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僕は人間じゃないかもしれない‥‥
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「が、学校?どこに?なんのためにですか?」
「闇の学校ですよ?もちろん、5000年分のご記憶を取り戻すためにです。あと、失った魔力回復ね!」
「え?あのぉーー全然、意味がわからないんですけど‥‥」
「あぁ、やはり2年前の7回目の聖戦の時に、天使から相当強い毒矢を射られましたね?」
「全くだ。まさか、人間界で人間をやっていたとは‥‥お労しや」
「???」
「ちょっと、お前ら、そんなに急に記憶が戻らなくてもいいじゃないか?これは、これで面白い!」
社長は、にまにましながら僕を見つめて、頬にチュッとキスをした?
「ほぇ~~ぇ~~?なにすんですかぁ~~?社長!!」
「あぁ、こういう愛らしいルシファーも大好きだよ。なんだろう。このかわいい生き物は。その小悪魔的な華奢な青年姿もいいなぁー。一層のこと、一回ぐらい人間としてこのまま生きてみたらどうだろう?おもしろい経験になるのじゃぁ‥‥」
「なにを、おっしゃっているのです?ベリアル?」
さっきまで、白髪の冴えないおじさんだった常務が、いきなり金髪碧眼の美青年に変わっていて、社長に呆れたような眼差しを向けていた。社長は?ってこっちは変わってないか‥‥
じゃぁ、専務は?あ~これはいけない!!夢だよ、絶対!なんと、大きな真っ黒なハエのおばけになっている。
ーーおかしいなぁ~。お酒なんて飲んでないのに酔っているのだろうか?それとも、僕はもしかして気が狂ったか、死んだか、どっちかなのかなぁ‥‥
「ばか!ベルセブブ!お前は本来の格好に戻ったらダメだろう?インパクトありすぎなんだからさぁ」
「あ、主が気絶した‥‥」
ベルゼブブと呼ばれた専務がつぶやくのが聞こえた。
☆
眼を開けると、会社の人達が心配そうに僕の顔を覗き込んでいた。
「大丈夫か?お前、お風呂でのぼせたんだよ?露天風呂で倒れちゃったの覚えているか?」
え?露天風呂で‥‥じゃぁ、あれって夢なのかな。
社長は旨そうにビールを飲んでいるし、常務はいつもの冴えないおじさんだ。あぁ、やっぱり夢だったんだ。良かった、と思いながら、専務を見たらやっぱり普通‥‥じゃないなぁ。
「おぅ、坊主!大丈夫か?」
言いながら近づいてくる専務のハゲ頭に、怪しいものが生えていた。
「ベル。お前、触覚が出てるぞ」
僕は、なぜかそんな言葉が咄嗟にでてきたんだ。そしたら、専務はニヤリと笑ってこう言った。
「我が主。私の名前を愛称で呼んでくださるのですね?ならば、ペットは明日からこのベルに変えてください」
「闇の学校ですよ?もちろん、5000年分のご記憶を取り戻すためにです。あと、失った魔力回復ね!」
「え?あのぉーー全然、意味がわからないんですけど‥‥」
「あぁ、やはり2年前の7回目の聖戦の時に、天使から相当強い毒矢を射られましたね?」
「全くだ。まさか、人間界で人間をやっていたとは‥‥お労しや」
「???」
「ちょっと、お前ら、そんなに急に記憶が戻らなくてもいいじゃないか?これは、これで面白い!」
社長は、にまにましながら僕を見つめて、頬にチュッとキスをした?
「ほぇ~~ぇ~~?なにすんですかぁ~~?社長!!」
「あぁ、こういう愛らしいルシファーも大好きだよ。なんだろう。このかわいい生き物は。その小悪魔的な華奢な青年姿もいいなぁー。一層のこと、一回ぐらい人間としてこのまま生きてみたらどうだろう?おもしろい経験になるのじゃぁ‥‥」
「なにを、おっしゃっているのです?ベリアル?」
さっきまで、白髪の冴えないおじさんだった常務が、いきなり金髪碧眼の美青年に変わっていて、社長に呆れたような眼差しを向けていた。社長は?ってこっちは変わってないか‥‥
じゃぁ、専務は?あ~これはいけない!!夢だよ、絶対!なんと、大きな真っ黒なハエのおばけになっている。
ーーおかしいなぁ~。お酒なんて飲んでないのに酔っているのだろうか?それとも、僕はもしかして気が狂ったか、死んだか、どっちかなのかなぁ‥‥
「ばか!ベルセブブ!お前は本来の格好に戻ったらダメだろう?インパクトありすぎなんだからさぁ」
「あ、主が気絶した‥‥」
ベルゼブブと呼ばれた専務がつぶやくのが聞こえた。
☆
眼を開けると、会社の人達が心配そうに僕の顔を覗き込んでいた。
「大丈夫か?お前、お風呂でのぼせたんだよ?露天風呂で倒れちゃったの覚えているか?」
え?露天風呂で‥‥じゃぁ、あれって夢なのかな。
社長は旨そうにビールを飲んでいるし、常務はいつもの冴えないおじさんだ。あぁ、やっぱり夢だったんだ。良かった、と思いながら、専務を見たらやっぱり普通‥‥じゃないなぁ。
「おぅ、坊主!大丈夫か?」
言いながら近づいてくる専務のハゲ頭に、怪しいものが生えていた。
「ベル。お前、触覚が出てるぞ」
僕は、なぜかそんな言葉が咄嗟にでてきたんだ。そしたら、専務はニヤリと笑ってこう言った。
「我が主。私の名前を愛称で呼んでくださるのですね?ならば、ペットは明日からこのベルに変えてください」
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