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第1章
しおりを挟む───それはまだ私が14歳の時の話。
「由奈っ!遅いよ!!」
私の名前は相田由奈(アイダユナ)、この春から中学2年生になる。
「なっちゃん待って!早いよ~」
立ち漕ぎをして追いかけるもなっちゃんはどんどん前に進んで小さくなって行く。
いつも私の前には笠原夏好(カサハラカズキ)、なっちゃんがいる。
ショートヘアーが凄く似合って、目鼻立ちも良くてカッコいい女の子。
私の大好きで自慢の幼馴染み。
「だって楽しみなんだもん!新学期!!また同じクラスになれると良いね~」
「私っ、なっちゃんと同じクラスじゃなかったらっ、どうしよう、」
不安と緊張で涙が込み上げてくる。
「大丈夫!大丈夫!2クラスしか無いし、クラス違くても私達が親友な事に変わりはないでしょっ!」
そう言って涙をハンカチで拭ってくれるなっちゃん。
「うんっ!どんな事があってもなっちゃんは私の親友だし、ずっと一緒だし、大好きだよっ!!」
「私も由奈ヘタレだけどだいすきっ」
「えへへっ、ありがとう」
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