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第八章 過保護な直樹と楓の攻防
37. 過保護(※) side. 楓
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眠りについた私は、夢の中で男性になっていた。
男性になった私も、直樹さんの笑顔が見たくて、何かしようと必死で。
直樹さんと抱き締め合ったりキスしたり、その先もしたいと思っていて、男性同士、直樹さんに何ができるのかを真剣かつ具体的に考えていた。
***
夢のあと、ゆっくりと意識が浮上した私は『これだ!』と閃いた。
すると、大好きな人が私の名前を呼んだ。
「楓、起きた? おはよう」
直樹さんがふわりと微笑んでこちらを見ていた。
さっそくこの閃きを伝えようと口を開く。
「おはようございます! 直樹さん、私、名案を思い付きました!」
「何なに?」
直樹さんが微笑みながら聞いてくれる。
「あの、直樹さん、昨日、『もし同性なら』って話をしてくれましたよね」
「うん。そうだね」
「私、昨日は直樹さんが『もし女性なら』ってイメージしか湧かなかったんですけど、今、夢で私、男性になってたんです!」
「へぇ。楓が男性なんて、女の子から相当モテそうだ」
「いえ! 直樹さんに夢中で、周りになんか全く興味がありませんでした!」
「そうなの? 嬉しいな」
「はい! 男性の私も、直樹さんを笑顔にしたくてしょうななくて。それに抱き締め合ったりキスをしたり気持ち良くしてあげたりしたくて、真剣に考えてました」
「……そうなの?!」
「はい! ……それでなんと! 私、名案を思いついたんですっ!」
すると、直樹さんが物凄く複雑そうな顔を浮かべた。
「……何でか、ものすごく、嫌な予感がするんだけど」
「あの! 私! もしかしたら後ろの方になら、挿入も怖くないかもって……」
「ダメ!!!」
「ええっ?! 何でですか?!」
「楓が本当にしたいなら考えるけど、……でも、違うでしょ?」
そう言われて、私は考えた。
確かに、私がちゃんと直樹さんを受け入れられたら、こんなことをしようなんて思わなかった気がする。
「確かに直樹さんの言う通り、……本当にしたい訳では、ないかもしれません」
すると、直樹さんは優しく私の髪を撫でてくれた。
「でしょ。……でも、俺のために色々考えてくれる気持ちは嬉しいよ」
直樹さんの優しい笑顔を見た時、私はもう一つ閃いた。
「……そうだ! じゃあ、直樹さんのに私が挿れ……」
「そっちもダメ!!! ……申し訳ないけど、それはもし楓が本当にしたかったとしても、俺が無理だ」
直樹さんが項垂れるのを見て、自分が暴走してしまったことに気付く。
「変なこと言い出してごめんなさい。……直樹さんが無理なら、私、絶対しません」
「……ううん。楓、謝らなくていいんだよ。こんな風にさ、俺にもどうしても無理なことはあるんだから。楓もね、どうしても無理なことはあっていいんだ」
「……!」
「俺が無理な時はさっきみたいに正直に言うから、楓も正直に言ってね」
「……はい」
直樹さんは本当に優しい。
でも、男性が『挿入されるのは無理』だと思うことは割とよくあることのような気がする。
反対に、私が『体を見られるのと女性器へ挿入されるのが無理』だと思うことは割と珍しいことのように思う。
直樹さんの優しさに甘えて、その2つを同じように考えてしまっていいんだろうか?
同じ……と考えたところで、あることを思い出した。
「……あっ!」
「どうしたの?」
「あの、直樹さん! 昨日、『私が直樹さんに手とか口でするのは、直樹さんが私に手とか口で気持ち良くできるようになってから』って言ってましたよね?」
それを聞いて、なぜか直樹さんは目を逸らした。
「……うん、……まぁ、そうだね」
「じゃあ、昨日、直樹さんがしてくれたのと同じこと、私もしたいです! 直樹さんも『嫌じゃない』って言ってたから『無理じゃない』ですよね?」
「ま、待って、楓! ……ぅむっ?!」
私は直樹さんに跨り、そのまま直樹さんの口を自分の口で塞ぎ、直樹さんのパジャマの裾から手を差し入れた。
直樹さんの唇の隙間から舌を差し込むとすぐに、直樹の舌に絡め取られた。
そのまま夢中で舌を絡めそうになったところで、自分の目的を思い出した。
私は直樹さんを気持ち良くするのだ。
気持ち良さに酔っている場合ではないっ!
自分の手を、直樹さんのお腹から上へ上へと這わせていく。
胸筋に辿り着き、撫でてみた。
「ふはっ……」
直樹さんが唇を外し、吹き出した。
「……楓、くすぐったい」
「ええっ! 気持ち良くないですか?」
「うん、楓は気持ち良かった?」
聞かれた途端、昨日のことを思い出し、頬に熱が集まってしまった。
「……はい」
「じゃあ、してあげる」
「あっ、だめっ、今は私がっ……ぁっ……」
最後まで言う前に、直樹さんの手が私のパジャマの中にするりと入り込み、私の胸の愛撫を始めた。
「い、今は、だめっ、ぁ、んっ、んぅ……」
「楓、気持ち良い?」
「きもちい、です、けどぉっ、ぁん……」
「楓、そんな可愛い反応されたら。俺、また止まらなくなる」
直樹さんはそう言って、私の唇に口付けた。
また快感に流されそうになってしまう。
だけど、私は直樹さんを気持ち良くするのだ。
快感に身を捩りながら、私も負けじと手を動かした。
直樹さんの胸の蕾を探り当てようとしたけど、なかなか見つからない。
周りの皮膚より少し柔らかい質感の場所があったので、そこを押してみる。
「……っ!」
直樹さんの唇が離れ、体がビクッと跳ねた。
ので、そのままツンツンと押してみる。
「か、かえで……ま、まって……」
直樹さんが物凄く可愛い顔で、色気のある掠れた声で言うので、私の中の何かのスイッチが入ってしまった。
柔らかい場所の中心にある小さな粒を摘んでみる。
「……っ」
そのままくるくると動かして、聞いてみた。
「直樹さん、気持ち良いですか?」
「……っ!」
返事はなかったけど、何かに耐えるように何度もビクッと震えた。
直樹さん、可愛い……!
両手で愛撫しようと思い、直樹さんに跨った状態のまま腰を下ろすと、私の秘部に硬いモノが触れた。
その瞬間、直樹さんの体がより一層強く跳ねる。
そして、直樹さんが息も絶え絶えに言った。
「……楓、ごめん、……本当に申し訳ないんだけど、お風呂に行ってきてもいい?」
「……それって、自分でするってことですか?」
「……」
直樹さんは物凄く逡巡したあと、頷いた。
「……うん」
「ダメです!」
私はそう言って、パジャマのズボンと下着を下げた。
「楓! ストップ!!!」
直樹さんが焦ったように叫ぶ声と共に、バイーンッと出てきたソレの大きさにちょっと恐れ慄く。
だけど、私は直樹さんを気持ち良くするのだ!
意を決して、えいやっとソレを両手で握り、先端を口に含んだ。
「ーーーっっっ!」
その瞬間、直樹さんのモノがビクンっと大きく震えたあと、ビクビクと震えながら先端から出た液体が私の口内に広がっていった。
震えは次第に収まっていき、完全に止まったあとに先端に付いた粘液を唇と舌で拭い取りながら、口を離す。
恐る恐る顔を上げると、直樹さんは片腕で顔を覆っていた。
どうしよう。怒らせてしまっただろうか。
口の中に白濁がある状態で話せなかったので、飲み込んだ。
静かな室内に、私の喉がゴクンッと鳴る音が響いた。
「えっ?!?!?!」
直樹さんが慌てたようにガバッと上半身を起こしながらズボンと下着を上げたあと、私の両肩を掴んだ。
「楓っ?! まさか飲んだのっ?!」
「はい」
直樹さんは物凄く動揺した顔を浮かべたあと、私をぎゅうぎゅうと抱き締めた。
「そんなことしなくていいのに……っ! 本当ごめん……っ!」
「私が勝手にしたことですよ! 直樹さんが謝ることじゃないです」
「でも、楓の口に出しちゃうなんて……俺、……」
直樹さんは動揺を通り越して、青褪めていた。
しかもちょっと涙目になっている。
それを見て、私はものすごく反省する気持ちになった。
直樹さんは昨日、ちゃんと私の同意を取ってから進めてくれたのに。
「勝手なことして、ごめんなさい……」
「ううん、楓が謝らなくていいよ。……ごめん、口の中、変でしょ? すぐに掃除するね」
「え?」
掃除?と口にする間も無く、直樹さんは私の後頭部に手を回し、深く口付けた。
直樹さんは自分の舌で、私の唇の裏、歯の裏表、上顎、舌の裏表、下顎をなぞり、私の口内に残った白濁を丁寧に舐め取っていった。
◇
こんなこと、直樹さん以外にしたことなんてなかったから知らなかったけど、口でした時に白濁を飲むのは割とよくあることで、その後キスで掃除されるのは割と珍しいことみたいだ。
後日、それを知った私は思った。
……やっぱり直樹さんは過保護だ、と。
男性になった私も、直樹さんの笑顔が見たくて、何かしようと必死で。
直樹さんと抱き締め合ったりキスしたり、その先もしたいと思っていて、男性同士、直樹さんに何ができるのかを真剣かつ具体的に考えていた。
***
夢のあと、ゆっくりと意識が浮上した私は『これだ!』と閃いた。
すると、大好きな人が私の名前を呼んだ。
「楓、起きた? おはよう」
直樹さんがふわりと微笑んでこちらを見ていた。
さっそくこの閃きを伝えようと口を開く。
「おはようございます! 直樹さん、私、名案を思い付きました!」
「何なに?」
直樹さんが微笑みながら聞いてくれる。
「あの、直樹さん、昨日、『もし同性なら』って話をしてくれましたよね」
「うん。そうだね」
「私、昨日は直樹さんが『もし女性なら』ってイメージしか湧かなかったんですけど、今、夢で私、男性になってたんです!」
「へぇ。楓が男性なんて、女の子から相当モテそうだ」
「いえ! 直樹さんに夢中で、周りになんか全く興味がありませんでした!」
「そうなの? 嬉しいな」
「はい! 男性の私も、直樹さんを笑顔にしたくてしょうななくて。それに抱き締め合ったりキスをしたり気持ち良くしてあげたりしたくて、真剣に考えてました」
「……そうなの?!」
「はい! ……それでなんと! 私、名案を思いついたんですっ!」
すると、直樹さんが物凄く複雑そうな顔を浮かべた。
「……何でか、ものすごく、嫌な予感がするんだけど」
「あの! 私! もしかしたら後ろの方になら、挿入も怖くないかもって……」
「ダメ!!!」
「ええっ?! 何でですか?!」
「楓が本当にしたいなら考えるけど、……でも、違うでしょ?」
そう言われて、私は考えた。
確かに、私がちゃんと直樹さんを受け入れられたら、こんなことをしようなんて思わなかった気がする。
「確かに直樹さんの言う通り、……本当にしたい訳では、ないかもしれません」
すると、直樹さんは優しく私の髪を撫でてくれた。
「でしょ。……でも、俺のために色々考えてくれる気持ちは嬉しいよ」
直樹さんの優しい笑顔を見た時、私はもう一つ閃いた。
「……そうだ! じゃあ、直樹さんのに私が挿れ……」
「そっちもダメ!!! ……申し訳ないけど、それはもし楓が本当にしたかったとしても、俺が無理だ」
直樹さんが項垂れるのを見て、自分が暴走してしまったことに気付く。
「変なこと言い出してごめんなさい。……直樹さんが無理なら、私、絶対しません」
「……ううん。楓、謝らなくていいんだよ。こんな風にさ、俺にもどうしても無理なことはあるんだから。楓もね、どうしても無理なことはあっていいんだ」
「……!」
「俺が無理な時はさっきみたいに正直に言うから、楓も正直に言ってね」
「……はい」
直樹さんは本当に優しい。
でも、男性が『挿入されるのは無理』だと思うことは割とよくあることのような気がする。
反対に、私が『体を見られるのと女性器へ挿入されるのが無理』だと思うことは割と珍しいことのように思う。
直樹さんの優しさに甘えて、その2つを同じように考えてしまっていいんだろうか?
同じ……と考えたところで、あることを思い出した。
「……あっ!」
「どうしたの?」
「あの、直樹さん! 昨日、『私が直樹さんに手とか口でするのは、直樹さんが私に手とか口で気持ち良くできるようになってから』って言ってましたよね?」
それを聞いて、なぜか直樹さんは目を逸らした。
「……うん、……まぁ、そうだね」
「じゃあ、昨日、直樹さんがしてくれたのと同じこと、私もしたいです! 直樹さんも『嫌じゃない』って言ってたから『無理じゃない』ですよね?」
「ま、待って、楓! ……ぅむっ?!」
私は直樹さんに跨り、そのまま直樹さんの口を自分の口で塞ぎ、直樹さんのパジャマの裾から手を差し入れた。
直樹さんの唇の隙間から舌を差し込むとすぐに、直樹の舌に絡め取られた。
そのまま夢中で舌を絡めそうになったところで、自分の目的を思い出した。
私は直樹さんを気持ち良くするのだ。
気持ち良さに酔っている場合ではないっ!
自分の手を、直樹さんのお腹から上へ上へと這わせていく。
胸筋に辿り着き、撫でてみた。
「ふはっ……」
直樹さんが唇を外し、吹き出した。
「……楓、くすぐったい」
「ええっ! 気持ち良くないですか?」
「うん、楓は気持ち良かった?」
聞かれた途端、昨日のことを思い出し、頬に熱が集まってしまった。
「……はい」
「じゃあ、してあげる」
「あっ、だめっ、今は私がっ……ぁっ……」
最後まで言う前に、直樹さんの手が私のパジャマの中にするりと入り込み、私の胸の愛撫を始めた。
「い、今は、だめっ、ぁ、んっ、んぅ……」
「楓、気持ち良い?」
「きもちい、です、けどぉっ、ぁん……」
「楓、そんな可愛い反応されたら。俺、また止まらなくなる」
直樹さんはそう言って、私の唇に口付けた。
また快感に流されそうになってしまう。
だけど、私は直樹さんを気持ち良くするのだ。
快感に身を捩りながら、私も負けじと手を動かした。
直樹さんの胸の蕾を探り当てようとしたけど、なかなか見つからない。
周りの皮膚より少し柔らかい質感の場所があったので、そこを押してみる。
「……っ!」
直樹さんの唇が離れ、体がビクッと跳ねた。
ので、そのままツンツンと押してみる。
「か、かえで……ま、まって……」
直樹さんが物凄く可愛い顔で、色気のある掠れた声で言うので、私の中の何かのスイッチが入ってしまった。
柔らかい場所の中心にある小さな粒を摘んでみる。
「……っ」
そのままくるくると動かして、聞いてみた。
「直樹さん、気持ち良いですか?」
「……っ!」
返事はなかったけど、何かに耐えるように何度もビクッと震えた。
直樹さん、可愛い……!
両手で愛撫しようと思い、直樹さんに跨った状態のまま腰を下ろすと、私の秘部に硬いモノが触れた。
その瞬間、直樹さんの体がより一層強く跳ねる。
そして、直樹さんが息も絶え絶えに言った。
「……楓、ごめん、……本当に申し訳ないんだけど、お風呂に行ってきてもいい?」
「……それって、自分でするってことですか?」
「……」
直樹さんは物凄く逡巡したあと、頷いた。
「……うん」
「ダメです!」
私はそう言って、パジャマのズボンと下着を下げた。
「楓! ストップ!!!」
直樹さんが焦ったように叫ぶ声と共に、バイーンッと出てきたソレの大きさにちょっと恐れ慄く。
だけど、私は直樹さんを気持ち良くするのだ!
意を決して、えいやっとソレを両手で握り、先端を口に含んだ。
「ーーーっっっ!」
その瞬間、直樹さんのモノがビクンっと大きく震えたあと、ビクビクと震えながら先端から出た液体が私の口内に広がっていった。
震えは次第に収まっていき、完全に止まったあとに先端に付いた粘液を唇と舌で拭い取りながら、口を離す。
恐る恐る顔を上げると、直樹さんは片腕で顔を覆っていた。
どうしよう。怒らせてしまっただろうか。
口の中に白濁がある状態で話せなかったので、飲み込んだ。
静かな室内に、私の喉がゴクンッと鳴る音が響いた。
「えっ?!?!?!」
直樹さんが慌てたようにガバッと上半身を起こしながらズボンと下着を上げたあと、私の両肩を掴んだ。
「楓っ?! まさか飲んだのっ?!」
「はい」
直樹さんは物凄く動揺した顔を浮かべたあと、私をぎゅうぎゅうと抱き締めた。
「そんなことしなくていいのに……っ! 本当ごめん……っ!」
「私が勝手にしたことですよ! 直樹さんが謝ることじゃないです」
「でも、楓の口に出しちゃうなんて……俺、……」
直樹さんは動揺を通り越して、青褪めていた。
しかもちょっと涙目になっている。
それを見て、私はものすごく反省する気持ちになった。
直樹さんは昨日、ちゃんと私の同意を取ってから進めてくれたのに。
「勝手なことして、ごめんなさい……」
「ううん、楓が謝らなくていいよ。……ごめん、口の中、変でしょ? すぐに掃除するね」
「え?」
掃除?と口にする間も無く、直樹さんは私の後頭部に手を回し、深く口付けた。
直樹さんは自分の舌で、私の唇の裏、歯の裏表、上顎、舌の裏表、下顎をなぞり、私の口内に残った白濁を丁寧に舐め取っていった。
◇
こんなこと、直樹さん以外にしたことなんてなかったから知らなかったけど、口でした時に白濁を飲むのは割とよくあることで、その後キスで掃除されるのは割と珍しいことみたいだ。
後日、それを知った私は思った。
……やっぱり直樹さんは過保護だ、と。
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