1 / 10
第1章
しおりを挟む
「ああ、魔法使い、いいよなあ……俺も異世界でこう、ズバッと詠唱してファイアボールとか撃ってみてえよ」
薄暗い蛍光灯がチカチカと瞬く、いつもの秋葉原。
週末でもないのに人でごった返すこの街の一角、古びたビルの3階にある行きつけの書店で、俺、天城リクは、ライトノベルの新刊を立ち読みしながら、そんな壮大な夢に想いを馳せていた。
目の前には、カラー口絵で描かれた『魔法剣士の大冒険XIII』の主人公。
腰に長剣を提げ、ローブをはためかせ、その手には燃え盛る炎の球――ファイアボール。
まさに王道、これぞファンタジー!
「はぁ……かっけえ。冒険者ギルドで依頼受けてさ、剣と魔法でズバズバ無双して、ついでにエルフの美少女とか獣人のロリっ娘とか、そういう可愛いパーティメンバーとキャッキャウフフ……」
脳内ではすでに、ハーレムパーティを引き連れて魔王城に乗り込む俺の姿が完璧に再生されている。
現実の俺は、彼女いない歴=年齢の、ごく平凡なオタク高校生だってのに、妄想だけはいつだって英雄(ヒーロー)級だ。
「ま、現実は課題とバイトとソシャゲのイベント周回だけどな!」
自嘲気味にひとりごちて、読み終えたラノベを棚に戻す。
ふとスマホを取り出すと、お気に入りのなろう小説の更新通知が来ていた。
タイトルは確か、『スキル強奪で成り上がる俺の異世界無双録』だったか。
「これもアツいんだよなー。やっぱ異世界転生っしょ!」
ニヤニヤしながら画面をタップし、小説を読みふける。
周囲の喧騒なんて、もはや俺の耳には届かない。
物語の主人公が新たなチートスキルを覚醒させるシーンに、俺のテンションも爆上がりだ。
「最強の魔法使いに、俺はなる!」
心の中で高らかに叫び、気分はすっかり異世界の勇者。
顔を上げたその瞬間――視界いっぱいに広がったのは、大型トラックのフロントグリルだった。
キキーッ! というけたたましいブレーキ音と、運転手の絶叫がやけにスローモーションで聞こえる。
「……え?」
次の瞬間、俺の身体は宙を舞っていた。
ああ、走馬灯って本当にあるんだな、なんて冷静に分析している自分と、まだ美少女と手も繋いだことねえのに死んでたまるか! と絶叫している自分がいる。
「うわああああ! まだ童貞なのにいいいぃぃぃぃ!」
それが、俺の人生最後の叫びだった。
……のはずだった。
◇
「――お疲れ様でした♪ ささ、異世界転生のお時間ですよ~」
次に目を開けた時、俺はまばゆい光の中にいた。
いや、光の中というか、光そのもので構成されたような、純白の空間だ。
床も壁も天井も、どこまでが何なのか判然としない。
ただ、足元はふかふかとした雲のような感触で、ほんのり温かい。
空気は清浄そのもので、心が洗われるような……って、何だここ!?
混乱する俺の目の前には、ふわふわと宙に浮かぶ、とんでもない美少女がいた。
腰まで届くプラチナブロンドの髪、青く澄んだ大きな瞳、そして頭上に天使の輪っか。
純白のドレスをひらひらさせながら、彼女はにこやかに微笑んでいる。
その顔面偏差値、軽く見積もっても測定不能レベル。
「えっと……天使、さん? もしかして俺、死んだ?」
「はい、ご名答♪ わたくし、この神殿で転生業務を担当しております、女神ユフィーナ・レイラと申します。以後お見知りおきを~」
女神様が、くるくるっとその場で一回転する。
天使の輪っかまで楽しそうに揺れている。
ノリ軽いな、この女神。
「異世界転生……マジで!? やったあああああ!」
俺は叫んだ。
さっきまでの混乱なんてどこへやら、ラノベやなろう小説で散々読んできた、憧れの展開がついに俺の身に!
気づけば俺は、女神様の足元(雲の上だけど)に土下座していた。
「女神様! お願いします! 俺、魔法使いになりたいんです! どうか! 魔法を使えるようにしてください!」
そう、これだけは譲れない。
剣もいいけど、やっぱり男のロマンは魔法だ。
詠唱して、魔法陣展開して、ドカンと一発!
あれをやらなきゃ異世界転生の意味がない!
「あらあら、魔法がお好きなんですね?」
ユフィーナ様は、ポンポンと手を叩いて、嬉しそうに俺の頭を見下ろす。
「うんうん、そういうことなら、わたくしにお任せくださいな♪」
女神様はにっこり微笑むと、俺の頭にそっと手を置いた。
ひんやりとして、でもどこか安心するような、不思議な感触。
「それでは、天城リクさん。あなたに【魔砲(まほう)の祝福】を授けましょう♪ 新しい世界でも頑張ってくださいね~えいっ!」
「まほうのしゅくふく……! あ、ありがとうございます、ユフィーナ様あああ!」
やった、これで俺も魔法使いだ!
感激に打ち震える俺の足元が、眩い光に包まれていく。
視界が白く染まり、身体がふわりと浮き上がる感覚。
これが転送ってやつか!
「うおおおお! 行ってきます、女神様! 俺、立派な魔法使いになってみせます!」
最後にそう叫んだ俺は、期待と興奮で胸をパンパンに膨らませながら、光の中へと完全に飲み込まれていった。
◇ ◇ ◇
……静寂が戻った純白の神殿。
女神ユフィーナは、リクが消えた空間をしばらく見つめていたが、やがて小さく首をかしげた。
「あれ? 今の子、魔法使いになりたいって言ってたわよね……わたくし、確か【魔砲(まほう)の祝福】を授けたような……」
手元の、まるでタブレット端末のような形状の聖典にサラサラと指を滑らせる。
「ええと、魔法(まほう)と、魔砲(まほう)……あら? 同じ読み方ですわね。うん、まあ、同じ読み方だし大丈夫よね?」
女神はあっけらかんとそう呟くと、ぱちんと聖典を閉じ、次の転生者の準備に取り掛かるべく、鼻歌交じりに神殿の奥へと消えていった。
薄暗い蛍光灯がチカチカと瞬く、いつもの秋葉原。
週末でもないのに人でごった返すこの街の一角、古びたビルの3階にある行きつけの書店で、俺、天城リクは、ライトノベルの新刊を立ち読みしながら、そんな壮大な夢に想いを馳せていた。
目の前には、カラー口絵で描かれた『魔法剣士の大冒険XIII』の主人公。
腰に長剣を提げ、ローブをはためかせ、その手には燃え盛る炎の球――ファイアボール。
まさに王道、これぞファンタジー!
「はぁ……かっけえ。冒険者ギルドで依頼受けてさ、剣と魔法でズバズバ無双して、ついでにエルフの美少女とか獣人のロリっ娘とか、そういう可愛いパーティメンバーとキャッキャウフフ……」
脳内ではすでに、ハーレムパーティを引き連れて魔王城に乗り込む俺の姿が完璧に再生されている。
現実の俺は、彼女いない歴=年齢の、ごく平凡なオタク高校生だってのに、妄想だけはいつだって英雄(ヒーロー)級だ。
「ま、現実は課題とバイトとソシャゲのイベント周回だけどな!」
自嘲気味にひとりごちて、読み終えたラノベを棚に戻す。
ふとスマホを取り出すと、お気に入りのなろう小説の更新通知が来ていた。
タイトルは確か、『スキル強奪で成り上がる俺の異世界無双録』だったか。
「これもアツいんだよなー。やっぱ異世界転生っしょ!」
ニヤニヤしながら画面をタップし、小説を読みふける。
周囲の喧騒なんて、もはや俺の耳には届かない。
物語の主人公が新たなチートスキルを覚醒させるシーンに、俺のテンションも爆上がりだ。
「最強の魔法使いに、俺はなる!」
心の中で高らかに叫び、気分はすっかり異世界の勇者。
顔を上げたその瞬間――視界いっぱいに広がったのは、大型トラックのフロントグリルだった。
キキーッ! というけたたましいブレーキ音と、運転手の絶叫がやけにスローモーションで聞こえる。
「……え?」
次の瞬間、俺の身体は宙を舞っていた。
ああ、走馬灯って本当にあるんだな、なんて冷静に分析している自分と、まだ美少女と手も繋いだことねえのに死んでたまるか! と絶叫している自分がいる。
「うわああああ! まだ童貞なのにいいいぃぃぃぃ!」
それが、俺の人生最後の叫びだった。
……のはずだった。
◇
「――お疲れ様でした♪ ささ、異世界転生のお時間ですよ~」
次に目を開けた時、俺はまばゆい光の中にいた。
いや、光の中というか、光そのもので構成されたような、純白の空間だ。
床も壁も天井も、どこまでが何なのか判然としない。
ただ、足元はふかふかとした雲のような感触で、ほんのり温かい。
空気は清浄そのもので、心が洗われるような……って、何だここ!?
混乱する俺の目の前には、ふわふわと宙に浮かぶ、とんでもない美少女がいた。
腰まで届くプラチナブロンドの髪、青く澄んだ大きな瞳、そして頭上に天使の輪っか。
純白のドレスをひらひらさせながら、彼女はにこやかに微笑んでいる。
その顔面偏差値、軽く見積もっても測定不能レベル。
「えっと……天使、さん? もしかして俺、死んだ?」
「はい、ご名答♪ わたくし、この神殿で転生業務を担当しております、女神ユフィーナ・レイラと申します。以後お見知りおきを~」
女神様が、くるくるっとその場で一回転する。
天使の輪っかまで楽しそうに揺れている。
ノリ軽いな、この女神。
「異世界転生……マジで!? やったあああああ!」
俺は叫んだ。
さっきまでの混乱なんてどこへやら、ラノベやなろう小説で散々読んできた、憧れの展開がついに俺の身に!
気づけば俺は、女神様の足元(雲の上だけど)に土下座していた。
「女神様! お願いします! 俺、魔法使いになりたいんです! どうか! 魔法を使えるようにしてください!」
そう、これだけは譲れない。
剣もいいけど、やっぱり男のロマンは魔法だ。
詠唱して、魔法陣展開して、ドカンと一発!
あれをやらなきゃ異世界転生の意味がない!
「あらあら、魔法がお好きなんですね?」
ユフィーナ様は、ポンポンと手を叩いて、嬉しそうに俺の頭を見下ろす。
「うんうん、そういうことなら、わたくしにお任せくださいな♪」
女神様はにっこり微笑むと、俺の頭にそっと手を置いた。
ひんやりとして、でもどこか安心するような、不思議な感触。
「それでは、天城リクさん。あなたに【魔砲(まほう)の祝福】を授けましょう♪ 新しい世界でも頑張ってくださいね~えいっ!」
「まほうのしゅくふく……! あ、ありがとうございます、ユフィーナ様あああ!」
やった、これで俺も魔法使いだ!
感激に打ち震える俺の足元が、眩い光に包まれていく。
視界が白く染まり、身体がふわりと浮き上がる感覚。
これが転送ってやつか!
「うおおおお! 行ってきます、女神様! 俺、立派な魔法使いになってみせます!」
最後にそう叫んだ俺は、期待と興奮で胸をパンパンに膨らませながら、光の中へと完全に飲み込まれていった。
◇ ◇ ◇
……静寂が戻った純白の神殿。
女神ユフィーナは、リクが消えた空間をしばらく見つめていたが、やがて小さく首をかしげた。
「あれ? 今の子、魔法使いになりたいって言ってたわよね……わたくし、確か【魔砲(まほう)の祝福】を授けたような……」
手元の、まるでタブレット端末のような形状の聖典にサラサラと指を滑らせる。
「ええと、魔法(まほう)と、魔砲(まほう)……あら? 同じ読み方ですわね。うん、まあ、同じ読み方だし大丈夫よね?」
女神はあっけらかんとそう呟くと、ぱちんと聖典を閉じ、次の転生者の準備に取り掛かるべく、鼻歌交じりに神殿の奥へと消えていった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界転生日録〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆感想の受付開始しました。
【あらすじ】
異世界に転生したルイは、5歳の高熱を境に、記憶を取り戻す。一度は言ってみたい「ステータス・オープン」で、ステータスを見れることに気付いた。スキル「生活魔法∞(無限大)」を発見。その意味を知るルイは、仄かに期待を抱いた。
それと同時に、今世の出自である農家の四男は、長男大事な両親の態度に、未来はないと確信。
家族に隠れて、ステータスにあったスキルの一つ「鑑定」を使い、村のお婆(薬師)相手に、金策を開始。
十歳の時に行われたスキル鑑定の結果を父に伝えたが、農家向きのスキルではなかったルイは「家の役には立たない」と判断され、早々に家を追い出される。
だが、追放ありがとう!とばかりに、生活魔法を知るべく、図書館がある街を目指すことにしたルイ。
最初に訪れた街・ゼントで、冒険者登録を済ませる。だがそのギルドの資料室で、前世の文字である漢字が、この世界の魔法文字だという事実を知ることになる。
この世界の魔法文字を試したルイは、魔法文字の奥深さに気づいてしまった。バレないように慎重に……と行動しているつもりのルイだが、そんな彼に奇妙な称号が増えて行く。
そして、冒険者ギルドのギルドマスターや、魔法具師のバレンと共に過ごすうちに、バレンのお師匠様の危機を知る。
そして彼に会いにいくことになったが、その目的地が、図書館がある魔法都市アルティメットだった。
旅の道中もさることながら、魔法都市についても、色々な人に巻き込まれる運命にあるルイだったが……それを知るのは、まだ先である。
☆見切り発車のため、後日変更・追記する場合があります。体調が不安定のため、かける時に書くスタイルです。不定期更新。
☆カクヨム様(吉野 ひな)でも先行投稿しております。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
僕のギフトは規格外!?〜大好きなもふもふたちと異世界で品質開拓を始めます〜
犬社護
ファンタジー
5歳の誕生日、アキトは不思議な夢を見た。舞台は日本、自分は小学生6年生の子供、様々なシーンが走馬灯のように進んでいき、突然の交通事故で終幕となり、そこでの経験と知識の一部を引き継いだまま目を覚ます。それが前世の記憶で、自分が異世界へと転生していることに気付かないまま日常生活を送るある日、父親の職場見学のため、街中にある遺跡へと出かけ、そこで出会った貴族の幼女と話し合っている時に誘拐されてしまい、大ピンチ! 目隠しされ不安の中でどうしようかと思案していると、小さなもふもふ精霊-白虎が救いの手を差し伸べて、アキトの秘めたる力が解放される。
この小さき白虎との出会いにより、アキトの運命が思わぬ方向へと動き出す。
これは、アキトと訳ありモフモフたちの起こす品質開拓物語。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国辺境でただ静かに生き延びたいだけの少年・ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、母が遺したノートに記された、物理法則を応用した「高圧魔力」の理論と、徹底した費用対効果至上主義だけだ。
敵国三千の精鋭が灰燼城に迫る絶望的状況。ヴァンは剣を振るわず、心理戦と補給線攪乱だけで、たった三日で敵軍を撤退させる。
この効率的すぎる勝利は帝国の中枢に届き、彼は最高峰の帝国軍事学院への招待状を手に入れる。
「英雄になりたいわけじゃない。ただ、母の死の真相と父の秘密を知るため、生き残らなきゃならないだけだ」
無口最強の仮面メイド・シンカク、命を取引に差し出した狼耳少女・アイリ。彼は常にコスパの高い道を選び、母の遺したノートの謎、そして生まれて一度も会ったことのない父・帝国大元帥のいる帝都の闇へと踏み込んでいく。
正義も英雄も、損をするなら意味がない。合理主義が英雄譚を侵食していく、反英雄ミリタリー学園ファンタジー。
異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。
日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。
両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日――
「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」
女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。
目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。
作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。
けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。
――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。
誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。
そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。
ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。
癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる