとう!
綺麗な花火も見れたし、矢沢の、花火に照らされてキラキラしてる顔も絶対に忘れないよ!いい思い出になったよ!
マネージャー:えっ?坂井君何言ってるの?またすぐ部活で会えるのに変な事言うのね。
主人公:そうかな?思った事を言っただけだよ、気にしないで。
タクシーの運転手:お客さん、もうすぐ秋駅に着きますよ!
主人公:うっ、うっ~
運転手:お客様っ!どうなさいましたかっ!大丈夫ですか?
-END- 『バーでの出来事』に続く
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる