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妹が好きな貴方を愛する私
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「あの、これ、真理子ちゃんにあげて」
「あ、うん、ありがとう」
大樹君が私に妹にと渡したパンジーの花束。
私は渡さない‥‥大樹君が好きだから
☆
「ねぇ、大樹君、何しに来たの?」
真理子が自分の部屋から顔だけを覗かせた。
「ううん、なんでもないよ」
さっと花束を隠すと私の部屋の花瓶にさす。
☆
私は、日曜のよく晴れた気持ちのいい日に大樹君から呼び出された。
「真理子ちゃんにコンサートの券、渡して」
大樹君が私に、私も大好きなミュージシャンのコンサートの券をみせた。
「僕も行くから。一緒に行けたらなぁーーって」
私の心は重く沈んで、晴れているはずの天気が急に色あせて見えた。
「ねぇ、大樹君は私をバカにしているの?真理子がいいなら本人に直接言いなよ。こんなのって酷いよ」
「なんで、酷いの?」
「‥‥」
「冴子は僕のこと好きじゃぁないって、3ヶ月前、言ったでしょ?」
「あ、あれは、あの時はよくわからなかったんだもん‥‥なんで、いきなり妹を好きになっちゃうの?」
「妹を好きになったら嫌?」
「嫌だ‥‥」
「ふふっ、じゃぁ、冴子が好きなままでいる。真理子ちゃんは別になんとも思ってない。冴子がやきもちを焼いてくれたらなって‥‥」
「ばか!」
「じゃぁ、一緒に行こうか。今日はこのまま、デートしよう」
大樹君は私の手をとって、少し意地悪く笑った。
私は3ヶ月前に告白されて振った大樹君が今は好きでたまらないの!
「あ、うん、ありがとう」
大樹君が私に妹にと渡したパンジーの花束。
私は渡さない‥‥大樹君が好きだから
☆
「ねぇ、大樹君、何しに来たの?」
真理子が自分の部屋から顔だけを覗かせた。
「ううん、なんでもないよ」
さっと花束を隠すと私の部屋の花瓶にさす。
☆
私は、日曜のよく晴れた気持ちのいい日に大樹君から呼び出された。
「真理子ちゃんにコンサートの券、渡して」
大樹君が私に、私も大好きなミュージシャンのコンサートの券をみせた。
「僕も行くから。一緒に行けたらなぁーーって」
私の心は重く沈んで、晴れているはずの天気が急に色あせて見えた。
「ねぇ、大樹君は私をバカにしているの?真理子がいいなら本人に直接言いなよ。こんなのって酷いよ」
「なんで、酷いの?」
「‥‥」
「冴子は僕のこと好きじゃぁないって、3ヶ月前、言ったでしょ?」
「あ、あれは、あの時はよくわからなかったんだもん‥‥なんで、いきなり妹を好きになっちゃうの?」
「妹を好きになったら嫌?」
「嫌だ‥‥」
「ふふっ、じゃぁ、冴子が好きなままでいる。真理子ちゃんは別になんとも思ってない。冴子がやきもちを焼いてくれたらなって‥‥」
「ばか!」
「じゃぁ、一緒に行こうか。今日はこのまま、デートしよう」
大樹君は私の手をとって、少し意地悪く笑った。
私は3ヶ月前に告白されて振った大樹君が今は好きでたまらないの!
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まぁ…本人達がいいならいいんだけど( ´Д`)=3
アピールとして焼きもちで気づかせるんじゃなく、好きだよアピールにしなさいよ。
妹(や第三者)が誤解したらややこしくなるの理解してる?等々説教したくなるのは私だけか?!
と感情移入しちゃう作品、ご馳走様でした(^○^)
とっとさぁーん😊
いつも感想ありがとうございまぁす
感情移入、感謝でぇす😏
また、よろしくお願いしまぁす