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7章~8章間+10章までの 番外編
◆戦え!ボクらのゆうしゃ ランドール◆第十無礼武-FUTURE
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※ これは第9章直前までの某勇者パーティーの番外編です ※
◆第十無礼武-FUTURE◆『それでもやっぱり! 僕らの勇者だったんだよ』
ええと、それで。
世界に平和は……訪れたのか……な?
世界平和って何だろう。
僕は鉄仮面を脱ぎ棄て、醜い認識する鱗だらけの顔を窓に映し……積もる事のない雪のちらつく冬の灰色の空を見上げてる。
今が平和なのかどうかはよくわからない。世界って定義的には広いんだよね。
でもそのおっきくて広い全てが等しく同じ状況って、考えると奇妙な事にも思うんだ。
平和っていう平穏だよねとため息をついて微笑む事が出来る時間は、そうじゃなかった時があるから比較として感じるものにも思えてしまう。
そんなんじゃいけないよ、絵空事でも世界平和を望んであくせくしている人もいるんだしさ。
正直言うと今、あんまり平和じゃない。
しかたないよ、長らく情勢悪かったのが一年そこらで改善するわけがない。ただ、比較をすれば多分……少しずつ良い方方向に改善しているようには思うんだ。
まだまだ、平和だなぁって安堵のため息を付ける状況じゃないんだけどね。それでもだいぶマシな方向に向きつつあるのかも。
僕がこの国から追い出された頃はもうね、何をしても改善の余地なしって感じで絶望感が漂ってたものだよ。というよりは……現状維持に必死で、良くしようっていう意識が全くなかったのかな。
今はそうじゃない。なんとか良くしようって意識が確実に生まれつつあると思う。
こういう風に僕らの国、ディアスの政治の風通しが良くなったのは……間違いない。
この広い定義の世界を救った勇者と魔王のお陰だよね。
誰が何って言おうと僕はそう、信じてる。
世界に平和は訪れたって、多分そんな事言う人はこの世界にまだ誰もいないと思う。
なんでかってまぁ、諸説あるけど第一に、この世界を混乱に貶めたって云う魔王八逆星が滅んでないからね。魔王軍も居るし、それを倒さんとするランドール・ブレイブも健在だ。
魔王健在なのに平和な訳ないじゃんって言う人が結構多いし、割とこう……人には言えないけどわざとそうやって魔王って存在は世界に置いてあったりするわけで。
憎む相手を置いてみれば、世界が平和じゃ無いのはあいつの所為だって簡単に人は責任を転嫁出来る。
世界が平和とは言い難い理由は、もっと別にあるはずなのに。
それを理解できなかったり、どうしようもなかったり。
わかりやすいものでなんとか理解をしたいんだよね。
勇者が魔王を倒すとき、その時世界に平和は訪れるかな?
もし、そうだとするならきっと勇者は、魔王を倒す旅に出かけるだろう。
許されるなら僕はその旅の共に申し出たい。
坊ちゃん、ランドール・アースドはきっとこの世界の勇者として存在し……。
時が来れば魔王を討ちに行くだろう。
平和が来るという約束の為に、その時きっと魔王八逆星も喜んでその首を差し出すんだろうな。
うん、なんとなくあの人の性格上そんな気がする。
だって、僕が今ささやかに比較的平和かもねと、思えるのは全部、全部……あの人のおかげだ。
広いと定義する世界はそんな事、認めないに違いない。
狭い世界で許されている平和。でもね、そうやってちっさな物を一人一人が持つようになればいずれ、繋がる世界の全てがそうだと言える日が来るのかもしれない。
その日を目指し、僕も頑張るんだ。
灰色の空を眩しく思う。
ディアス国の情勢はあんまりよくない。ヤトさん所の仲間たちと一緒に、魔王八逆星に牛耳られていた部分とか、悪い政治家はかなりやっつけたんだけどね。かき乱された社会全体を立て直すにはまだまだ時間が必要だよ。
僕は自分が出来る事をやる事にした。
僕が出来ること、それは誤解が解かれてこうやってディアス国に戻ってきて、再び国に忠誠を誓い、及ばずながら北魔槍騎士団の団長の座に在って……。
この不義渦巻く騎士団社会を立て直す事だ。
僕はやるよ、アービス団長。
そして、待っててね。ランドール坊ちゃん。
いずれこの大義を成し遂げ、いずれ来る出兵の日には……力を率いて貴方のもとに駆けつけるから。
おわり
◆第十無礼武-FUTURE◆『それでもやっぱり! 僕らの勇者だったんだよ』
ええと、それで。
世界に平和は……訪れたのか……な?
世界平和って何だろう。
僕は鉄仮面を脱ぎ棄て、醜い認識する鱗だらけの顔を窓に映し……積もる事のない雪のちらつく冬の灰色の空を見上げてる。
今が平和なのかどうかはよくわからない。世界って定義的には広いんだよね。
でもそのおっきくて広い全てが等しく同じ状況って、考えると奇妙な事にも思うんだ。
平和っていう平穏だよねとため息をついて微笑む事が出来る時間は、そうじゃなかった時があるから比較として感じるものにも思えてしまう。
そんなんじゃいけないよ、絵空事でも世界平和を望んであくせくしている人もいるんだしさ。
正直言うと今、あんまり平和じゃない。
しかたないよ、長らく情勢悪かったのが一年そこらで改善するわけがない。ただ、比較をすれば多分……少しずつ良い方方向に改善しているようには思うんだ。
まだまだ、平和だなぁって安堵のため息を付ける状況じゃないんだけどね。それでもだいぶマシな方向に向きつつあるのかも。
僕がこの国から追い出された頃はもうね、何をしても改善の余地なしって感じで絶望感が漂ってたものだよ。というよりは……現状維持に必死で、良くしようっていう意識が全くなかったのかな。
今はそうじゃない。なんとか良くしようって意識が確実に生まれつつあると思う。
こういう風に僕らの国、ディアスの政治の風通しが良くなったのは……間違いない。
この広い定義の世界を救った勇者と魔王のお陰だよね。
誰が何って言おうと僕はそう、信じてる。
世界に平和は訪れたって、多分そんな事言う人はこの世界にまだ誰もいないと思う。
なんでかってまぁ、諸説あるけど第一に、この世界を混乱に貶めたって云う魔王八逆星が滅んでないからね。魔王軍も居るし、それを倒さんとするランドール・ブレイブも健在だ。
魔王健在なのに平和な訳ないじゃんって言う人が結構多いし、割とこう……人には言えないけどわざとそうやって魔王って存在は世界に置いてあったりするわけで。
憎む相手を置いてみれば、世界が平和じゃ無いのはあいつの所為だって簡単に人は責任を転嫁出来る。
世界が平和とは言い難い理由は、もっと別にあるはずなのに。
それを理解できなかったり、どうしようもなかったり。
わかりやすいものでなんとか理解をしたいんだよね。
勇者が魔王を倒すとき、その時世界に平和は訪れるかな?
もし、そうだとするならきっと勇者は、魔王を倒す旅に出かけるだろう。
許されるなら僕はその旅の共に申し出たい。
坊ちゃん、ランドール・アースドはきっとこの世界の勇者として存在し……。
時が来れば魔王を討ちに行くだろう。
平和が来るという約束の為に、その時きっと魔王八逆星も喜んでその首を差し出すんだろうな。
うん、なんとなくあの人の性格上そんな気がする。
だって、僕が今ささやかに比較的平和かもねと、思えるのは全部、全部……あの人のおかげだ。
広いと定義する世界はそんな事、認めないに違いない。
狭い世界で許されている平和。でもね、そうやってちっさな物を一人一人が持つようになればいずれ、繋がる世界の全てがそうだと言える日が来るのかもしれない。
その日を目指し、僕も頑張るんだ。
灰色の空を眩しく思う。
ディアス国の情勢はあんまりよくない。ヤトさん所の仲間たちと一緒に、魔王八逆星に牛耳られていた部分とか、悪い政治家はかなりやっつけたんだけどね。かき乱された社会全体を立て直すにはまだまだ時間が必要だよ。
僕は自分が出来る事をやる事にした。
僕が出来ること、それは誤解が解かれてこうやってディアス国に戻ってきて、再び国に忠誠を誓い、及ばずながら北魔槍騎士団の団長の座に在って……。
この不義渦巻く騎士団社会を立て直す事だ。
僕はやるよ、アービス団長。
そして、待っててね。ランドール坊ちゃん。
いずれこの大義を成し遂げ、いずれ来る出兵の日には……力を率いて貴方のもとに駆けつけるから。
おわり
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