婚約破棄してみたらー婚約者は蓋をあけたらクズだった件

青空一夏

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キャメロン王子の婚約破棄

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「ケイラ・ブレイク侯爵令嬢、わたしは貴女との婚約を破棄したい!!」

キャメロン王子が王と王妃、ブレイク侯爵夫妻の前できっぱりとしたお声で宣言をした。

「申し訳ございません。あの方との恋愛はほんの冗談なのです。ローガン男爵など好きでもなんでもなくて‥‥そう、あの方が私を無理矢理押し倒して‥‥」

「え?なんのことを言っているんだ?」
キャメロン王子が戸惑いながら青ざめた。

「はい?その件での婚約破棄なのではないのですか?なら、あのジェームズ伯爵のことでしょうか?」

「は?もう、いい、やめろ!それ以上は聞きたくない」
キャメロン王子は吐き捨てるように言うとその場を去って行く。

「さて、そのお話、詳しく聞かせて頂きましょうか?」王妃が氷の眼差しでケイラを見つめた。








「全く、ケイラ・ブレイク侯爵令嬢ときたら3人も男がいたらしいわ。本当に良かったわ!そんなふしだらな女性と結婚しなくて」
王妃はキャメロン王子に向かってため息をついた。










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