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※途中、視点が変わります。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
ウィルミントン侯爵夫人は、王妃陛下の隣へ静かに歩み寄り、柔らかく微笑んだ。
「陛下の御代を象徴する、民と貴族が共に楽しめる文化祭にいたしましょう。王都のコロッセウムを開放し、誰もが美を分かち合えるお祭りのような催しに。民たちは、陛下たちのお心の広さを知って、きっと喜びに包まれますわ。少し前までは不作や疫病で沈みがちでしたもの。こうした行事があれば王都も賑わい、職人や商人たちの暮らしも潤います。まさに、今の王国に最もふさわしい催しではございませんか?」
ウィルミントン侯爵夫人の言葉は穏やかで、けれど一つひとつが理にかなっていた。
王妃陛下は目を細め、少しの沈黙のあと、満足そうに微笑まれた。そして夫人の手をしっかりと握り、大きく頷かれる。
「まさにその通りですね。民たちが笑顔になれる催しは大切ですわ。沈んでいた民の心が少しでも明るくなれば……これこそ、私たちが行わなければならないことでしょう」
さらに、ヘバーン伯爵夫人は、にっこりと王女殿下に微笑みかける。
「少女向きのワンピースも、マリアさんにデザインしていただいたらいかがでしょう? 王女殿下がモデルとしてお出ましになるのも、きっと素敵ですわ。ショーの最後を飾る――民たちの憧れとして、その天使のようなお姿は、後世まで語り継がれることでしょう」
「まぁ、素敵! お父様、ぜひファッションショーを開いてくださいませ。私もモデルになって、コロッセウムのステージを歩いてみたいわ」
王女殿下は、今の王妃陛下との間に授かった、まだあどけなさの残る姫君だった。国王陛下にとっては歳を重ねてからのお子様であり、目に入れても痛くないほど可愛がられている。
そのため、国王陛下は蕩けるような笑みを浮かべながら、すぐに王女殿下の願いを聞き入れた。
「よかろう、王家主催で盛大に催そうではないか。マリア、どうか王女のために最高の服を作ってほしい。民たちが熱狂するような、素晴らしいショーにしよう!」
国王陛下の声に、サロンの空気は一気に華やいだ。
私もすっかり嬉しくなって、色々なデザインが頭の中に浮かんできた。
「もちろんです、王女殿下のために、最高の服をお作りいたします。皆様が楽しめるようなデザインも、たくさん考えてみます。どなたでも着やすいワンピースや、働く女性向けの服装も。あぁ、キュロットスカートもいいかも……乗馬服に似ていて、一見スカートにも見える裾が広がったデザインですが、動きやすくて年代を問わず着ていただけます。これからは、ますます女性が活躍する時代になると思うんです。誰でも楽しめるファッションショーにいたします」
私は、前世でよく着ていたパンツスーツや、動きやすいキュロットスカートなどを思い浮かべる。じゃぶじゃぶ洗えて乾きやすく、汚れも目立たない素材にすれば、働く人たちの大きな味方になる。
国王陛下がファッションショーの開催を快諾し、私たちは目的を達成した満足感で心を満たしながら、帰りの魔導馬車に揺られていた。
「それにしても国王陛下には、ソフィアたちの断罪をお願いするのかと思っていました。まさか、コロッセウムでのファッションショーを一緒にするという提案だとは思いませんでした。これではご褒美になって、ソフィアたちは大喜びするでしょうね?」
「そうだろうね。でもその喜びが、いつまで続くと思う? 所詮、人のデザインを盗んで得意になっている連中だ。王家主催の大掛かりなファッションショーで、どんなものが作れるというんだい? 地獄は、もうそこから始まっているんだよ」
サンテリオ侯爵様がニヤリと笑い、ウィルミントン侯爵夫人とヘバーン伯爵夫人は楽しそうだ。
(確かに、ソフィアとレオナード様では無理でしょうね)
※ソフィア視点
オッキーニ男爵邸でファッションショーの話を聞いた後、王家の紋章が刻まれた封蝋で閉じられた手紙が、ブロック服飾工房に届いた。
『ファッションショーは王都のコロッセウムにて、3ヶ月後に開催する。多くの民が観客になるため、誰もが着ることができる服を、10着デザインせよ』
(つまり、王家が求めているのは庶民でも気軽に着られる、安っぽい普段着ってこと……?)
私も、レオナード様も必死に頭を振り絞るけれど、全くいいデザインは思い浮かばない。お姉ちゃんから盗んだデザインの服を持ち込めばいいと簡単に考えていたけれど、こんな条件で新しいデザインを考えさせるなら、私たちにはとても無理だと思う。それでも、今さら参加できないとは言えず、私たちはどんどん追い詰められていった。
(どうしよう……全然思いつかないわ。そりゃそうよね。だって、私はデザインを勉強してきた人間じゃないんだから……)
お姉ちゃんが考えた5枚のデザイン画のおかげで、大金が入ってきて優雅な生活を送れるはずだったのに、今はどこにも出かけられず、ひたすら服のデザインを考える毎日。
(あー、そうだわ。従業員に丸投げすればいいんじゃないかしら? あの人たちに作らせて、自分が作ったって言えばいいのよね……)
私はブロック服飾工房のみんなを集め、愛想よく声をかけた。
「王都でファッションショーに参加することになりました。ですから、皆さんにそのデザインを考えてほしいのよ。さぁ、今から すぐに始めてちょうだい!」
「なぜですか? ソフィア様とレオナード様が考えるべきことですよね? デザインを考えるのは自分たちで、その通りに作るのが私たちの仕事だと、以前おっしゃっていましたよね?」
職人のひとりが、あざ笑うように口を歪ませた。
「あなたは従業員なんでしょう! 雇い主のことを黙って聞きなさいよ」
「 あー、もううんざりなんですよね。 私はここをやめることにします。他の領地で、仕立て職人をたくさん募集しているところがあるんです。 そこの方が待遇もいいし、何より都会なんですよね」
それを聞いた レオナード様が、怒りに任せて声を張り上げた。
「そんなやめ方をしたら、ここでの勤務態度が最悪だったという評価を、先方に知らせてやるぞ。 ファッション業界は甘く見るな!」
「それも大丈夫です。 そこでは前の職場での評価は一切考慮せず、真面目でやる気のある人なら誰でも歓迎となっていました。こんなところにいるより全然マシです! みんなもそっちに行こうよ!」
( 嘘でしょ……半分以上がやめていってしまったわ。こんなはずじゃなかったのに……)
その職人が手にしていた求人誌を、こっそり後で見てみたら…… なんと、募集していたのはサンテリオ服飾工房の裁縫部だった。
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ウィルミントン侯爵夫人は、王妃陛下の隣へ静かに歩み寄り、柔らかく微笑んだ。
「陛下の御代を象徴する、民と貴族が共に楽しめる文化祭にいたしましょう。王都のコロッセウムを開放し、誰もが美を分かち合えるお祭りのような催しに。民たちは、陛下たちのお心の広さを知って、きっと喜びに包まれますわ。少し前までは不作や疫病で沈みがちでしたもの。こうした行事があれば王都も賑わい、職人や商人たちの暮らしも潤います。まさに、今の王国に最もふさわしい催しではございませんか?」
ウィルミントン侯爵夫人の言葉は穏やかで、けれど一つひとつが理にかなっていた。
王妃陛下は目を細め、少しの沈黙のあと、満足そうに微笑まれた。そして夫人の手をしっかりと握り、大きく頷かれる。
「まさにその通りですね。民たちが笑顔になれる催しは大切ですわ。沈んでいた民の心が少しでも明るくなれば……これこそ、私たちが行わなければならないことでしょう」
さらに、ヘバーン伯爵夫人は、にっこりと王女殿下に微笑みかける。
「少女向きのワンピースも、マリアさんにデザインしていただいたらいかがでしょう? 王女殿下がモデルとしてお出ましになるのも、きっと素敵ですわ。ショーの最後を飾る――民たちの憧れとして、その天使のようなお姿は、後世まで語り継がれることでしょう」
「まぁ、素敵! お父様、ぜひファッションショーを開いてくださいませ。私もモデルになって、コロッセウムのステージを歩いてみたいわ」
王女殿下は、今の王妃陛下との間に授かった、まだあどけなさの残る姫君だった。国王陛下にとっては歳を重ねてからのお子様であり、目に入れても痛くないほど可愛がられている。
そのため、国王陛下は蕩けるような笑みを浮かべながら、すぐに王女殿下の願いを聞き入れた。
「よかろう、王家主催で盛大に催そうではないか。マリア、どうか王女のために最高の服を作ってほしい。民たちが熱狂するような、素晴らしいショーにしよう!」
国王陛下の声に、サロンの空気は一気に華やいだ。
私もすっかり嬉しくなって、色々なデザインが頭の中に浮かんできた。
「もちろんです、王女殿下のために、最高の服をお作りいたします。皆様が楽しめるようなデザインも、たくさん考えてみます。どなたでも着やすいワンピースや、働く女性向けの服装も。あぁ、キュロットスカートもいいかも……乗馬服に似ていて、一見スカートにも見える裾が広がったデザインですが、動きやすくて年代を問わず着ていただけます。これからは、ますます女性が活躍する時代になると思うんです。誰でも楽しめるファッションショーにいたします」
私は、前世でよく着ていたパンツスーツや、動きやすいキュロットスカートなどを思い浮かべる。じゃぶじゃぶ洗えて乾きやすく、汚れも目立たない素材にすれば、働く人たちの大きな味方になる。
国王陛下がファッションショーの開催を快諾し、私たちは目的を達成した満足感で心を満たしながら、帰りの魔導馬車に揺られていた。
「それにしても国王陛下には、ソフィアたちの断罪をお願いするのかと思っていました。まさか、コロッセウムでのファッションショーを一緒にするという提案だとは思いませんでした。これではご褒美になって、ソフィアたちは大喜びするでしょうね?」
「そうだろうね。でもその喜びが、いつまで続くと思う? 所詮、人のデザインを盗んで得意になっている連中だ。王家主催の大掛かりなファッションショーで、どんなものが作れるというんだい? 地獄は、もうそこから始まっているんだよ」
サンテリオ侯爵様がニヤリと笑い、ウィルミントン侯爵夫人とヘバーン伯爵夫人は楽しそうだ。
(確かに、ソフィアとレオナード様では無理でしょうね)
※ソフィア視点
オッキーニ男爵邸でファッションショーの話を聞いた後、王家の紋章が刻まれた封蝋で閉じられた手紙が、ブロック服飾工房に届いた。
『ファッションショーは王都のコロッセウムにて、3ヶ月後に開催する。多くの民が観客になるため、誰もが着ることができる服を、10着デザインせよ』
(つまり、王家が求めているのは庶民でも気軽に着られる、安っぽい普段着ってこと……?)
私も、レオナード様も必死に頭を振り絞るけれど、全くいいデザインは思い浮かばない。お姉ちゃんから盗んだデザインの服を持ち込めばいいと簡単に考えていたけれど、こんな条件で新しいデザインを考えさせるなら、私たちにはとても無理だと思う。それでも、今さら参加できないとは言えず、私たちはどんどん追い詰められていった。
(どうしよう……全然思いつかないわ。そりゃそうよね。だって、私はデザインを勉強してきた人間じゃないんだから……)
お姉ちゃんが考えた5枚のデザイン画のおかげで、大金が入ってきて優雅な生活を送れるはずだったのに、今はどこにも出かけられず、ひたすら服のデザインを考える毎日。
(あー、そうだわ。従業員に丸投げすればいいんじゃないかしら? あの人たちに作らせて、自分が作ったって言えばいいのよね……)
私はブロック服飾工房のみんなを集め、愛想よく声をかけた。
「王都でファッションショーに参加することになりました。ですから、皆さんにそのデザインを考えてほしいのよ。さぁ、今から すぐに始めてちょうだい!」
「なぜですか? ソフィア様とレオナード様が考えるべきことですよね? デザインを考えるのは自分たちで、その通りに作るのが私たちの仕事だと、以前おっしゃっていましたよね?」
職人のひとりが、あざ笑うように口を歪ませた。
「あなたは従業員なんでしょう! 雇い主のことを黙って聞きなさいよ」
「 あー、もううんざりなんですよね。 私はここをやめることにします。他の領地で、仕立て職人をたくさん募集しているところがあるんです。 そこの方が待遇もいいし、何より都会なんですよね」
それを聞いた レオナード様が、怒りに任せて声を張り上げた。
「そんなやめ方をしたら、ここでの勤務態度が最悪だったという評価を、先方に知らせてやるぞ。 ファッション業界は甘く見るな!」
「それも大丈夫です。 そこでは前の職場での評価は一切考慮せず、真面目でやる気のある人なら誰でも歓迎となっていました。こんなところにいるより全然マシです! みんなもそっちに行こうよ!」
( 嘘でしょ……半分以上がやめていってしまったわ。こんなはずじゃなかったのに……)
その職人が手にしていた求人誌を、こっそり後で見てみたら…… なんと、募集していたのはサンテリオ服飾工房の裁縫部だった。
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