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お姫様だっこで家出終了。
アンヌさんが、屋敷から10分ほど離れた場所に黄色い、かわいい家を見つけてくれた。
店舗付きの家で、ここで私は薬草やら調合薬、魔法グッズを売って生活しようと思っている。
冒険者になるのも悪くない。
魔法の力があればどこでも生きていけるのだから。
公爵令嬢なんてもういい!
贅沢なんてもういい!ロベルト様が手に入らないなら、私は平民としてここで生きていくまでだ。
そうよ、恋する乙女を怒らせると怖いんだから!
黄色い家はヒヨコハウスと名付けた。
せっせと、そこに自分のものを持ち運ぶ。
家具やカーテン、絨毯はアンヌさんが用意してくれていた。
ほんとに頼りになる人だ。
そして、私は用意万端整ったところで、ここから学校に通うことにした。
夜になるとロベルト様が恋しくて、悲しくて泣いた。
でも、失恋なんて乗り越えてやるわ!
ヒヨコハウスに住んで3日後、学校から帰ってくると、ロベルト様が店舗の接客用の椅子に座っていらっしゃった。
「戻ってきなさい」
「いやです!」
なぜだ?と何度も聞くから、もうどう思われてもいいわ、と思い答えた。
「ロベルト様と王女様を殺したくないからです」
「なぜそうなる?」
ロベルト様は本当ににぶい。やっぱり、嫌いだ。
「私はロベルト様が好きなのです。はじめて会ったときからずっとです。あなたの恋人になって妻になって、ずっと一緒にいたかった。
だから、王女様が来たら私は嫉妬できっと王女様やロベルト様にひどいことをしてしまう。
お二人の子供ができたのなら多分悔しくて悲しくて私は狂ってしまうかもしれません。
なので、そっとしておいていただけませんか?もう二度とあいたくはありません!」
言い終わったときには、すっきりしていた。
ロベルト様は無言だ。さっさと帰ってくださればいいのに。
「こんにちはー冒険者のギルドの者だがエリーゼさんは君かな?週末、ドラゴンが出る僻地に行くメンバーに空きがでたから知らせに来たよ」
「ありがとうございます。ドラゴンとのふれあいツアーですよね?」
「いや、討伐ツアーだよ。ふれあいツアーは変更になってね。ドラゴンの一匹がケガをして凶暴になったから、かわいそうだけど殺すしかないんだ。だから、ドラゴン駆除ツアー」
「それはかわいそうです。私、薬草を持って行きます。なんとか、手当できないかやってみますから」
「僕も行こう」ロベルト様の声が割り込んできた。
私とギルドの男性はロベルト様を見つめてつい、口を揃えて言ってしまった。
「まだ、いたのですね?」
ギルドの男性が帰って行くと、ロベルト様は私に尋ねた?
「エリーゼ、俺は君よりずっと年上だよ?」
「そんなことは、わかっていますわ!」
「それなら答えはこれしかないな」
ロベルト様はいきなり私をお姫様だっこする。
「っつ‥‥なにをするのですか!離してください」
「だめ!一緒に帰ろう。王女とは結婚しない。」
そう言うと私にキスをしてきた。嫌なのに、何回も何回も。
そして私をやっと離すと、膝を折って私の手の甲にキスをした。
「俺と結婚していただけますか?」
ふん、遅いんだから!許してなんかあげないって心の中は思っていたけど
「喜んで」口が勝手にしゃべっていた。
その後も、何度もキスして、お姫様抱っこされながら公爵家に戻ったのだった。
恥ずかしい‥‥けど嬉しい!
店舗付きの家で、ここで私は薬草やら調合薬、魔法グッズを売って生活しようと思っている。
冒険者になるのも悪くない。
魔法の力があればどこでも生きていけるのだから。
公爵令嬢なんてもういい!
贅沢なんてもういい!ロベルト様が手に入らないなら、私は平民としてここで生きていくまでだ。
そうよ、恋する乙女を怒らせると怖いんだから!
黄色い家はヒヨコハウスと名付けた。
せっせと、そこに自分のものを持ち運ぶ。
家具やカーテン、絨毯はアンヌさんが用意してくれていた。
ほんとに頼りになる人だ。
そして、私は用意万端整ったところで、ここから学校に通うことにした。
夜になるとロベルト様が恋しくて、悲しくて泣いた。
でも、失恋なんて乗り越えてやるわ!
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「戻ってきなさい」
「いやです!」
なぜだ?と何度も聞くから、もうどう思われてもいいわ、と思い答えた。
「ロベルト様と王女様を殺したくないからです」
「なぜそうなる?」
ロベルト様は本当ににぶい。やっぱり、嫌いだ。
「私はロベルト様が好きなのです。はじめて会ったときからずっとです。あなたの恋人になって妻になって、ずっと一緒にいたかった。
だから、王女様が来たら私は嫉妬できっと王女様やロベルト様にひどいことをしてしまう。
お二人の子供ができたのなら多分悔しくて悲しくて私は狂ってしまうかもしれません。
なので、そっとしておいていただけませんか?もう二度とあいたくはありません!」
言い終わったときには、すっきりしていた。
ロベルト様は無言だ。さっさと帰ってくださればいいのに。
「こんにちはー冒険者のギルドの者だがエリーゼさんは君かな?週末、ドラゴンが出る僻地に行くメンバーに空きがでたから知らせに来たよ」
「ありがとうございます。ドラゴンとのふれあいツアーですよね?」
「いや、討伐ツアーだよ。ふれあいツアーは変更になってね。ドラゴンの一匹がケガをして凶暴になったから、かわいそうだけど殺すしかないんだ。だから、ドラゴン駆除ツアー」
「それはかわいそうです。私、薬草を持って行きます。なんとか、手当できないかやってみますから」
「僕も行こう」ロベルト様の声が割り込んできた。
私とギルドの男性はロベルト様を見つめてつい、口を揃えて言ってしまった。
「まだ、いたのですね?」
ギルドの男性が帰って行くと、ロベルト様は私に尋ねた?
「エリーゼ、俺は君よりずっと年上だよ?」
「そんなことは、わかっていますわ!」
「それなら答えはこれしかないな」
ロベルト様はいきなり私をお姫様だっこする。
「っつ‥‥なにをするのですか!離してください」
「だめ!一緒に帰ろう。王女とは結婚しない。」
そう言うと私にキスをしてきた。嫌なのに、何回も何回も。
そして私をやっと離すと、膝を折って私の手の甲にキスをした。
「俺と結婚していただけますか?」
ふん、遅いんだから!許してなんかあげないって心の中は思っていたけど
「喜んで」口が勝手にしゃべっていた。
その後も、何度もキスして、お姫様抱っこされながら公爵家に戻ったのだった。
恥ずかしい‥‥けど嬉しい!
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