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アリッサ王女の結婚式
私の結婚式はとても華やかに行われるはずだった。純白のドレスに二重の真珠のネックレスとブレスレット。ティアラだって真珠をこれでもか!というぐらいにてんこ盛りにつけさせた。当然、誰よりもかわいい私ができあがった。
鏡を見れば、この世の者とも思えぬかわいい女性がえくぼを浮かべてこちらを見ている。完璧だわ!これ以上の女はこの世にいないはず。
私は胸を反らせて大聖堂に向かった。皆が私の美しさにどよめく。良い気分だわ。そうして式が始まる直前になって姿を現したのは・・・・・・お姉様? だった。
銀髪は光り輝き、アメジストの瞳はどんな宝石よりも美しい! 氷姫と揶揄された高貴な雰囲気をまとった圧倒的な存在感に、周りの者は釘付けになっている。
ちょっと、誰の結婚式だと思っているのよ? しかも、なぁに、あのドレス? 純白じゃない? 被ってるわよ?色が! 私は、お姉様のドレスを観察する。胸元は全て真珠が縫い付けられている。しかも、あの色合いは最上級ランクの真珠だ。色も違えて、ピンクパールやナチュラルゴールドの真珠が花模様をつくりながら規則的に並んでいる。
真珠で刺繍をしているようなものだ! なんて贅沢な! そして、お姉様が綺麗に結い上げた髪には黄金のティアラが輝く。そこにも、真珠! 真珠とダイヤのオンパレードだわ・・・・・・
負けた・・・・・・って、なんでここにお姉様がいるのかしら? 死んだのではなかったの? 盗賊の首領の愛人になっているのではなかったの?
私は、お姉様のところに行き尋ねたわ。
「生きていらっしゃったんですね?」
「えぇ、あなたがシミだらけにしたドレスのお陰かしら? さぁ、心置きなく結婚式を楽しんで?」
見回せば、周囲は全てカルロス王国の兵士達に囲まれている。これは、やっぱりそういうことよね?
「ノーラン様が私を奪いに兵を連れて来てくださったのだわ! あぁ、それで、お姉様が代わりにこの国を継ぐということね? いいわよ。こんなしけたブロンディ王国なんていらないわ。あ、ついでにこのジェイデンもあげてもいいけど・・・・・・」
お姉様は苦笑しているばかりだ。
「アリッサの頭のお花は、どんな状況でも咲いているのね」
不思議な言葉を言った。そっか、お花のようにかわいいということよね?
お姉様に散々、嫌がらせしてやったけれど、そんなに怒ってないみたい。
結婚式は滞りなく終わった。すると、戴冠式も行うと大聖堂の教皇様が言い出した。
「あぁ、お姉様に譲るわ。私はノーラン様とカルロス王国に行くからぁーー」
そうよ、この結婚式は余興だわ。式をあげた花嫁をさらうというロマンチックなシチュエーションでしょう?
*:.。 。.:*・゚✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*
「ただ今から正当な女王の跡継ぎであるバイオレット王女の戴冠式を行います。すべてのここにいる王族達が承認し祝福をするものである」
お姉様のティアラがそっとはずされ、ブロンディ王国の王冠が載せられた。各国の王族が、私の結婚式の時の3倍の声を張り上げた。
「「「おめでとうございます!!」」」「「「祝福と栄光を」」」「「「太陽と月と星に」」」
祝福の声が鳴り止まない!! これじゃぁ、誰が主役かわからないじゃない!!
ひとしきり、祝福の大合唱が収まったころ、ノーラン様が声を張り上げた。
「これから、このブロンディ王国の粛清をする! 邪悪な者どもを集めろ!」
私は、お母様とお父様とジェイデンと一緒に兵士から剣を向けられたのだった。
鏡を見れば、この世の者とも思えぬかわいい女性がえくぼを浮かべてこちらを見ている。完璧だわ!これ以上の女はこの世にいないはず。
私は胸を反らせて大聖堂に向かった。皆が私の美しさにどよめく。良い気分だわ。そうして式が始まる直前になって姿を現したのは・・・・・・お姉様? だった。
銀髪は光り輝き、アメジストの瞳はどんな宝石よりも美しい! 氷姫と揶揄された高貴な雰囲気をまとった圧倒的な存在感に、周りの者は釘付けになっている。
ちょっと、誰の結婚式だと思っているのよ? しかも、なぁに、あのドレス? 純白じゃない? 被ってるわよ?色が! 私は、お姉様のドレスを観察する。胸元は全て真珠が縫い付けられている。しかも、あの色合いは最上級ランクの真珠だ。色も違えて、ピンクパールやナチュラルゴールドの真珠が花模様をつくりながら規則的に並んでいる。
真珠で刺繍をしているようなものだ! なんて贅沢な! そして、お姉様が綺麗に結い上げた髪には黄金のティアラが輝く。そこにも、真珠! 真珠とダイヤのオンパレードだわ・・・・・・
負けた・・・・・・って、なんでここにお姉様がいるのかしら? 死んだのではなかったの? 盗賊の首領の愛人になっているのではなかったの?
私は、お姉様のところに行き尋ねたわ。
「生きていらっしゃったんですね?」
「えぇ、あなたがシミだらけにしたドレスのお陰かしら? さぁ、心置きなく結婚式を楽しんで?」
見回せば、周囲は全てカルロス王国の兵士達に囲まれている。これは、やっぱりそういうことよね?
「ノーラン様が私を奪いに兵を連れて来てくださったのだわ! あぁ、それで、お姉様が代わりにこの国を継ぐということね? いいわよ。こんなしけたブロンディ王国なんていらないわ。あ、ついでにこのジェイデンもあげてもいいけど・・・・・・」
お姉様は苦笑しているばかりだ。
「アリッサの頭のお花は、どんな状況でも咲いているのね」
不思議な言葉を言った。そっか、お花のようにかわいいということよね?
お姉様に散々、嫌がらせしてやったけれど、そんなに怒ってないみたい。
結婚式は滞りなく終わった。すると、戴冠式も行うと大聖堂の教皇様が言い出した。
「あぁ、お姉様に譲るわ。私はノーラン様とカルロス王国に行くからぁーー」
そうよ、この結婚式は余興だわ。式をあげた花嫁をさらうというロマンチックなシチュエーションでしょう?
*:.。 。.:*・゚✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*
「ただ今から正当な女王の跡継ぎであるバイオレット王女の戴冠式を行います。すべてのここにいる王族達が承認し祝福をするものである」
お姉様のティアラがそっとはずされ、ブロンディ王国の王冠が載せられた。各国の王族が、私の結婚式の時の3倍の声を張り上げた。
「「「おめでとうございます!!」」」「「「祝福と栄光を」」」「「「太陽と月と星に」」」
祝福の声が鳴り止まない!! これじゃぁ、誰が主役かわからないじゃない!!
ひとしきり、祝福の大合唱が収まったころ、ノーラン様が声を張り上げた。
「これから、このブロンディ王国の粛清をする! 邪悪な者どもを集めろ!」
私は、お母様とお父様とジェイデンと一緒に兵士から剣を向けられたのだった。
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