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第9章「迫り来る影と見えぬゴール」(1)
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「それじゃあ、朝イチで検査室へ案内しますね」
総合病院の受付ロビー、まだ人もまばらな時間帯。
カウンター越しにそう告げたのは、四十代ぐらいの看護師だ。
白のエプロンに水色のナースキャップをつけ、柔和な笑みを浮かべている。
ロビーには、白山シンと母親の姿があった。
シンは連日の“記憶の抜け落ち”に悩んでおり、そのために母親に連れられて検査を受けに来たのだった。
「ごめんね、シン……こんな朝早くから」
そう小声で言う母親に、シンは困ったように微笑む。
「母さんが一緒のほうが心強いし……俺も、病院で診てもらえば少しは何かわかるかもしれないしさ」
だが、その笑顔はどこかぎこちない。
ここ数週間、シンは自分が“何かを忘れている”ことを痛感していた。
約束をすっぽかしたり、昨日の晩ご飯すら思い出せないことがある。
クラスメイトの名前を瞬間的に失念することすら増え、軽いもの忘れでは済まない気配を感じている。
「白山シンさん、こちらへどうぞ」
看護師に呼ばれ、シンは検査室へ向かった。
◇◇◇
「MRI検査は初めてですね?」
四十代の男性医師がシンに声をかけた。
「ええ、初めてです」
シンが緊張気味に答えると、山科は微笑して「少し大きな音がしますが、動かずにいてくださいね」と案内する。
検査にかかった時間は十数分ほど。
機械の中で大きなブーンという音を聞きながら、シンは心臓の鼓動を抑えようとしていた。
自分の頭がどうなっているのか――結果が怖くもあるが、何もわからないのはもっと怖い。
やがて検査を終え、別室でシンと母親は山科から説明を受けた。
「検査の画像を見る限り、脳の一部に通常とは異なる反応が見られます。はっきり病気だとは断言できませんが、外傷やよくある疾患でも説明がつかないレベルですね」
医師の言葉に、シンは「つまり病気じゃないってことですか?」と恐る恐る問いかける。
「外傷や腫瘍は見当たらないので、そういう意味では“一般的な病気”ではないかもしれません。けれど、神経伝達物質の分泌が不規則で、脳波にも変化がある。遺伝子的な問題か、あるいは何か特別な治療や薬による影響が疑われるケースもありますね」
その瞬間、母親が「そ、そんな……」と動揺した声を上げる。
医師が「何か心当たりは?」と尋ねると、母親はまるで口ごもるように目をそらした。
「いえ、特には……」
医師はやや不審そうに首を傾げるが、「そうですか」と続ける。
「一応、専門医のいる大学病院の紹介状を用意しますが、あまり心配しすぎないように」
外に出ると、母親はずっと視線を落としたままだった。
◇◇◇
一方、同じ日の朝。
黒江ユキは、教室の席で頭を押さえていた。
ユキは切れ長の瞳が人を寄せ付けないクールな印象を与えるが、その実は“周囲の感情がうるさくて仕方ない”と感じている。
クラスメイト数十人分の“感情”が、波のように一気に押し寄せてくる読心力が、無意識に入り込むらしく、最近はさらに体調が悪化する一方だった。
「ユキ、大丈夫?」
風間ナツミが声をかける。
ナツミは世話好きで、ユキとも親しくしていた。
「平気……ちょっと頭痛いだけ」
ユキは机に突っ伏したまま口を開く。
声に張りがなく、額に汗が滲んでいる。
ナツミが心配そうに眉を寄せる。
「保健室、行こうよ」
「いい……あそこ、榎本先生がいるし、何か嫌な感じするから……」
保健医の榎本真理は、優しげな笑みを浮かべるが、どこか影があるとユキは感じていた。
◇◇◇
昼下がり。
シンは再度、病院の診察室へ呼ばれ、医師からMRIの詳しい所見を聞くことになった。
「シンくんの脳波パターンは、たとえば外傷や腫瘍などとも違います。遺伝子レベルの問題という可能性もありますが、現状では確定できません」
医師が真剣な面持ちで話すと、シンは「じゃあ、この“物忘れ”の原因は……?」と唇を噛む。
母親が焦ったように、「昔、息子は“特別支援センター”という施設に通わされてて……」と言いかけ、慌てて言葉を飲み込む。
医師が「“特別支援センター”? どういう場所です?」と興味を示すが、母親は「いえ、子どもの発達相談をしただけで、詳しくは……」と濁した。
◇◇◇
一方その頃、学校ではシンの親友である御影コウタとナツミが保健室を訪れていた。
「榎本先生、今日は外出してるって?」
コウタが誰もいない保健室を見回しながら呟く。
ナツミが資料棚を探りつつ、「うん、ほかの先生が言ってた。こんな時間に珍しいよね」と顔をしかめる。
棚には体温計や保健書類が並ぶが、以前見かけた怪しげな“研究データ”らしきファイルは見当たらない。
「やっぱり隠されたか……。あのファイルには“PSY”だの“適応実験”だの書いてあったのに」
コウタが苛立たしげに言うと、ナツミもうなずいた。
◇◇◇
その頃、榎本は校外の喫茶店で黒いスーツを着た中年男と向き合っていた。
「彼が、病院で検査を始めたようです」
男が低い声で言い、榎本は目を伏せる。
「それは……上層部には知らせていますか?」
「もちろん。彼の状態が表沙汰になるのは都合が悪い。早めに対処するよう命じられてる」
榎本は唇を一文字に結ぶ。
「わかりました……私が監視を続けます」
◇◇◇
放課後、ユキはクラスメイトの雑踏を避けるように廊下を歩いていた。
すると急激な頭痛が襲い、膝が崩れそうになる。
周囲の声が一斉に飛び込んできて、まるで脳が割れるような感覚。
ユキは視界がちらつき、壁にもたれかかる。
「ユキ、大丈夫?」
ナツミがすぐに駆けつけ、コウタも「おい、大丈夫か?」と声を荒げる。
ユキは息も絶え絶えに、「ごめん……頭が……」と弱々しく答え、ほとんど動けない。
「保健室に行くか?」
コウタが提案するが、ナツミが肩を掴んで「ダメだよ、榎本先生が何するかわかんないし……」と制止する。
「じゃあ……タクシーでユキの家まで送ろう。こんな状態じゃ、一人じゃ危ない」
「うん、そうしよう!」
ユキは頭痛で何も言えないが、しきりに「ごめん……」と呟く。
ナツミは「余計なこと言わないでいいから、しっかりしてよ!」と慰めるような声をかけた。
◇◇◇
そのころ、シンは病院を出て母親と一緒に歩いており、そのときスマホが震えた。
「ナツミか……?」
画面には短いメッセージが表示されている。
“ユキが倒れた。ヤバそうだから家連れていく”
シンの胸が急激にざわつく。
いつもクールな彼女が倒れるなんて想像つかないが、コウタの様子からして深刻に違いない。
「母さん、ごめん、先に帰ってて。俺、友だちのとこ行かないと」
母親が「え、でも……」と言いかけるが、シンはもう走り出していた。
総合病院の受付ロビー、まだ人もまばらな時間帯。
カウンター越しにそう告げたのは、四十代ぐらいの看護師だ。
白のエプロンに水色のナースキャップをつけ、柔和な笑みを浮かべている。
ロビーには、白山シンと母親の姿があった。
シンは連日の“記憶の抜け落ち”に悩んでおり、そのために母親に連れられて検査を受けに来たのだった。
「ごめんね、シン……こんな朝早くから」
そう小声で言う母親に、シンは困ったように微笑む。
「母さんが一緒のほうが心強いし……俺も、病院で診てもらえば少しは何かわかるかもしれないしさ」
だが、その笑顔はどこかぎこちない。
ここ数週間、シンは自分が“何かを忘れている”ことを痛感していた。
約束をすっぽかしたり、昨日の晩ご飯すら思い出せないことがある。
クラスメイトの名前を瞬間的に失念することすら増え、軽いもの忘れでは済まない気配を感じている。
「白山シンさん、こちらへどうぞ」
看護師に呼ばれ、シンは検査室へ向かった。
◇◇◇
「MRI検査は初めてですね?」
四十代の男性医師がシンに声をかけた。
「ええ、初めてです」
シンが緊張気味に答えると、山科は微笑して「少し大きな音がしますが、動かずにいてくださいね」と案内する。
検査にかかった時間は十数分ほど。
機械の中で大きなブーンという音を聞きながら、シンは心臓の鼓動を抑えようとしていた。
自分の頭がどうなっているのか――結果が怖くもあるが、何もわからないのはもっと怖い。
やがて検査を終え、別室でシンと母親は山科から説明を受けた。
「検査の画像を見る限り、脳の一部に通常とは異なる反応が見られます。はっきり病気だとは断言できませんが、外傷やよくある疾患でも説明がつかないレベルですね」
医師の言葉に、シンは「つまり病気じゃないってことですか?」と恐る恐る問いかける。
「外傷や腫瘍は見当たらないので、そういう意味では“一般的な病気”ではないかもしれません。けれど、神経伝達物質の分泌が不規則で、脳波にも変化がある。遺伝子的な問題か、あるいは何か特別な治療や薬による影響が疑われるケースもありますね」
その瞬間、母親が「そ、そんな……」と動揺した声を上げる。
医師が「何か心当たりは?」と尋ねると、母親はまるで口ごもるように目をそらした。
「いえ、特には……」
医師はやや不審そうに首を傾げるが、「そうですか」と続ける。
「一応、専門医のいる大学病院の紹介状を用意しますが、あまり心配しすぎないように」
外に出ると、母親はずっと視線を落としたままだった。
◇◇◇
一方、同じ日の朝。
黒江ユキは、教室の席で頭を押さえていた。
ユキは切れ長の瞳が人を寄せ付けないクールな印象を与えるが、その実は“周囲の感情がうるさくて仕方ない”と感じている。
クラスメイト数十人分の“感情”が、波のように一気に押し寄せてくる読心力が、無意識に入り込むらしく、最近はさらに体調が悪化する一方だった。
「ユキ、大丈夫?」
風間ナツミが声をかける。
ナツミは世話好きで、ユキとも親しくしていた。
「平気……ちょっと頭痛いだけ」
ユキは机に突っ伏したまま口を開く。
声に張りがなく、額に汗が滲んでいる。
ナツミが心配そうに眉を寄せる。
「保健室、行こうよ」
「いい……あそこ、榎本先生がいるし、何か嫌な感じするから……」
保健医の榎本真理は、優しげな笑みを浮かべるが、どこか影があるとユキは感じていた。
◇◇◇
昼下がり。
シンは再度、病院の診察室へ呼ばれ、医師からMRIの詳しい所見を聞くことになった。
「シンくんの脳波パターンは、たとえば外傷や腫瘍などとも違います。遺伝子レベルの問題という可能性もありますが、現状では確定できません」
医師が真剣な面持ちで話すと、シンは「じゃあ、この“物忘れ”の原因は……?」と唇を噛む。
母親が焦ったように、「昔、息子は“特別支援センター”という施設に通わされてて……」と言いかけ、慌てて言葉を飲み込む。
医師が「“特別支援センター”? どういう場所です?」と興味を示すが、母親は「いえ、子どもの発達相談をしただけで、詳しくは……」と濁した。
◇◇◇
一方その頃、学校ではシンの親友である御影コウタとナツミが保健室を訪れていた。
「榎本先生、今日は外出してるって?」
コウタが誰もいない保健室を見回しながら呟く。
ナツミが資料棚を探りつつ、「うん、ほかの先生が言ってた。こんな時間に珍しいよね」と顔をしかめる。
棚には体温計や保健書類が並ぶが、以前見かけた怪しげな“研究データ”らしきファイルは見当たらない。
「やっぱり隠されたか……。あのファイルには“PSY”だの“適応実験”だの書いてあったのに」
コウタが苛立たしげに言うと、ナツミもうなずいた。
◇◇◇
その頃、榎本は校外の喫茶店で黒いスーツを着た中年男と向き合っていた。
「彼が、病院で検査を始めたようです」
男が低い声で言い、榎本は目を伏せる。
「それは……上層部には知らせていますか?」
「もちろん。彼の状態が表沙汰になるのは都合が悪い。早めに対処するよう命じられてる」
榎本は唇を一文字に結ぶ。
「わかりました……私が監視を続けます」
◇◇◇
放課後、ユキはクラスメイトの雑踏を避けるように廊下を歩いていた。
すると急激な頭痛が襲い、膝が崩れそうになる。
周囲の声が一斉に飛び込んできて、まるで脳が割れるような感覚。
ユキは視界がちらつき、壁にもたれかかる。
「ユキ、大丈夫?」
ナツミがすぐに駆けつけ、コウタも「おい、大丈夫か?」と声を荒げる。
ユキは息も絶え絶えに、「ごめん……頭が……」と弱々しく答え、ほとんど動けない。
「保健室に行くか?」
コウタが提案するが、ナツミが肩を掴んで「ダメだよ、榎本先生が何するかわかんないし……」と制止する。
「じゃあ……タクシーでユキの家まで送ろう。こんな状態じゃ、一人じゃ危ない」
「うん、そうしよう!」
ユキは頭痛で何も言えないが、しきりに「ごめん……」と呟く。
ナツミは「余計なこと言わないでいいから、しっかりしてよ!」と慰めるような声をかけた。
◇◇◇
そのころ、シンは病院を出て母親と一緒に歩いており、そのときスマホが震えた。
「ナツミか……?」
画面には短いメッセージが表示されている。
“ユキが倒れた。ヤバそうだから家連れていく”
シンの胸が急激にざわつく。
いつもクールな彼女が倒れるなんて想像つかないが、コウタの様子からして深刻に違いない。
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