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6 (ロン公爵視点)
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ー実はこんないきさつがあったと言うお話ー
「ロン公爵様、オークリン様はダメです。なにもなさいません」
「どういうことだ?」
「今までは、屋敷の采配はディオール様がなさっていました。使用人同士のもめ事も、公爵様の献立もすべてなさっていました。ですが、オークリン様は、なにをご相談申し上げても『そんなことわからないわよ』とおっしゃるだけです」
やはりな・・・・・・オークリンは、姉はなにもしないと、自分だけが働いていると、いつも、言っていたが・・・・・・
ディオールが出て行ってまだ三日はどしか経っていないのに、屋敷じゅうが荒んで見える。いつも、花を飾っている花瓶は、すっかりただの置物になっている。
私のハンカチのあの見事な刺繍はディオールがしたものだし、食卓に出されていたジュースもディオールの手作りだった。
そんなディオールが、オークリンだけに仕事を押しつけるはずがないと思っていた。
*:゚+。.☆.+*✩⡱:゚
私は、内密に離れのゲストハウスに移らせた、ディオールに全てを打ち明けた。
私がオークリンから聞いていた話と、思い込んでいたディオールの虚像を説明したのだ。
ディオールは、傷ついた眼差しで私を見つめた。
「そんなことだろうと思ってはいました。けれど、そんな話を鵜呑みにするなんて・・・・・・」
そう責められて、返す言葉もない。
その日から私は、頻繁に離れに通った。
そうして一緒の時間を共有するうちに、私達は愛し合うようになった。
「オークリンは、嘘つきで性質がよくないけれど、適当な貴族を見繕って嫁がせようと思う」
私が言うと、ディオールはその前にすることが、ありますと言った。
「妹は、いつも、私に頼りすぎるのです。一度、きっちり反省をさせるべきですわ」
私は、もちろん、ディオールに賛成だ。
そして、あの舞踏会の話に繋がるのだが・・・・・・
*:゚+。.☆.+*✩⡱:゚
オークリンは、毎日、ディオールにしごかれている。
「嘘つきの怠け者のオークリンですから、普通の3倍は厳しくしますからねっ!」
ディオールの言葉に神妙に頷くオークリンの指は、絆創膏だらけだった。
不器用すぎて、刺繍をするのに、針で自分の指をさしてしまうらしい。
「痛いぃーー。お姉様ぁー。また、指を怪我しましたぁ」
「大丈夫よ、オークリン。その傷は貴女につかれた嘘で傷ついた私の心よりも早く治るはずだわ」
完
୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧
※宣伝 不快な方は飛ばしてくださいませ。
カトレーネ・トマス前々公爵夫人の事件簿
だって、貴女は浮気をしているのでしょう? (恋愛大賞エントリー作品)
こちらは、更新をしばらくしておりませんでして、今更ながら怒濤の更新をしております。
(^_^;)
よろしくお願いします。お読み頂けると幸いです。(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾
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そんなディオールが、オークリンだけに仕事を押しつけるはずがないと思っていた。
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そう責められて、返す言葉もない。
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私が言うと、ディオールはその前にすることが、ありますと言った。
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「痛いぃーー。お姉様ぁー。また、指を怪我しましたぁ」
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お読みいただきありがとうございます(○^∇^)_🍵
ァハハ…(・∀-`; )
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