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本編
俺が宿に戻った話
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城を出て2日後、無事に宿に到着した。
宿の料理長は泣きながら出迎えてくれた。
料理長は、俺の肩をガシっと掴む。
俺も泣きながら、料理長の胸ぐらを掴んだ。
「コンソメぇぇ!!」
「オムライスぅぅ!!」
エルとジーク、宿の料理人達は呆れ、城の料理人達は何のことやらで、騎士達に至っては宇宙猫になっていた。
料理長は俺が作ったようなコンソメスープを作りたかったが、中々透き通らないので、色々と悩んでいたらしい。
どうやら、『卵白であく取り』って、レシピに書き忘れたようだった。
あく取りしながら、中濃ソースをかき混ぜていたから、レシピがごちゃ混ぜになったり、書き忘れがあったり。
下っ端の子も手伝わせて忙しかったしな。
そして俺は料理長のオムライスを実食!…できなかった。
精米した泥麦がなくなっていた。
お客様と宿の従業員に食い尽くされていた。
しかも玉子の供給が消費に追いつかない。デミグラスソースは大量に作ったのに、と料理長が嘆く。
デミグラスソースがあるなら、あれだよな?
「よし!支配人は泥麦を大量に買ってきて。騎士団と料理人で風魔法が得意な人は、エルから精米を学んで。他の料理人は玉ねぎを薄切りとトマトを角切りにする。あっ、ジークは牛系の魔物肉を狩ってきて。では、はじめ!」
俺はみんな指示を出した。
美味いものが食べたきゃ、言うことを聞いて動け。働かざる者食うべからず、だ。
肉と聞いたジークは、意気揚々と出かけて行った。
ジークも結構な戦闘狂だよな?
大量の玉ねぎの薄切りの半分をフライパンで、飴色になるまで炒める。
トマトはブイヨンで煮る。煮えたら、潰して滑らかにして、弱火で焦げないように煮詰める。煮詰まったら、またブイヨンを足す。
肉は薄切りに切る。ジークが狩りに行ったのは、補充用。どうせ肉を大量消費するのは、ジークだし。
俺の手持ちの泥麦を他の料理人に炊いてもらう。
フライパンで肉と残りの玉ねぎを炒める。
焼き色がついたら、赤ワインを投入。
赤ワインは数回に分けて入れる。水分が蒸発したら入れるを繰り返す。
深型鍋に移して、飴色の玉ねぎ、デミグラスソース、煮詰めたトマト、ローリエ、牛乳と、味をみながら入れる。最後に、塩、胡椒、バターで味を整えたら完成!
深めの皿にご飯をよそい、ルーをかければ、
「ハヤシライス出来上がり!」
ひと匙口に入れる。うん、んまい。
宿と城の料理長もひと匙ずつ食べる。
「濃いな。だが、泥麦に合う。トマトの酸味、玉ねぎの甘味がまたいいな。」
「このブイヨン?がまた味わい深さを出している。これも教えて欲しい!」
「料理長に聞いてって、どっちも料理長でややこしいな!」
「俺は、タハルだ。」
「俺は、ヨシュアだ。」
宿の料理長がタハル、城の料理長がヨシュア。
「わかった、タハルとヨシュアね。じゃあ、残りはよろしく!」
と、俺はエルを連れて、さっさと部屋に戻る。
ちゃんと3人分は確保したし、着いたばっかりなのに働いたんだから、休みたいんだよ。
「エルお疲れ様。」
「ユーリの方こそお疲れ様。」
「精米できた?」
「騎士達は加減を知らないから、粉々にされた。料理人の方が魔力が少ない分慎重にやったから、上手にできたよ。」
「粉々か、勿体無い。ダメにしたやつは?」
「それこそ家畜のエサに戻ったよ。」
「捨てないならいいか。」
そう言えば、騎士団長に許可を得ずに騎士達を働かせたけど、後から怒られる?
宿の料理長は泣きながら出迎えてくれた。
料理長は、俺の肩をガシっと掴む。
俺も泣きながら、料理長の胸ぐらを掴んだ。
「コンソメぇぇ!!」
「オムライスぅぅ!!」
エルとジーク、宿の料理人達は呆れ、城の料理人達は何のことやらで、騎士達に至っては宇宙猫になっていた。
料理長は俺が作ったようなコンソメスープを作りたかったが、中々透き通らないので、色々と悩んでいたらしい。
どうやら、『卵白であく取り』って、レシピに書き忘れたようだった。
あく取りしながら、中濃ソースをかき混ぜていたから、レシピがごちゃ混ぜになったり、書き忘れがあったり。
下っ端の子も手伝わせて忙しかったしな。
そして俺は料理長のオムライスを実食!…できなかった。
精米した泥麦がなくなっていた。
お客様と宿の従業員に食い尽くされていた。
しかも玉子の供給が消費に追いつかない。デミグラスソースは大量に作ったのに、と料理長が嘆く。
デミグラスソースがあるなら、あれだよな?
「よし!支配人は泥麦を大量に買ってきて。騎士団と料理人で風魔法が得意な人は、エルから精米を学んで。他の料理人は玉ねぎを薄切りとトマトを角切りにする。あっ、ジークは牛系の魔物肉を狩ってきて。では、はじめ!」
俺はみんな指示を出した。
美味いものが食べたきゃ、言うことを聞いて動け。働かざる者食うべからず、だ。
肉と聞いたジークは、意気揚々と出かけて行った。
ジークも結構な戦闘狂だよな?
大量の玉ねぎの薄切りの半分をフライパンで、飴色になるまで炒める。
トマトはブイヨンで煮る。煮えたら、潰して滑らかにして、弱火で焦げないように煮詰める。煮詰まったら、またブイヨンを足す。
肉は薄切りに切る。ジークが狩りに行ったのは、補充用。どうせ肉を大量消費するのは、ジークだし。
俺の手持ちの泥麦を他の料理人に炊いてもらう。
フライパンで肉と残りの玉ねぎを炒める。
焼き色がついたら、赤ワインを投入。
赤ワインは数回に分けて入れる。水分が蒸発したら入れるを繰り返す。
深型鍋に移して、飴色の玉ねぎ、デミグラスソース、煮詰めたトマト、ローリエ、牛乳と、味をみながら入れる。最後に、塩、胡椒、バターで味を整えたら完成!
深めの皿にご飯をよそい、ルーをかければ、
「ハヤシライス出来上がり!」
ひと匙口に入れる。うん、んまい。
宿と城の料理長もひと匙ずつ食べる。
「濃いな。だが、泥麦に合う。トマトの酸味、玉ねぎの甘味がまたいいな。」
「このブイヨン?がまた味わい深さを出している。これも教えて欲しい!」
「料理長に聞いてって、どっちも料理長でややこしいな!」
「俺は、タハルだ。」
「俺は、ヨシュアだ。」
宿の料理長がタハル、城の料理長がヨシュア。
「わかった、タハルとヨシュアね。じゃあ、残りはよろしく!」
と、俺はエルを連れて、さっさと部屋に戻る。
ちゃんと3人分は確保したし、着いたばっかりなのに働いたんだから、休みたいんだよ。
「エルお疲れ様。」
「ユーリの方こそお疲れ様。」
「精米できた?」
「騎士達は加減を知らないから、粉々にされた。料理人の方が魔力が少ない分慎重にやったから、上手にできたよ。」
「粉々か、勿体無い。ダメにしたやつは?」
「それこそ家畜のエサに戻ったよ。」
「捨てないならいいか。」
そう言えば、騎士団長に許可を得ずに騎士達を働かせたけど、後から怒られる?
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