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三人用声劇台本「月からの招待状」
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『月からの招待状』~宙(そら)とルナのおはなし~三人用声劇台本
所要時間:10分位
登場人物:
・そら君(小学三年生の男の子)
・ルナ(女性声のロボット)
・ナレーション+そら君のママ(女性声)
ナレーション:ある満月の夜の事。
月の光がとても明るい日でした。
ベッドで寝ている男の子は寝息を立てて寝ています。
そら君:(寝息っぽく)スースースースー
ナレーション:カーテンの隙間から月の光が射し込んでいます。
その光が男の子の顔にちょうど当たった時、優しい女の人の声が聞こえてきました。
ルナ:そらっ!そらっ!目を覚ましてっ!
ナレーション:その声に男の子は目を覚ましましたが、部屋をぐるりと見渡しても誰もいません。
不思議に思った男の子はこう言いました。
そら君:誰?どこにいるの?なんで僕の名前を知ってるの?
ナレーション:そう言うと、女の人の声がこう答えました。
ルナ:私の名前はルナ。
ナレーション:その声は窓の外から聞こえてくるのが分かりました。
ルナはこう続けます。
ルナ:今日の朝拾ったもの、覚えているかしら?
ナレーション:そうルナに言われ、そら君は今日の朝の事を思い出していました。
そら君が通学路を歩いていると足に何かが当たりました。
そら君:ん?なんだろう?
ナレーション:そら君が足をあげて見てみると、アスファルトには穴が開いているようです。
その中心には焦げたような真っ黒い石のような物がありました。
そら君:なんだか分からないけど、とりあえずランドセルに入れておこうっと。
あーそういえば朝拾った物があったっけ。あの真っ黒い石みたいなの?
ルナ:(喜んでいるような明るい声で)そう!それよ!拾ってくれてありがとう!
そら君:でも、なんで僕の名前が分かるの?
ナレーション:そら君が不思議そうに首をかしげながらそう言うと
ルナ:(もったいぶるように)それはね…
朝拾った物を持ってきてくれたら教えてあげるわよ。
そら君:(素直に)分かった。
ナレーション:そら君がランドセルの方を見てみると、ランドセルの中からぼんやりとした光が放たれています。
そら君:えっ?すごい…
ナレーション:そら君は驚きながらもランドセルから真っ黒な石のような物を取り出しました。
そら君:持ってきたよ。
ルナ:ありがとう。それじゃあ、ちょっと目をつぶってくれるかしら?私がいいって言うまで目はつぶっておいてね。
ナレーション:そら君は何が起きるんだろうという不安と楽しみが入り交じりながら、目をつぶりました。
そら君の体が一瞬ふわりと軽くなり目を開けそうになりましたが、ギュっと目を固くつぶりました。しばらくすると
ルナ:そら、もう目を開けても良いわよ。
ナレーション:とても近くからルナの声が聞こえてきました。
そら君はおそるおそる目を開けてみると、そこは灰色の地面が広がっていて、ゴツゴツとした岩のような物がそこら中にあるのが分かりました。
そら君:ここは、どこ?
ナレーション:ルナの声がした方を向くと、そこには大人の背丈ほどの、いわゆるロボットが立っていました。
ルナ:はじめまして、そら。ここは月よ。
ナレーション:そのロボットからルナの声が聞こえてきました。
このロボットがルナのようです。
そら君はビックリしながらも遠くに目をやると、青い丸い物が見えました。
そら君:もしかしてあれって地球?
ルナ:そうよ。そらが拾った真っ黒な石みたいな物、月からの隕石だったの。ずっとそらを探していたのよ。
そら君:え?どうしてっ?
ルナ:七夕の短冊に"月に行きたい"って書いた事、覚えてないかしら?
ナレーション:ルナにそう言われ、そら君は今年の夏に学校の授業で書いた短冊の事を思い出しました。
ルナ:短冊には名前が書いてあったから、そらの名前が分かったのよ。これで分かってもらえたかしら?
そら君:(元気良く)うんっ!
ナレーション:それから、そら君とルナはたくさんお話をしました。
学校の事、家族の事、飼ってるペットの事、将来の事。
家族にも言っていない好きな子の事も。
そら君:こんなにたくさん話したの久しぶりだよ。
ルナ:なんで?
ナレーション:ルナは不思議がってそら君にそう聞きました。
そら君:(寂しそうに)だって、父さんも母さんも最近とっても忙しそうだし、それに僕の事話しても面倒って思われそうで言えないもん。
ルナ:そんな事言わないで。そらのお父さんもお母さんもそらの話聞きたいって思ってるわ。
そら君:(ちょっと嬉しそうな感じで)そうかなぁ。それじゃあ今日の事も話してみようかな。
ナレーション:急に目の前が眩しくなりました。
そら君のママ:そらー、そらー、早く起きないと学校に遅刻するわよー。
ナレーション:遠くから声が聞こえてきました。
そら君のお母さんがそら君を起こす声です。
そう。そら君は月に行く夢を見ていたのです。
そら君:(大きい声で元気よく)はーい!
ナレーション:起きて早々、そら君はランドセルの中の"アレ"を確認してみました。
そら君:うん、間違いない!さっき見たのと同じだ。
ナレーション:確かに夢の中で見た隕石に間違いありません。でももう光ってはいませんでした。
そら君は朝ご飯を食べながら、さっきまで見ていた夢の内容をお母さんに、とても楽しそうに話しました。
-おしまい-
所要時間:10分位
登場人物:
・そら君(小学三年生の男の子)
・ルナ(女性声のロボット)
・ナレーション+そら君のママ(女性声)
ナレーション:ある満月の夜の事。
月の光がとても明るい日でした。
ベッドで寝ている男の子は寝息を立てて寝ています。
そら君:(寝息っぽく)スースースースー
ナレーション:カーテンの隙間から月の光が射し込んでいます。
その光が男の子の顔にちょうど当たった時、優しい女の人の声が聞こえてきました。
ルナ:そらっ!そらっ!目を覚ましてっ!
ナレーション:その声に男の子は目を覚ましましたが、部屋をぐるりと見渡しても誰もいません。
不思議に思った男の子はこう言いました。
そら君:誰?どこにいるの?なんで僕の名前を知ってるの?
ナレーション:そう言うと、女の人の声がこう答えました。
ルナ:私の名前はルナ。
ナレーション:その声は窓の外から聞こえてくるのが分かりました。
ルナはこう続けます。
ルナ:今日の朝拾ったもの、覚えているかしら?
ナレーション:そうルナに言われ、そら君は今日の朝の事を思い出していました。
そら君が通学路を歩いていると足に何かが当たりました。
そら君:ん?なんだろう?
ナレーション:そら君が足をあげて見てみると、アスファルトには穴が開いているようです。
その中心には焦げたような真っ黒い石のような物がありました。
そら君:なんだか分からないけど、とりあえずランドセルに入れておこうっと。
あーそういえば朝拾った物があったっけ。あの真っ黒い石みたいなの?
ルナ:(喜んでいるような明るい声で)そう!それよ!拾ってくれてありがとう!
そら君:でも、なんで僕の名前が分かるの?
ナレーション:そら君が不思議そうに首をかしげながらそう言うと
ルナ:(もったいぶるように)それはね…
朝拾った物を持ってきてくれたら教えてあげるわよ。
そら君:(素直に)分かった。
ナレーション:そら君がランドセルの方を見てみると、ランドセルの中からぼんやりとした光が放たれています。
そら君:えっ?すごい…
ナレーション:そら君は驚きながらもランドセルから真っ黒な石のような物を取り出しました。
そら君:持ってきたよ。
ルナ:ありがとう。それじゃあ、ちょっと目をつぶってくれるかしら?私がいいって言うまで目はつぶっておいてね。
ナレーション:そら君は何が起きるんだろうという不安と楽しみが入り交じりながら、目をつぶりました。
そら君の体が一瞬ふわりと軽くなり目を開けそうになりましたが、ギュっと目を固くつぶりました。しばらくすると
ルナ:そら、もう目を開けても良いわよ。
ナレーション:とても近くからルナの声が聞こえてきました。
そら君はおそるおそる目を開けてみると、そこは灰色の地面が広がっていて、ゴツゴツとした岩のような物がそこら中にあるのが分かりました。
そら君:ここは、どこ?
ナレーション:ルナの声がした方を向くと、そこには大人の背丈ほどの、いわゆるロボットが立っていました。
ルナ:はじめまして、そら。ここは月よ。
ナレーション:そのロボットからルナの声が聞こえてきました。
このロボットがルナのようです。
そら君はビックリしながらも遠くに目をやると、青い丸い物が見えました。
そら君:もしかしてあれって地球?
ルナ:そうよ。そらが拾った真っ黒な石みたいな物、月からの隕石だったの。ずっとそらを探していたのよ。
そら君:え?どうしてっ?
ルナ:七夕の短冊に"月に行きたい"って書いた事、覚えてないかしら?
ナレーション:ルナにそう言われ、そら君は今年の夏に学校の授業で書いた短冊の事を思い出しました。
ルナ:短冊には名前が書いてあったから、そらの名前が分かったのよ。これで分かってもらえたかしら?
そら君:(元気良く)うんっ!
ナレーション:それから、そら君とルナはたくさんお話をしました。
学校の事、家族の事、飼ってるペットの事、将来の事。
家族にも言っていない好きな子の事も。
そら君:こんなにたくさん話したの久しぶりだよ。
ルナ:なんで?
ナレーション:ルナは不思議がってそら君にそう聞きました。
そら君:(寂しそうに)だって、父さんも母さんも最近とっても忙しそうだし、それに僕の事話しても面倒って思われそうで言えないもん。
ルナ:そんな事言わないで。そらのお父さんもお母さんもそらの話聞きたいって思ってるわ。
そら君:(ちょっと嬉しそうな感じで)そうかなぁ。それじゃあ今日の事も話してみようかな。
ナレーション:急に目の前が眩しくなりました。
そら君のママ:そらー、そらー、早く起きないと学校に遅刻するわよー。
ナレーション:遠くから声が聞こえてきました。
そら君のお母さんがそら君を起こす声です。
そう。そら君は月に行く夢を見ていたのです。
そら君:(大きい声で元気よく)はーい!
ナレーション:起きて早々、そら君はランドセルの中の"アレ"を確認してみました。
そら君:うん、間違いない!さっき見たのと同じだ。
ナレーション:確かに夢の中で見た隕石に間違いありません。でももう光ってはいませんでした。
そら君は朝ご飯を食べながら、さっきまで見ていた夢の内容をお母さんに、とても楽しそうに話しました。
-おしまい-
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