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第十一筆 恐怖の異世界令嬢教!
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龍はまるぐりっとから謎のフォローをされてしまった。
なんてことだ……なんてことだ……。
どうする? どうする? 龍よ! 君の選択は!?
「ミュートしよう!」
ミュート。
それは「お前の声は聞こえません」のアピールだ。
本来はブロックしたいところだが、それをすると後でまるぐりっとに『スクショ』で晒されるかもしれない。
※スクショ:スクリーンショットの略称。何らかの理由で相手側からブロックされた場合『謎の勝利宣言』をするために使用することが多い。平行線を辿るしかないSNS議論における禁断のスキルの一つである。
従って、相手と安全安心に関わりたくない場合はミュートを使用するのが定石。
それが魑魅魍魎住まうSNSにおけるサバイバル術の一つなのである。
「必殺! サイレントドラゴン!」
龍は「…」のボタンをクリック。
ここから「@oninomarguerite」つまり、まるぐりっとをミュートしようとするが……。
「むっ!」
手紙のマークに何者かの連絡が入った。
DMが来たのだ。一体誰だろうか。
龍はまるぐりっとをミュートする前に確認することにした。
「ま、ま、ま、ま、まるぐりっとオオオオオッ!?」
まるぐりっと本人からのDMだった。
龍は相互フォロワー以外からのDMを拒否する設定にすることを忘れていた。
DM拒否を怠るな。だから、スパムからのDMが終わらないのだ。
「ヒィヒィヒィ……」
呼吸が乱れる龍。
何の用事でまるぐりっとからDMが送られたのか。
背筋が凍るような感覚、物凄く嫌な予感がした。
「なっ!?」
そこには端的かつ威圧的なメッセージが書かれていた。
まるぐりっと@「塩対応令嬢」書籍化とコミカライズ決定!:さっさとフォローしろ。
「ひっ!」
龍はゴクリと唾を飲む。
指と唇が震え、全身がガクブルと小刻みに震える。
更には動悸だ。心臓がバクバクと音を奏でる。
ギアドラゴン:何故?
勇気を振り絞った龍の回答。
だけども、まるぐりっとはこの回答が気に入らなかったようだ。
まるぐりっと@「塩対応令嬢」書籍化とコミカライズ決定!:質問は許さん。
「ッ!」
質問は許さないという。
そして、まるぐりっとはDMを矢継ぎ早に送信してきた。
まるぐりっと@「塩対応令嬢」書籍化とコミカライズ決定!:あんたのこと前から気になってたのよね。
まるぐりっと@「塩対応令嬢」書籍化とコミカライズ決定!:古臭い作風だけど個性的でさ。
まるぐりっと@「塩対応令嬢」書籍化とコミカライズ決定!:実はあんたの「男一匹ウルフ大将」にブクマもつけたことがある。一旦剝がしたけど。
まるぐりっと@「塩対応令嬢」書籍化とコミカライズ決定!:ランキングを駆け上がる方法や書籍化する方法を教えてあげる。
まるぐりっと@「塩対応令嬢」書籍化とコミカライズ決定!:あんたを骨の髄から作風を変えて『異世界令嬢教』に入信させてやる。
それはまさに流星群のようだった。
「はああ……あぁ……あっあっあっ!」
呼気を荒げる龍は「こいつは一体何なんだ」と恐怖する。
しかも、男一匹ウルフ大将にブクマをつけたのはまるぐりっとだという。(剝がされたけど)
「ブ、ブロックするしかない! 禁断のアストロドラゴン発動!」
アストロドラゴン。
龍が隠し持つ禁断の技、ブロックである。
ヤバイやつにしか使用しない「お前とは絶対に関わりたくねえ!」という意志の表れ。
「飛竜クリック!」
だが、ここで龍は一つのミスを犯す。
龍は「…」のところからブロックすればよかったのだが――。
「くらえ! アストロドラゴンンンンンッ!」
フォローバックしました。
「ハガアアアアアアアアアアッ!?」
大事なことなのでもう一度言います。
フォローバックしました。
不覚、圧倒的な不覚だった。
まるぐりっとにメンタルを揺さぶられたことで龍の心は動揺していた。
指が震えたことで誤操作してしまったのだ。
「ど、どないしょう!」
カタカタと歯を鳴らす龍。
彼はとんでもないモンスターと相互フォロワーになってしまった。
「うううううっ!」
龍は泣いてしまった。
俺はとんでもない過ちをしてしまったという後悔だ。
するとDMに、まるぐりっとからの返信が入った。
まるぐりっと@「塩対応令嬢」書籍化とコミカライズ決定!:異世界令嬢教にようこそ。素晴らしい世界があなたを待ってるわ。
勝手に入信させられてしまった。
龍はまるぐりっとのアイコンを憎々しく睨みつける。
「何が『異世界令嬢教』だ! 一人で『百八人の令嬢』作って! 一人で『令嬢水滸伝』やってろッ!」
龍の感情は『泣き』から『怒り』だ。
全く情緒不安定な龍。
だが、この怒りをドストレートにポストしてはまるぐりっとに犬笛を吹かれる。
従って、ここは強筆敵の紅蓮マウザに愚痴るしかない。
ギアドラゴン:聞いてくれ! マウザくん! あのまるぐりっとにフォローされちまった!
愚痴る龍、だがマウザの返答は予想の斜め上だった。
紅蓮マウザ@真面目令嬢小説家:よかったじゃないですか。まるぐりっと様にフォローされて。
「マ、マウザくん!?」
何と肯定的な言葉が返ってきた。
それにアイコンが変わっていたのだ。
灰色のネコからブラックライオンのアイコンへとチェンジ。
更に『真面目幻想』から『真面目令嬢』に名前が変わっていた。
紅蓮マウザ@真面目令嬢小説家:ギアドラゴンさんも『異世界令嬢教』に入信しましょう。
恐怖!
非ストギル系を執筆していたマウザは『異世界令嬢教』の信者になっていたのだ。
なんてことだ……なんてことだ……。
どうする? どうする? 龍よ! 君の選択は!?
「ミュートしよう!」
ミュート。
それは「お前の声は聞こえません」のアピールだ。
本来はブロックしたいところだが、それをすると後でまるぐりっとに『スクショ』で晒されるかもしれない。
※スクショ:スクリーンショットの略称。何らかの理由で相手側からブロックされた場合『謎の勝利宣言』をするために使用することが多い。平行線を辿るしかないSNS議論における禁断のスキルの一つである。
従って、相手と安全安心に関わりたくない場合はミュートを使用するのが定石。
それが魑魅魍魎住まうSNSにおけるサバイバル術の一つなのである。
「必殺! サイレントドラゴン!」
龍は「…」のボタンをクリック。
ここから「@oninomarguerite」つまり、まるぐりっとをミュートしようとするが……。
「むっ!」
手紙のマークに何者かの連絡が入った。
DMが来たのだ。一体誰だろうか。
龍はまるぐりっとをミュートする前に確認することにした。
「ま、ま、ま、ま、まるぐりっとオオオオオッ!?」
まるぐりっと本人からのDMだった。
龍は相互フォロワー以外からのDMを拒否する設定にすることを忘れていた。
DM拒否を怠るな。だから、スパムからのDMが終わらないのだ。
「ヒィヒィヒィ……」
呼吸が乱れる龍。
何の用事でまるぐりっとからDMが送られたのか。
背筋が凍るような感覚、物凄く嫌な予感がした。
「なっ!?」
そこには端的かつ威圧的なメッセージが書かれていた。
まるぐりっと@「塩対応令嬢」書籍化とコミカライズ決定!:さっさとフォローしろ。
「ひっ!」
龍はゴクリと唾を飲む。
指と唇が震え、全身がガクブルと小刻みに震える。
更には動悸だ。心臓がバクバクと音を奏でる。
ギアドラゴン:何故?
勇気を振り絞った龍の回答。
だけども、まるぐりっとはこの回答が気に入らなかったようだ。
まるぐりっと@「塩対応令嬢」書籍化とコミカライズ決定!:質問は許さん。
「ッ!」
質問は許さないという。
そして、まるぐりっとはDMを矢継ぎ早に送信してきた。
まるぐりっと@「塩対応令嬢」書籍化とコミカライズ決定!:あんたのこと前から気になってたのよね。
まるぐりっと@「塩対応令嬢」書籍化とコミカライズ決定!:古臭い作風だけど個性的でさ。
まるぐりっと@「塩対応令嬢」書籍化とコミカライズ決定!:実はあんたの「男一匹ウルフ大将」にブクマもつけたことがある。一旦剝がしたけど。
まるぐりっと@「塩対応令嬢」書籍化とコミカライズ決定!:ランキングを駆け上がる方法や書籍化する方法を教えてあげる。
まるぐりっと@「塩対応令嬢」書籍化とコミカライズ決定!:あんたを骨の髄から作風を変えて『異世界令嬢教』に入信させてやる。
それはまさに流星群のようだった。
「はああ……あぁ……あっあっあっ!」
呼気を荒げる龍は「こいつは一体何なんだ」と恐怖する。
しかも、男一匹ウルフ大将にブクマをつけたのはまるぐりっとだという。(剝がされたけど)
「ブ、ブロックするしかない! 禁断のアストロドラゴン発動!」
アストロドラゴン。
龍が隠し持つ禁断の技、ブロックである。
ヤバイやつにしか使用しない「お前とは絶対に関わりたくねえ!」という意志の表れ。
「飛竜クリック!」
だが、ここで龍は一つのミスを犯す。
龍は「…」のところからブロックすればよかったのだが――。
「くらえ! アストロドラゴンンンンンッ!」
フォローバックしました。
「ハガアアアアアアアアアアッ!?」
大事なことなのでもう一度言います。
フォローバックしました。
不覚、圧倒的な不覚だった。
まるぐりっとにメンタルを揺さぶられたことで龍の心は動揺していた。
指が震えたことで誤操作してしまったのだ。
「ど、どないしょう!」
カタカタと歯を鳴らす龍。
彼はとんでもないモンスターと相互フォロワーになってしまった。
「うううううっ!」
龍は泣いてしまった。
俺はとんでもない過ちをしてしまったという後悔だ。
するとDMに、まるぐりっとからの返信が入った。
まるぐりっと@「塩対応令嬢」書籍化とコミカライズ決定!:異世界令嬢教にようこそ。素晴らしい世界があなたを待ってるわ。
勝手に入信させられてしまった。
龍はまるぐりっとのアイコンを憎々しく睨みつける。
「何が『異世界令嬢教』だ! 一人で『百八人の令嬢』作って! 一人で『令嬢水滸伝』やってろッ!」
龍の感情は『泣き』から『怒り』だ。
全く情緒不安定な龍。
だが、この怒りをドストレートにポストしてはまるぐりっとに犬笛を吹かれる。
従って、ここは強筆敵の紅蓮マウザに愚痴るしかない。
ギアドラゴン:聞いてくれ! マウザくん! あのまるぐりっとにフォローされちまった!
愚痴る龍、だがマウザの返答は予想の斜め上だった。
紅蓮マウザ@真面目令嬢小説家:よかったじゃないですか。まるぐりっと様にフォローされて。
「マ、マウザくん!?」
何と肯定的な言葉が返ってきた。
それにアイコンが変わっていたのだ。
灰色のネコからブラックライオンのアイコンへとチェンジ。
更に『真面目幻想』から『真面目令嬢』に名前が変わっていた。
紅蓮マウザ@真面目令嬢小説家:ギアドラゴンさんも『異世界令嬢教』に入信しましょう。
恐怖!
非ストギル系を執筆していたマウザは『異世界令嬢教』の信者になっていたのだ。
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