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本編
俺が小説の内容を話す話
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俺が思い出した小説の話では、3人目はこの街にいる。
盾役にもなる大きい頑強な男。今世ではロドリー。たしか街の騎士団の隊長をしていたはずだ。俺の情報が間違っていなければ。
昨日着いて早々、2人は確認をしてきたらしい。騎士団にはいたが、隊長職にはまだ就いていなかった。遠目で確認したら、前世の仲間に間違いはなかったらしい。
そんなわけで、今日は騎士団に訪問することにしたのだ。
「俺は一緒に行けない。」
騎士団に訪れ面会の申し込みをする。すぐにロドリーに会うことができた。小説通り体が大きかった。違和感があった。何が違うんだろうと、じっくりとロドリーを観察してみる。
ロドリーは再会を喜んでくれたが、魔王を倒す旅には同行できないと言い出したのだ。
「なんで?!」
エルが怒る。
「…情けない奴って言われるかもしれないが、怖いんだ。俺達が頑張って力をつけても、アイツは毎回その上をいく力をつけている。今回こそ絶対に倒せるって言われても、足が竦んでしまう。それに…いやこれは関係ない話だな。」
「ロナウド。」
「今はロドリーだ。俺はロドリーで生きたいんだ。」
ロドリーの悲痛な表情を見て、2人は何も言えないでいる。
違和感に気が付いた俺はロドリーに話しかける。
「ロドリーさん、もうすぐ子供が生まれるんだよね。今世エル達に会わなかったら、使命を忘れて生きたかったんだよね。」
「な、…なんで、…それを。」
「でも、ダメなんだ。使命を果たせないと、ロドリーさんも奥さんも子供も不幸になってしまうんだ。」
「どういうことだ!」
ロドリーは俺の両肩を掴み揺する。バカ力で握られて、骨が粉砕されるかと思った。
「ロナウド落ち着け。ユーリ、教えて。」
ジークがロドリーさんから俺を離し、エルが小説の内容を話せと言ってきた。
「俺が知っているのは、旅を同行しなかった場合だけなんだけど、僕達がこの街を出た1か月後位に魔王の配下のドラゴンがこの街を襲撃するんだ。騎士団もロドリーさんも奮闘するけど、力及ばずで街は壊滅状態に。しかも転生者のロドリーさんの魂を魔王が見つけて、家族の魂と一緒に闇に堕とすんだ。家族の魂を甚振ることで、ロドリーさんの魂を堕ちやすくするために。それでもロドリーさんは抵抗して、家族諸共、永久に闇に囚われる。輪廻転生の輪から外れたから、人間として生まれることもできなくってしまうんだ。」
「……。ユーリ、嘘でないんだな。」
ギリギリと歯ぎしりが聞こえそうなくらい苛立ちを隠せないジークに聞かれる。
「嘘ではないよ。ただ、今は真実とも言えないけど。…それに転生を繰り返しても、見つけられる仲間の数って減ってきていない?」
エルは難しい顔をする。つまりそれが答えなのだろう。
「エル達仲間は集まると魔王を倒すことができるくらいに強いけど、1人だと魔王にとっては取るに足らない存在なんだよ。魔王も考えたもので、仲間に出会う前に魔王が転生者を見つけ、闇に堕としていく。もしくは、仲間に会う邪魔をする。魔王が眠っている間に転生者は生まれないから、魔王は安心して回復だけに努める。だから、毎回強くなっていっているんだ。初回と2回目は力及ばずでの相打ちだったけど、3回目以降は力もついているはずなのに倒せないでいるのは、仲間が減っていることが原因かもしれない。」
「そ、それじゃあ……。」
3人の顔色が悪い。
「今世は、エル、ジーク、リリーの3人で魔王を倒すことになるんだよ。」
盾役にもなる大きい頑強な男。今世ではロドリー。たしか街の騎士団の隊長をしていたはずだ。俺の情報が間違っていなければ。
昨日着いて早々、2人は確認をしてきたらしい。騎士団にはいたが、隊長職にはまだ就いていなかった。遠目で確認したら、前世の仲間に間違いはなかったらしい。
そんなわけで、今日は騎士団に訪問することにしたのだ。
「俺は一緒に行けない。」
騎士団に訪れ面会の申し込みをする。すぐにロドリーに会うことができた。小説通り体が大きかった。違和感があった。何が違うんだろうと、じっくりとロドリーを観察してみる。
ロドリーは再会を喜んでくれたが、魔王を倒す旅には同行できないと言い出したのだ。
「なんで?!」
エルが怒る。
「…情けない奴って言われるかもしれないが、怖いんだ。俺達が頑張って力をつけても、アイツは毎回その上をいく力をつけている。今回こそ絶対に倒せるって言われても、足が竦んでしまう。それに…いやこれは関係ない話だな。」
「ロナウド。」
「今はロドリーだ。俺はロドリーで生きたいんだ。」
ロドリーの悲痛な表情を見て、2人は何も言えないでいる。
違和感に気が付いた俺はロドリーに話しかける。
「ロドリーさん、もうすぐ子供が生まれるんだよね。今世エル達に会わなかったら、使命を忘れて生きたかったんだよね。」
「な、…なんで、…それを。」
「でも、ダメなんだ。使命を果たせないと、ロドリーさんも奥さんも子供も不幸になってしまうんだ。」
「どういうことだ!」
ロドリーは俺の両肩を掴み揺する。バカ力で握られて、骨が粉砕されるかと思った。
「ロナウド落ち着け。ユーリ、教えて。」
ジークがロドリーさんから俺を離し、エルが小説の内容を話せと言ってきた。
「俺が知っているのは、旅を同行しなかった場合だけなんだけど、僕達がこの街を出た1か月後位に魔王の配下のドラゴンがこの街を襲撃するんだ。騎士団もロドリーさんも奮闘するけど、力及ばずで街は壊滅状態に。しかも転生者のロドリーさんの魂を魔王が見つけて、家族の魂と一緒に闇に堕とすんだ。家族の魂を甚振ることで、ロドリーさんの魂を堕ちやすくするために。それでもロドリーさんは抵抗して、家族諸共、永久に闇に囚われる。輪廻転生の輪から外れたから、人間として生まれることもできなくってしまうんだ。」
「……。ユーリ、嘘でないんだな。」
ギリギリと歯ぎしりが聞こえそうなくらい苛立ちを隠せないジークに聞かれる。
「嘘ではないよ。ただ、今は真実とも言えないけど。…それに転生を繰り返しても、見つけられる仲間の数って減ってきていない?」
エルは難しい顔をする。つまりそれが答えなのだろう。
「エル達仲間は集まると魔王を倒すことができるくらいに強いけど、1人だと魔王にとっては取るに足らない存在なんだよ。魔王も考えたもので、仲間に出会う前に魔王が転生者を見つけ、闇に堕としていく。もしくは、仲間に会う邪魔をする。魔王が眠っている間に転生者は生まれないから、魔王は安心して回復だけに努める。だから、毎回強くなっていっているんだ。初回と2回目は力及ばずでの相打ちだったけど、3回目以降は力もついているはずなのに倒せないでいるのは、仲間が減っていることが原因かもしれない。」
「そ、それじゃあ……。」
3人の顔色が悪い。
「今世は、エル、ジーク、リリーの3人で魔王を倒すことになるんだよ。」
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