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「……カイル、助けて……」
自分でも驚くほど、かすれた声が口からこぼれた。
まるで別人の声みたいだ。
かつては明るく、よく笑っていたのに。
今は一日中、誰とも話さない。
そんな日々が一年も続けば、声の出し方なんて忘れてしまうらしい。
厚いカーテンの向こうでは、朝と夕方になると荷車の音が聞こえる。通用口がすぐ近くにあり、納品に来る商人たちがこの部屋の前を通るのだ。
だからだろうか? このカーテンを開けることは、決して許されなかった。
誰かに見られたら、不審に思われるかもしれない。
それに、もし私が助けを求めたら、まずいことになる――そんなことを恐れているのだろう。
部屋の前にはいつも監視役のメイドがいて、私が勝手に外に出ないよう見張っていた。
食事は一日に二回。
ノックの音もなく、扉の隙間からお皿が滑り込んでくる。
たいていは、野菜の切れ端が浮いた冷めきったスープと、数日前の固くなったパン。
メイドたちは、私の分のメインディッシュを、こっそり分け合っているらしい。
けれど、それを責める気力も、もうとっくにない。
スプーンを持つ手が震えて、スープが少しこぼれた。
皿を扉の近くまで戻そうとして、足がよろける。
体を動かさない生活が長すぎて、筋肉がすっかり落ちてしまったのだろう。
鏡を見なくなって、どれくらい経つだろう。
髪は艶を失い、手の甲には痩せすぎて、血管が浮き上がっていた。
「陰気な奥様よね。エレナ様みたいに可愛げがないから、レオン様に愛されないのよ」
「わかる。あの部屋に食事を持って行くの、ほんと嫌。 真っ暗な部屋で、一日中なにをしてるのかしら?……気味が悪いわ」
「『妻は精神的病なんだよ。正気ではないから、必要最低限の世話だけしていればいい。たとえ、なにを言われても、嘘ばかりだから本気にしないように』って、レオン様がおっしゃってたけど……狂ってるようには見えないわよね」
ファルネス伯爵家の使用人は、定期的に入れ替えられていた。今の使用人たちは、私がこの国で一、二を争うほどの大商会――アルマード大商会を経営していたアルマード男爵の一人娘で、莫大な持参金を持って嫁いできたことを知らない。
その持参金のすべてが夫の手に渡り、彼とその家族、そして夫の浮気相手――エレナに贅沢に使われていることも。
私は彼女たちの会話を壁越しに聞き、ついに狂人にされてしまったのかと、乾いた笑いが漏れた。
私は、ちょうど一年前のことを思い出す。
王立貴族学園の学生だった頃、昼休みの中庭で、親しい友人たちとおしゃべりを楽しんでいた。
「もうすぐ卒業だわ。私は卒業したら、すぐに婚約者と結婚するの。招待するから、ぜひいらっしゃってね。リリア様も卒業と同時に、カイル様をお婿さんに迎えるのでしょう?」
「カイル様って、王太子殿下付き近衛騎士団のご出身なんでしょう? しかも、その中でも群を抜いて優秀だったとか。リリア様のお婿さんとして、アルマード男爵様が引き抜いたと、専らの噂よ。やはり、大富豪だけあって、愛娘のためにはそこまでなさるのねぇ。頭も良くて、腕も立つし、おまけに美男子なんて、羨ましすぎますわ」
◆◇◆
私は、少し年上のカイルのことを思い出し、頬が熱くなるのを感じた。お父様から彼を紹介されたのは、数年前のことだ。
「リリアを安心して任せられる男を見つけたよ――カイル・グランベルだ。腕も立つし、頭も切れる。結婚するまで、カイルはリリアの専属執事兼護衛騎士となる」
カイルの家は、かつて公爵家の分家筋にあたる名家だったが、政争に巻き込まれて失脚したという。それでも彼は幼い頃から騎士をめざし誇りを失わぬまま努力を積み上げ、王太子付き近衛騎士へと上り詰めた経歴の持ち主だとか。
艶のある黒髪に、理知的な青灰色の瞳。
均整の取れた体つきに、整った顔立ち。
――まるで絵本の中に出てくる、あらゆる敵からお姫様を守る美しい騎士様そのものだった。私は、その瞬間に恋をしたのよ。
◆◇◆
それを聞いていたレオン様が、私を憐れむような眼差しで言った。
「カイルは優しい人なんだね。おそらく、君が望めば、何でもしてくれる男さ。でも、それは――仕事だからだよ、愛じゃない。結婚も仕事のうちさ。
だって、雇い主の命令に逆らえないだろ? リリアの父上は大富豪だ。君に好意がなくても、義務でそうするんだよ」
私の心臓が、きゅっと縮まった。
だって、それは、私自身がどこかで気にしていたことだったから。
周りの友人たちが、レオン様の言葉にすぐ反論した。
「何を言ってるのよ! 貴族の結婚なんて、そもそも政略結婚が当たり前でしょう?
どの貴族だって、義務で結婚することは珍しくないわ」
「そうよ。カイル様は、リリア様にぴったりのお婿さんよ。何もおかしいことじゃないわ」
「でも、僕は本当にリリアが好きなんだ」
レオン様が、私を見て軽くウィンクする。
銀糸のような髪が陽光を受けてきらめき、 翡翠の瞳が柔らかく笑ったその瞬間、遠くにいた女性たちまでが小さな悲鳴をあげた。
――レオン様は、学園でいちばん美しい男性だった。
私の頭の中には、レオン様の言葉がずっと響いている。
放課後、迎えに来たカイルは、いつものように私をそっと馬車に乗せてくれた。そして、学園でどんな一日を過ごしたのか、優しく尋ねる。私が辛い日には愚痴をこぼさせてくれて、嬉しいことがあった日には、まるで自分のことのように思いきり喜んでくれた。
でも、さきほどレオン様に言われた言葉は、どうしてもカイルには伝えられなかった。
「私と結婚することは仕事なの? 本当は我慢していて、私を好きでもなんでもないの?」
……そんなこと、聞けるわけがない。
本当のことなんて言わないと思うし、もし「そうだ」と言われたら――
私は、どんな顔をして彼と向き合えばいいのかわからなくなる。
その日の夕方、屋敷に戻った私はカイルに内緒で、こっそりお抱えの護衛騎士たちに、それとなく彼のことを聞いてみた。
アルマード男爵家には、常に多くの護衛騎士が仕えている。この国でも一、二を争うほどの大商会――アルマード商会を抱える大富豪の家だからだ。
無謀にも屋敷に押し入ろうとするならず者は後を絶たなかったし、 私が幼いころには、何度も誘拐されかけたこともある。
「カイルって、やっぱりすごくモテるんでしょう? 彼に好きな人って、いないのかしら?」
すると、少し呆れたような声が返ってきた。
「モテるのはもちろんですよ。でも、好きな人なんて作れないでしょう? だってカイルさんは、お嬢様の婚約者じゃないですか」
「旦那様が、お嬢様の婿にと――近衛騎士団の中でも超エリートを引き抜いたんですよ。相当なお金が動いたって話です」
「カイルさんには、病弱な母親と弟がいるらしくて。薬代やお医者様の費用が、かなりの額になるそうです。だからこそ、旦那様にとても感謝しているって。お嬢様を裏切るようなことは、絶対にしませんよ。安心してください」
私にとって、それは初めて聞く話だった。
護衛騎士達は善意で、私に「カイルは絶対に裏切らない」と伝えたかっただけ。けれど、私は自分が恥ずかしくてたまらない。
まるで、私がカイルをお金で買ったみたい。
そう思ったら、どうにも情けなくて、苦しくて。
(……家族の治療費のために、カイルは私と……仕方なく結婚するの?)
だから、私は……
自分でも驚くほど、かすれた声が口からこぼれた。
まるで別人の声みたいだ。
かつては明るく、よく笑っていたのに。
今は一日中、誰とも話さない。
そんな日々が一年も続けば、声の出し方なんて忘れてしまうらしい。
厚いカーテンの向こうでは、朝と夕方になると荷車の音が聞こえる。通用口がすぐ近くにあり、納品に来る商人たちがこの部屋の前を通るのだ。
だからだろうか? このカーテンを開けることは、決して許されなかった。
誰かに見られたら、不審に思われるかもしれない。
それに、もし私が助けを求めたら、まずいことになる――そんなことを恐れているのだろう。
部屋の前にはいつも監視役のメイドがいて、私が勝手に外に出ないよう見張っていた。
食事は一日に二回。
ノックの音もなく、扉の隙間からお皿が滑り込んでくる。
たいていは、野菜の切れ端が浮いた冷めきったスープと、数日前の固くなったパン。
メイドたちは、私の分のメインディッシュを、こっそり分け合っているらしい。
けれど、それを責める気力も、もうとっくにない。
スプーンを持つ手が震えて、スープが少しこぼれた。
皿を扉の近くまで戻そうとして、足がよろける。
体を動かさない生活が長すぎて、筋肉がすっかり落ちてしまったのだろう。
鏡を見なくなって、どれくらい経つだろう。
髪は艶を失い、手の甲には痩せすぎて、血管が浮き上がっていた。
「陰気な奥様よね。エレナ様みたいに可愛げがないから、レオン様に愛されないのよ」
「わかる。あの部屋に食事を持って行くの、ほんと嫌。 真っ暗な部屋で、一日中なにをしてるのかしら?……気味が悪いわ」
「『妻は精神的病なんだよ。正気ではないから、必要最低限の世話だけしていればいい。たとえ、なにを言われても、嘘ばかりだから本気にしないように』って、レオン様がおっしゃってたけど……狂ってるようには見えないわよね」
ファルネス伯爵家の使用人は、定期的に入れ替えられていた。今の使用人たちは、私がこの国で一、二を争うほどの大商会――アルマード大商会を経営していたアルマード男爵の一人娘で、莫大な持参金を持って嫁いできたことを知らない。
その持参金のすべてが夫の手に渡り、彼とその家族、そして夫の浮気相手――エレナに贅沢に使われていることも。
私は彼女たちの会話を壁越しに聞き、ついに狂人にされてしまったのかと、乾いた笑いが漏れた。
私は、ちょうど一年前のことを思い出す。
王立貴族学園の学生だった頃、昼休みの中庭で、親しい友人たちとおしゃべりを楽しんでいた。
「もうすぐ卒業だわ。私は卒業したら、すぐに婚約者と結婚するの。招待するから、ぜひいらっしゃってね。リリア様も卒業と同時に、カイル様をお婿さんに迎えるのでしょう?」
「カイル様って、王太子殿下付き近衛騎士団のご出身なんでしょう? しかも、その中でも群を抜いて優秀だったとか。リリア様のお婿さんとして、アルマード男爵様が引き抜いたと、専らの噂よ。やはり、大富豪だけあって、愛娘のためにはそこまでなさるのねぇ。頭も良くて、腕も立つし、おまけに美男子なんて、羨ましすぎますわ」
◆◇◆
私は、少し年上のカイルのことを思い出し、頬が熱くなるのを感じた。お父様から彼を紹介されたのは、数年前のことだ。
「リリアを安心して任せられる男を見つけたよ――カイル・グランベルだ。腕も立つし、頭も切れる。結婚するまで、カイルはリリアの専属執事兼護衛騎士となる」
カイルの家は、かつて公爵家の分家筋にあたる名家だったが、政争に巻き込まれて失脚したという。それでも彼は幼い頃から騎士をめざし誇りを失わぬまま努力を積み上げ、王太子付き近衛騎士へと上り詰めた経歴の持ち主だとか。
艶のある黒髪に、理知的な青灰色の瞳。
均整の取れた体つきに、整った顔立ち。
――まるで絵本の中に出てくる、あらゆる敵からお姫様を守る美しい騎士様そのものだった。私は、その瞬間に恋をしたのよ。
◆◇◆
それを聞いていたレオン様が、私を憐れむような眼差しで言った。
「カイルは優しい人なんだね。おそらく、君が望めば、何でもしてくれる男さ。でも、それは――仕事だからだよ、愛じゃない。結婚も仕事のうちさ。
だって、雇い主の命令に逆らえないだろ? リリアの父上は大富豪だ。君に好意がなくても、義務でそうするんだよ」
私の心臓が、きゅっと縮まった。
だって、それは、私自身がどこかで気にしていたことだったから。
周りの友人たちが、レオン様の言葉にすぐ反論した。
「何を言ってるのよ! 貴族の結婚なんて、そもそも政略結婚が当たり前でしょう?
どの貴族だって、義務で結婚することは珍しくないわ」
「そうよ。カイル様は、リリア様にぴったりのお婿さんよ。何もおかしいことじゃないわ」
「でも、僕は本当にリリアが好きなんだ」
レオン様が、私を見て軽くウィンクする。
銀糸のような髪が陽光を受けてきらめき、 翡翠の瞳が柔らかく笑ったその瞬間、遠くにいた女性たちまでが小さな悲鳴をあげた。
――レオン様は、学園でいちばん美しい男性だった。
私の頭の中には、レオン様の言葉がずっと響いている。
放課後、迎えに来たカイルは、いつものように私をそっと馬車に乗せてくれた。そして、学園でどんな一日を過ごしたのか、優しく尋ねる。私が辛い日には愚痴をこぼさせてくれて、嬉しいことがあった日には、まるで自分のことのように思いきり喜んでくれた。
でも、さきほどレオン様に言われた言葉は、どうしてもカイルには伝えられなかった。
「私と結婚することは仕事なの? 本当は我慢していて、私を好きでもなんでもないの?」
……そんなこと、聞けるわけがない。
本当のことなんて言わないと思うし、もし「そうだ」と言われたら――
私は、どんな顔をして彼と向き合えばいいのかわからなくなる。
その日の夕方、屋敷に戻った私はカイルに内緒で、こっそりお抱えの護衛騎士たちに、それとなく彼のことを聞いてみた。
アルマード男爵家には、常に多くの護衛騎士が仕えている。この国でも一、二を争うほどの大商会――アルマード商会を抱える大富豪の家だからだ。
無謀にも屋敷に押し入ろうとするならず者は後を絶たなかったし、 私が幼いころには、何度も誘拐されかけたこともある。
「カイルって、やっぱりすごくモテるんでしょう? 彼に好きな人って、いないのかしら?」
すると、少し呆れたような声が返ってきた。
「モテるのはもちろんですよ。でも、好きな人なんて作れないでしょう? だってカイルさんは、お嬢様の婚約者じゃないですか」
「旦那様が、お嬢様の婿にと――近衛騎士団の中でも超エリートを引き抜いたんですよ。相当なお金が動いたって話です」
「カイルさんには、病弱な母親と弟がいるらしくて。薬代やお医者様の費用が、かなりの額になるそうです。だからこそ、旦那様にとても感謝しているって。お嬢様を裏切るようなことは、絶対にしませんよ。安心してください」
私にとって、それは初めて聞く話だった。
護衛騎士達は善意で、私に「カイルは絶対に裏切らない」と伝えたかっただけ。けれど、私は自分が恥ずかしくてたまらない。
まるで、私がカイルをお金で買ったみたい。
そう思ったら、どうにも情けなくて、苦しくて。
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