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タクシーの行先
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タクシーの運転手「(低音)ご乗車ありがとうございます。行き先はどちらになりますか?」
主人公「(疲れきった感じで低音)あぁ、秋(あき)駅の近くまで来たら起こしてもらえるかな。少し眠らせてもらうよ」
運転手「(低音)かしこまりました」
主人公ナレーション「(低音)俺は一流企業で課長をしている。平日はほとんど終電よりも遅く退社し、朝は社員の誰よりも早く出社している。この生活が2年は続いてるだろうか。慢性的(まんせいてき)な睡眠不足と疲労の蓄積(ちくせき)。この先の人生、こんな日々の繰り返しなのだろうか。この会社に入社した事は、本当に正しい選択だったのだろうか。家庭をかえりみず、仕事中心だったせいで奥さんには愛想(あいそう)をつかされ、子供とは離ればなれ。何の為に仕事を頑張っているのかやりがいを感じなくなってしまった。
そんな事を考えながら今はただ、少しの時間だけでも寝ていたいのだ」
主人公「(低音)ん?ここはどこだ?あっ、ここは地元の花火大会の会場か!あの頃と何にも変わってないなぁ。花火大会に好きな子と一緒に行くの憧(あこが)れてたんだよなぁ。
高校ではテニス部に入ってたけど部活が忙しくて、付き合うなんて考えもしなかった。
テニス部のマネージャーの披露宴に出席した時、一緒のテーブルになった後輩たちが、高校当時マネージャーは俺の事好きだったらしいっていうのを聞いて後悔したんだよな。
俺はそういうの本当鈍(にぶ)かったし気付かなかったんだよなぁ。
マネージャーは強引(ごういん)過ぎる位の人がタイプだったみたいで、別の高校のテニス部のやつに猛アタックされて付き合い出して、結局そのまま結婚したって言ってたっけ。
高校の時、マネージャーと付き合ってたら人生違ってたのかなぁ」
主人公「(低音・心の声)んっ??この花火大会のポスター、1990年8月15日夜7時からって書いてある。今年って2025年だよな…ん?35年前??って今の俺どんなだ?髪は?え?坊主?!おでこにはニキビができてるし、腕がこんがり焼けてる!えっとこれは夢??高校の頃に戻ったってことか?!今日って何日なんだ?ポスターがまだ貼ってあるし、やぐらが組んであるし、ちょうちんも飾ってある。あれ?出店が出てるって事は、今日が花火大会当日って事か!夢でも何でもいいや!夢が覚めるまで、この時代を楽しまなくっちゃ損だよな!早く家に帰って、マネージャーを花火大会に誘ってみるか!」
【引き戸を開ける音・ガラガラ~】
主人公「(ここから最後まで中音~高音)ただいまーってあれ?声が今よりも高いや。声まで若返るとは驚いた!まだ昼間だしみんなまだ仕事でいないのか。まぁいいや、早くマネージャーの電話番号調べなきゃ!そういえば机に連絡網が貼ってあったっけ。あっ、あった!(間・電話番号を書き取っている)よし、書けたと。マネージャーに電話してみるかな、家にいるかなぁ」
【電話をかける効果音】
主人公「あっ!もしもし。(マネージャーの名字)矢沢さんのお宅ですか?私テニス部員の坂井と申します。(マネージャーの名前)純子さんいらっしゃいますか?」
マネージャー「あっ坂井君、私よ。うちに電話してくるなんて珍しいわね、どうしたの?何かあった?」
主人公「あっあのさ、今日って花火大会だよな?誰かと行く約束ってしてる?」
マネージャー「あっそれがね、クラスの女の子と行く約束してたんだけど、みんな都合悪くなっちゃって。私一人で行くのもなんだし、行くのやめようと思ってたの」
主人公「え、じゃあさ、俺と一緒に行かないか?いや、か?」
マネージャー「え、いいの?行きたい!行くっ!」
主人公「そかそか!誘ってみて良かった。じゃあ7時に花火大会の会場の入口で待ってるな。うん、それじゃあまた後でな」
【電話を切る】
主人公「誘ってみるもんだなー!やった!!楽しみだなー」
〈花火大会会場に到着〉
主人公「約束の時間より少し早く着いちゃったけど、さすがに人が多いなー。マネージャーってどんな顔してたっけ。記憶があいまいだけど見付けられるかなぁ?あれっ?こっち見て手振ってる子がいる!あっ!そうだ!あんな顔してた!」
マネージャー「ごめーん、待った?浴衣ってあんまり着たこと無くて、思うように歩けなくて。なんか恥ずかしい」
主人公「俺もさっき着いたとこ。わざわざ浴衣着てきてくれたんだ?紺色の浴衣、とっても似合う!髪飾りも可愛いよ!」
マネージャー「(照れた感じで)あっ、ありがと」
主人公「この人の多さだし、迷子にならないように手、繋ごうか」
マネージャー「う、うん」
主人公「よしっ、これで大丈夫」
【花火が始まる効果音】
主人公「あっ花火始まった!皆花火に夢中で立ち止まって危ないからさ、あっちの人少ない所から見ようか」
マネージャー「うん。うぁ~キレ~イ!音もお腹に響いてすごく迫力あるね!!」
主人公「うん!とってもキレイだなー!」
マネージャー「ねーねー金魚すくいあるよ!」
主人公「本当だっ!やる?」
マネージャー「いいの?私金魚すくいってやった事無くて、やってみたかったのー」
主人公「そうなの?」
マネージャー「うん、坂井君は?」
主人公「えっと、実は俺もやった事なくて…あっ、じゃあさっ、どっちが多く金魚すくえるか競争してみない?」
マネージャー「あっ、それ面白そう!」
主人公「じゃあ決まりね、負けないぞー」
マネージャー「私も負けないわよ!」
主人公「あっなかなかすばしっこくて難しいなっ」
マネージャー「わぁ!ヤダー、私のもう破けちゃった」
主人公「破けるの早いな、じゃあ俺が1匹でもすくえれば勝ちだな!」
マネージャー「そうだけど、坂井君のだってもう破けそうじゃない?」
主人公「大丈夫だって!まだすくえるって。小さいのを狙って、と。わっ!」
マネージャー「あ~あ」
主人公「破れちゃった」
マネージャー「おあいこ、だね」
主人公「あー残念」
マネージャー「小さくても元気だったからしょうがないよ」
主人公「…うん」
マネージャー「あっ、ねぇ!あっちにかき氷あるし、かき氷食べようよ」
主人公「そうだね!夜になったけどまだ暑いし食べようかっ」
マネージャー「ねぇ、何味にする?」
主人公「もちろんブルーハワイでしょ!」
マネージャー「私はイチゴ!」
主人公「分かった!じゃあ俺が一緒に頼んじゃうわ。あっすみませーん!ブルーハワイとイチゴをひとつずつ下さい!はい、ありがとうございます!はい、イチゴ」
マネージャー「ありがとう!わっ冷たい!」
主人公「それじゃあさ、あっちに座って食べようか」
マネージャー「うん!」
主人公「ねぇ!」
マネージャー「何?」
主人公「(マネージャーに舌を見せる感じで)べーってやってみて」
マネージャー「こ、こう?」
主人公「あっははっ。ベロ真っ赤だよ」
マネージャー「ヤダー、坂井君も人の事言えないわよ!ふふ、坂井君のベロも真っ青」
主人公「そ、そうだった!あはは」
主人公「今日は誘って本当に良かった。とっても楽しかったよ。ありがとう!綺麗な花火も見れたし、矢沢の、花火に照らされてキラキラしてる顔も絶対に忘れないよ!いい思い出になったよ!」
マネージャー「えっ?坂井君何言ってるの?またすぐ部活で会えるのに変な事言うのね」
主人公「そう、かな?思ったことを言っただけだよ、気にしないで」
〈タクシーの場面に戻る〉
タクシーの運転手「(低音)お客さん、もうすぐ秋(あき)駅に着きますよ!」
(①はこれで終わるノーマルエンド)
(②は続編『バーでの出来事』へと繋がるバッドエンド)
①主人公「(寝息を立てている)クークー」
①運転手「とってもいい笑顔で寝てる。いい夢見てるみたいだし駅着いたら起こすとしますかね」
-END-
──────────
②主人公「(もだえている様子)うっ、うっ~」
②運転手「(心配している感じで)お客様!どうなさいましたかっ!大丈夫ですか?」
-END-
主人公「(疲れきった感じで低音)あぁ、秋(あき)駅の近くまで来たら起こしてもらえるかな。少し眠らせてもらうよ」
運転手「(低音)かしこまりました」
主人公ナレーション「(低音)俺は一流企業で課長をしている。平日はほとんど終電よりも遅く退社し、朝は社員の誰よりも早く出社している。この生活が2年は続いてるだろうか。慢性的(まんせいてき)な睡眠不足と疲労の蓄積(ちくせき)。この先の人生、こんな日々の繰り返しなのだろうか。この会社に入社した事は、本当に正しい選択だったのだろうか。家庭をかえりみず、仕事中心だったせいで奥さんには愛想(あいそう)をつかされ、子供とは離ればなれ。何の為に仕事を頑張っているのかやりがいを感じなくなってしまった。
そんな事を考えながら今はただ、少しの時間だけでも寝ていたいのだ」
主人公「(低音)ん?ここはどこだ?あっ、ここは地元の花火大会の会場か!あの頃と何にも変わってないなぁ。花火大会に好きな子と一緒に行くの憧(あこが)れてたんだよなぁ。
高校ではテニス部に入ってたけど部活が忙しくて、付き合うなんて考えもしなかった。
テニス部のマネージャーの披露宴に出席した時、一緒のテーブルになった後輩たちが、高校当時マネージャーは俺の事好きだったらしいっていうのを聞いて後悔したんだよな。
俺はそういうの本当鈍(にぶ)かったし気付かなかったんだよなぁ。
マネージャーは強引(ごういん)過ぎる位の人がタイプだったみたいで、別の高校のテニス部のやつに猛アタックされて付き合い出して、結局そのまま結婚したって言ってたっけ。
高校の時、マネージャーと付き合ってたら人生違ってたのかなぁ」
主人公「(低音・心の声)んっ??この花火大会のポスター、1990年8月15日夜7時からって書いてある。今年って2025年だよな…ん?35年前??って今の俺どんなだ?髪は?え?坊主?!おでこにはニキビができてるし、腕がこんがり焼けてる!えっとこれは夢??高校の頃に戻ったってことか?!今日って何日なんだ?ポスターがまだ貼ってあるし、やぐらが組んであるし、ちょうちんも飾ってある。あれ?出店が出てるって事は、今日が花火大会当日って事か!夢でも何でもいいや!夢が覚めるまで、この時代を楽しまなくっちゃ損だよな!早く家に帰って、マネージャーを花火大会に誘ってみるか!」
【引き戸を開ける音・ガラガラ~】
主人公「(ここから最後まで中音~高音)ただいまーってあれ?声が今よりも高いや。声まで若返るとは驚いた!まだ昼間だしみんなまだ仕事でいないのか。まぁいいや、早くマネージャーの電話番号調べなきゃ!そういえば机に連絡網が貼ってあったっけ。あっ、あった!(間・電話番号を書き取っている)よし、書けたと。マネージャーに電話してみるかな、家にいるかなぁ」
【電話をかける効果音】
主人公「あっ!もしもし。(マネージャーの名字)矢沢さんのお宅ですか?私テニス部員の坂井と申します。(マネージャーの名前)純子さんいらっしゃいますか?」
マネージャー「あっ坂井君、私よ。うちに電話してくるなんて珍しいわね、どうしたの?何かあった?」
主人公「あっあのさ、今日って花火大会だよな?誰かと行く約束ってしてる?」
マネージャー「あっそれがね、クラスの女の子と行く約束してたんだけど、みんな都合悪くなっちゃって。私一人で行くのもなんだし、行くのやめようと思ってたの」
主人公「え、じゃあさ、俺と一緒に行かないか?いや、か?」
マネージャー「え、いいの?行きたい!行くっ!」
主人公「そかそか!誘ってみて良かった。じゃあ7時に花火大会の会場の入口で待ってるな。うん、それじゃあまた後でな」
【電話を切る】
主人公「誘ってみるもんだなー!やった!!楽しみだなー」
〈花火大会会場に到着〉
主人公「約束の時間より少し早く着いちゃったけど、さすがに人が多いなー。マネージャーってどんな顔してたっけ。記憶があいまいだけど見付けられるかなぁ?あれっ?こっち見て手振ってる子がいる!あっ!そうだ!あんな顔してた!」
マネージャー「ごめーん、待った?浴衣ってあんまり着たこと無くて、思うように歩けなくて。なんか恥ずかしい」
主人公「俺もさっき着いたとこ。わざわざ浴衣着てきてくれたんだ?紺色の浴衣、とっても似合う!髪飾りも可愛いよ!」
マネージャー「(照れた感じで)あっ、ありがと」
主人公「この人の多さだし、迷子にならないように手、繋ごうか」
マネージャー「う、うん」
主人公「よしっ、これで大丈夫」
【花火が始まる効果音】
主人公「あっ花火始まった!皆花火に夢中で立ち止まって危ないからさ、あっちの人少ない所から見ようか」
マネージャー「うん。うぁ~キレ~イ!音もお腹に響いてすごく迫力あるね!!」
主人公「うん!とってもキレイだなー!」
マネージャー「ねーねー金魚すくいあるよ!」
主人公「本当だっ!やる?」
マネージャー「いいの?私金魚すくいってやった事無くて、やってみたかったのー」
主人公「そうなの?」
マネージャー「うん、坂井君は?」
主人公「えっと、実は俺もやった事なくて…あっ、じゃあさっ、どっちが多く金魚すくえるか競争してみない?」
マネージャー「あっ、それ面白そう!」
主人公「じゃあ決まりね、負けないぞー」
マネージャー「私も負けないわよ!」
主人公「あっなかなかすばしっこくて難しいなっ」
マネージャー「わぁ!ヤダー、私のもう破けちゃった」
主人公「破けるの早いな、じゃあ俺が1匹でもすくえれば勝ちだな!」
マネージャー「そうだけど、坂井君のだってもう破けそうじゃない?」
主人公「大丈夫だって!まだすくえるって。小さいのを狙って、と。わっ!」
マネージャー「あ~あ」
主人公「破れちゃった」
マネージャー「おあいこ、だね」
主人公「あー残念」
マネージャー「小さくても元気だったからしょうがないよ」
主人公「…うん」
マネージャー「あっ、ねぇ!あっちにかき氷あるし、かき氷食べようよ」
主人公「そうだね!夜になったけどまだ暑いし食べようかっ」
マネージャー「ねぇ、何味にする?」
主人公「もちろんブルーハワイでしょ!」
マネージャー「私はイチゴ!」
主人公「分かった!じゃあ俺が一緒に頼んじゃうわ。あっすみませーん!ブルーハワイとイチゴをひとつずつ下さい!はい、ありがとうございます!はい、イチゴ」
マネージャー「ありがとう!わっ冷たい!」
主人公「それじゃあさ、あっちに座って食べようか」
マネージャー「うん!」
主人公「ねぇ!」
マネージャー「何?」
主人公「(マネージャーに舌を見せる感じで)べーってやってみて」
マネージャー「こ、こう?」
主人公「あっははっ。ベロ真っ赤だよ」
マネージャー「ヤダー、坂井君も人の事言えないわよ!ふふ、坂井君のベロも真っ青」
主人公「そ、そうだった!あはは」
主人公「今日は誘って本当に良かった。とっても楽しかったよ。ありがとう!綺麗な花火も見れたし、矢沢の、花火に照らされてキラキラしてる顔も絶対に忘れないよ!いい思い出になったよ!」
マネージャー「えっ?坂井君何言ってるの?またすぐ部活で会えるのに変な事言うのね」
主人公「そう、かな?思ったことを言っただけだよ、気にしないで」
〈タクシーの場面に戻る〉
タクシーの運転手「(低音)お客さん、もうすぐ秋(あき)駅に着きますよ!」
(①はこれで終わるノーマルエンド)
(②は続編『バーでの出来事』へと繋がるバッドエンド)
①主人公「(寝息を立てている)クークー」
①運転手「とってもいい笑顔で寝てる。いい夢見てるみたいだし駅着いたら起こすとしますかね」
-END-
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②主人公「(もだえている様子)うっ、うっ~」
②運転手「(心配している感じで)お客様!どうなさいましたかっ!大丈夫ですか?」
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