26 / 34
バイオレット王女の父親の最期(民の裁き)
「これから、このブロンディ王国の粛清をする!邪悪な者どもを集めろ!」
私は大声を張り上げた。まずは、カミラ女王のバカ息子だな。
「偉大なるカミラ女王のご令息よ。こちらに」
私の呼びかけにバイオレット王女の父親が、おどおどした様子でやって来た。
「貴方は、カミラ女王の意向を無視しバイオレット王女を追放に近い形でカルロス王国に嫁がせた。騎士は3人しかおらず、馬車は1台。侍女の一人さえつけなかった」
「「「「なんてことだ!!」」」」 「「「「鬼畜だ! 殺されろと言っているようなものだ」」」
他国の王族達の呆れた声がざわざわと響く。
「バイオレット王女を殺そうとしたと言って良い。すなわち、ブロンディ王国の大事な女王様の殺害未遂だ。この罪の刑は国民に任そう。この男を商業地域の広場に連れていけ。体を縛って逃げないようにし、札を立て罪状を書け。民が好きなように裁くだろう」
カミラ女王の息子は、青ざめてわめいた。
「待ってくれ! 商業地域なんて殺される! あそこはカミラ女王の熱狂的崇拝者がほとんどの地域だ。その秘蔵っ子を粗末に扱ったと知られたら殺される! 頼む! やめてくれ」
「それが、わかっていてのバイオレット王女への仕打ちなら、大人しく民に裁かれろ!」
「カミラ女王が、母上が悪いんじゃないか!俺は王になりたかった。代々、女王が統治しないと竜王が祟るなんて神話の迷信を信じている国民はばかだ。男の俺が王になってなにが悪い!母上はバイオレット王女に後を継がせると言った。酷い話だ。息子の私がいるのに。だから、毒を少しずつ盛って病気に見せかけて殺した。こんなことならお気に入りのバイオレット王女にも毒を飲ませて一緒に殺せば良かった。」
犯罪を自ら暴露し、この息子は薄ら笑っていた。カミラ女王の息子は商業地域に連れていかれた。縄で手足を縛られた。その傍らには立て札がたてられている。
*:゚+。.☆.+*✩⡱:゚
この男はカミラ女王の息子のハドソン・ブロンディである。
罪状は母親殺しで、カミラ女王に少しづつ毒を盛り死に至らしめたこと。
カミラ女王の秘蔵っ子のバイオレット王女の殺人未遂罪も加重された。
よって、民の判断で裁くことを許可する。
*:゚+。.☆.+*✩⡱:゚
この文面に、今までの詳細な経緯も付け加えられた。
ぞろぞろと集まってくる民達は、生き埋めにしようという結論に至った。すぐに死なせることはさせない。最も残酷な方法のひとつだ。
穴を掘りハドソンは放り込まれて顔だけが土の中から覗く。その顔にはべたべたに蜂蜜が塗られた。夜になれば虫が顔中にたかるだろう。放っておいてもいずれ死ぬ。
民達は交代で、ハドソンが弱るのを見ていた。そうして一週間後に死んだことが確認されると、カミラ女王に向けて祈りの会が開かれた。
カミラ女王の冥福を祈るとともに、新しく即位したバイオレット王女に敬意を表したのだった。
次は・・・・・・ハドソンの妻、アリッサの母親の番だ。
私は大声を張り上げた。まずは、カミラ女王のバカ息子だな。
「偉大なるカミラ女王のご令息よ。こちらに」
私の呼びかけにバイオレット王女の父親が、おどおどした様子でやって来た。
「貴方は、カミラ女王の意向を無視しバイオレット王女を追放に近い形でカルロス王国に嫁がせた。騎士は3人しかおらず、馬車は1台。侍女の一人さえつけなかった」
「「「「なんてことだ!!」」」」 「「「「鬼畜だ! 殺されろと言っているようなものだ」」」
他国の王族達の呆れた声がざわざわと響く。
「バイオレット王女を殺そうとしたと言って良い。すなわち、ブロンディ王国の大事な女王様の殺害未遂だ。この罪の刑は国民に任そう。この男を商業地域の広場に連れていけ。体を縛って逃げないようにし、札を立て罪状を書け。民が好きなように裁くだろう」
カミラ女王の息子は、青ざめてわめいた。
「待ってくれ! 商業地域なんて殺される! あそこはカミラ女王の熱狂的崇拝者がほとんどの地域だ。その秘蔵っ子を粗末に扱ったと知られたら殺される! 頼む! やめてくれ」
「それが、わかっていてのバイオレット王女への仕打ちなら、大人しく民に裁かれろ!」
「カミラ女王が、母上が悪いんじゃないか!俺は王になりたかった。代々、女王が統治しないと竜王が祟るなんて神話の迷信を信じている国民はばかだ。男の俺が王になってなにが悪い!母上はバイオレット王女に後を継がせると言った。酷い話だ。息子の私がいるのに。だから、毒を少しずつ盛って病気に見せかけて殺した。こんなことならお気に入りのバイオレット王女にも毒を飲ませて一緒に殺せば良かった。」
犯罪を自ら暴露し、この息子は薄ら笑っていた。カミラ女王の息子は商業地域に連れていかれた。縄で手足を縛られた。その傍らには立て札がたてられている。
*:゚+。.☆.+*✩⡱:゚
この男はカミラ女王の息子のハドソン・ブロンディである。
罪状は母親殺しで、カミラ女王に少しづつ毒を盛り死に至らしめたこと。
カミラ女王の秘蔵っ子のバイオレット王女の殺人未遂罪も加重された。
よって、民の判断で裁くことを許可する。
*:゚+。.☆.+*✩⡱:゚
この文面に、今までの詳細な経緯も付け加えられた。
ぞろぞろと集まってくる民達は、生き埋めにしようという結論に至った。すぐに死なせることはさせない。最も残酷な方法のひとつだ。
穴を掘りハドソンは放り込まれて顔だけが土の中から覗く。その顔にはべたべたに蜂蜜が塗られた。夜になれば虫が顔中にたかるだろう。放っておいてもいずれ死ぬ。
民達は交代で、ハドソンが弱るのを見ていた。そうして一週間後に死んだことが確認されると、カミラ女王に向けて祈りの会が開かれた。
カミラ女王の冥福を祈るとともに、新しく即位したバイオレット王女に敬意を表したのだった。
次は・・・・・・ハドソンの妻、アリッサの母親の番だ。
あなたにおすすめの小説
【完結】気付けばいつも傍に貴方がいる
kana
恋愛
ベルティアーナ・ウォール公爵令嬢はレフタルド王国のラシード第一王子の婚約者候補だった。
いつも令嬢を隣に侍らす王子から『声も聞きたくない、顔も見たくない』と拒絶されるが、これ幸いと大喜びで婚約者候補を辞退した。
実はこれは二回目の人生だ。
回帰前のベルティアーナは第一王子の婚約者で、大人しく控えめ。常に貼り付けた笑みを浮かべて人の言いなりだった。
彼女は王太子になった第一王子の妃になってからも、弟のウィルダー以外の誰からも気にかけてもらえることなく公務と執務をするだけの都合のいいお飾りの妃だった。
そして白い結婚のまま約一年後に自ら命を絶った。
その理由と原因を知った人物が自分の命と引き換えにやり直しを望んだ結果、ベルティアーナの置かれていた環境が変わりることで彼女の性格までいい意味で変わることに⋯⋯
そんな彼女は家族全員で海を隔てた他国に移住する。
※ 投稿する前に確認していますが誤字脱字の多い作者ですがよろしくお願いいたします。
※ 設定ゆるゆるです。
婚約する前から、貴方に恋人がいる事は存じておりました
Kouei
恋愛
とある夜会での出来事。
月明りに照らされた庭園で、女性が男性に抱きつき愛を囁いています。
ところが相手の男性は、私リュシュエンヌ・トルディの婚約者オスカー・ノルマンディ伯爵令息でした。
けれど私、お二人が恋人同士という事は婚約する前から存じておりましたの。
ですからオスカー様にその女性を第二夫人として迎えるようにお薦め致しました。
愛する方と過ごすことがオスカー様の幸せ。
オスカー様の幸せが私の幸せですもの。
※この作品は、他投稿サイトにも公開しています。
裏切りの先にあるもの
マツユキ
恋愛
侯爵令嬢のセシルには幼い頃に王家が決めた婚約者がいた。
結婚式の日取りも決まり数か月後の挙式を楽しみにしていたセシル。ある日姉の部屋を訪ねると婚約者であるはずの人が姉と口づけをかわしている所に遭遇する。傷つくセシルだったが新たな出会いがセシルを幸せへと導いていく。
二度目の人生は離脱を目指します
橋本彩里(Ayari)
恋愛
エレナは一度死に戻り、二度目の人生を生きることになった。
一度目は親友のマリアンヌにあらゆるものを奪われ、はめられた人生。
今回は関わらずにいこうと、マリアンヌとの初めての顔合わせで倒れたのを機に病弱と偽り王都から身を遠ざけることにする。
人生二度目だから自身が快適に過ごすために、マリアンヌと距離を取りながらあちこちに顔を出していたら、なぜかマリアンヌの取り巻き男性、死に戻り前は髪色で呼んでいた五人、特に黒いのがしつこっ、……男たちが懐いてきて。
一度目の人生は何が起っていたのか。
今度こそ平穏にいきたいエレナだがいつの間にか渦中に巻き込まれ――。
【完結】私を裏切った最愛の婚約者の幸せを願って身を引く事にしました。
Rohdea
恋愛
和平の為に、長年争いを繰り返していた国の王子と愛のない政略結婚する事になった王女シャロン。
休戦中とはいえ、かつて敵国同士だった王子と王女。
てっきり酷い扱いを受けるとばかり思っていたのに婚約者となった王子、エミリオは予想とは違いシャロンを温かく迎えてくれた。
互いを大切に想いどんどん仲を深めていく二人。
仲睦まじい二人の様子に誰もがこのまま、平和が訪れると信じていた。
しかし、そんなシャロンに待っていたのは祖国の裏切りと、愛する婚約者、エミリオの裏切りだった───
※初投稿作『私を裏切った前世の婚約者と再会しました。』
の、主人公達の前世の物語となります。
こちらの話の中で語られていた二人の前世を掘り下げた話となります。
❋注意❋ 二人の迎える結末に変更はありません。ご了承ください。
私が嫌いなら婚約破棄したらどうなんですか?
きららののん
恋愛
優しきおっとりでマイペースな令嬢は、太陽のように熱い王太子の側にいることを幸せに思っていた。
しかし、悪役令嬢に刃のような言葉を浴びせられ、自信の無くした令嬢は……
毒を飲んだ令嬢は、二度目の人生で誠実な恋を選ぶ
ゆぷしろん
恋愛
幼いころからずっと隣にいて、いつか結ばれるのだと信じていた幼馴染エドガー。
けれど学園へ入ってから彼は少しずつ変わり、創立記念パーティーの夜、レティシアは彼が別の令嬢と口づけを交わす姿を目撃してしまう。やがて告げられたのは、「君が拒んだからだ」という身勝手な別れの言葉だった。結婚前に口づけや身体を許さなかったことさえ責められ、婚約は解消。噂に傷つき、生きる気力を失ったレティシアは、黒い森の魔女から毒を受け取り、自ら命を絶とうとする。
けれど次に目を覚ましたとき、彼女は幼いころへと戻っていた。
もう二度と、幼馴染に人生を預けない。そう決意したレティシアは、将来エドガーと結ばれる流れを少しずつ変えていく。そして二度目の人生で、前世で傷ついた自分に唯一優しい言葉をかけてくれた伯爵令息ルシアンと、今度こそ最初から出会い直す。穏やかで誠実な彼は、決して急かさず、傷ついた彼女の心を静かにほどいていく。
これは、恋に傷つき死を選んだ令嬢が、もう一度与えられた春の中で、自分の気持ちと向き合いながら、本当に大切にしてくれる人を選び直して幸せになるまでのやり直し恋愛譚。
「今度こそ、私は自分で選ぶ」
毒を飲んだ令嬢は、二度目の人生でようやく知る。幸せとは、誰かに選ばれることではなく、自分を大切にしてくれる人を、自分の意志で選び取ることなのだと。