探偵注文所

八雲 銀次郎

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ファイルⅢ:行方不明調査

#25

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その後到着した、警察に黒沢たちは逮捕された。ヤラに限っては、日下部が直接パトカーに押し込んだ。
「柏木楓。お前だけは、正直見落としていた。」
パトカーに押し込まれる直前、黒沢がそう呟いた。
『カエは、私たちの中では一番若いからね。可能性は無限大。』
柏木が反論せずとも、電話越しではあるが、天木が、否定とも肯定とも取れない言い方をした。
 
 「それにしても、いつの間に四人で連絡とってたんです?」
 工藤刑事が、柏木に訊ねた。
 「忘れたんですか?あたしたちには、これがあるんですよ?」
 指で示したのは、スマートウォッチだった。
どうやら、それを使って、お互い、位置情報だけ共有し、行動だけで、意図を察していたらしい。
 『クドーには申し訳なかったけど、私たちの行動に説得力をつけるために、カエと動いて貰ってた。』
 「説得力?」
 『警察が一緒に動いてるとなれば、そっちを集中的に先回りすると思ってね。アミちゃん付けたのは、少しでもフォローしやすい様に。』
 結局工藤刑事は天木と柏木の二人に利用されていたにすぎなかった。
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