【完結】魔王を倒す前に俺が倒れます!

ゆい

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本編

俺がチョロい話

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部屋に戻ったら、エル達から今後の話を教えてもらった。

今後は北の国に拠点を置き、魔王を待ち構えるっていうことになった。
王様が連絡を取ってわかったことだが、北の国の魔物被害は、ここより酷いらしい。
では、何故援助を求めなかったのか?それは皇国に断られたから。
政治的な絡みがあると思うけど、多少なりとも、どの国も被害が出そうな気がするけど、皇国は自衛で精一杯との回答だった。
一番大きい国の皇国が断ったから、他の諸国も援助をしたら睨まれると、援助ができなかったらしい。

この国と北の国は2つの国を挟んでいるからそんな状況は知らなかったらしい。
ここから北の国まで、馬車の移動で2ヶ月近くかかる。でも、馬だけならもう少し早いってことだから、馬に乗って移動するかと思案中らしい。
車やバイクがあれば、なんて考えてしまうのは良くないよな。
歩きじゃない分良しとするしかない。

「でもさ、連絡は往復1ヶ月かかってないじゃん。どうやって取ったの?」

ゲートを利用したんだよ。北の国と外交がなくても、隣国と外交があれば使えるからね。隣の国に行って、更に隣の国にお願いしてっていう形で、連絡を取ったんだよ。」

「ほうほう。頭の良い人の考えはすごいな。」

「…普通気がつくと思うぞ。」

「普通じゃなくて悪かったな。みんながみんな頭良いわけじゃないんだよ。」

ジークの明日の肉は少なめにしてやる!

「で、ユーリは乗馬できる?」

「自慢ではないが、全くできない!」

「自慢できないな。」

「もうジークは茶々をいれないの!なら、僕かジークと一緒だね。」

「エルがいい!ジークと乗ったら、馬が潰れちゃうよ。」

「あ゛?」

「あ゛あ゛?」

「ユーリもジークを煽らないで。じゃあ、それで行くから、明日は準備、明後日には出発します。」

「はーい!ところで、何を準備したらいいの?」

「ユーリは主に食材だね。作り溜めしておけば、楽でしょ?」

「なら、野営じゃ出来ないモノを中心に作っておくよ。」

明日は忙しくなりそうなので、俺は風呂に入ったら早々寝ることにした。……眠るはずだった。




「やっ、ジーク、…あっ、…だめ。」

風呂上がりにジークに押し倒されてしまった。
エルはソファで寝ている。2人で晩酌して、エルが眠ってしまったので、ベッドには俺とジークの2人。
そしたら、ジークはここぞとばかりに盛ってきた。
『ダメ』と言って抵抗する俺の口を塞ぐ。

「あまり声が大きいと、エルが起きるだろ?それに旅に出たら、当分ユーリと抱き合えない。今夜は許してくれ。」

少し切羽詰まった言い方は狡い。俺が絆されるのをわかっているやり方だ。

「ジークのバカ。…1回だけだよ。」

「ん、ありがと。ユーリ。」

嬉しそうにジークは笑う。エルの笑顔も好きだが、ジークの滅多にない笑顔も好きなんだよ。結局、笑顔のジークを見て許しちゃうんだよな。俺チョロいよな。

1回って制限をかけたせいか、そりゃもうねちっこく愛撫され、ねちっこく攻められた。
俺はエルに聞こえたらと、声を上げないようにしていたが、背徳感からか、ジークの愛撫をめちゃくちゃ感じて、挿入された時には軽くきそうになった。
ジークに『口塞いで』とお願いしたが、ジークはそんなこと構わずに俺の腰を押さえ、中のしこりを重点的に穿つ。
ジークが達きそうになるとピタっと動きを止めて、繋がったまま体位を変えられる。
正常位から後背位、対面座位と変わっていく。動くたびに変なところに当たり、自分でも知らない気持ち良い場所を暴かれていくようで怖い。
舌を絡めながら、下から突き上げられて、俺の俺を擦られて、俺はもうされるがままになっている。

「ユーリ、気持ちいい?」

「ん、いい、あっ、あっ、も、…でる。」

「ん、俺も。」

と、深く突き上げられた。身体が痺れたように感じ、俺とジークは同時に達った。
余韻からふるふると震える俺を、ジークはぎゅうと抱きしめてくれる。俺を抱きしめながらベッドへ横になる。
萎んだジークのものがずるりと抜ける。
少し名残惜しいと思ってしまう自分がいるのに、笑いそうになった。
あれだけBLしたくないって思っていたのに。

「ユーリ、ありがとう。」

と、ジークがおでこにキスをしてくれた。俺も返してあげたいが、身体を動かせそうもない。
俺はジークの腕の中でそのまま眠ってしまった。




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