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本編
俺が子持ち?になった話
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宿から出て3日。ひたすら馬を駆けたからか、この時点で隣の国に入っていた。
早くても1週間はかかるって言ってなかった?
大きな街の検問で、門番から宿を教えてもらい、その宿に行ってみる。
馬を引いて街を歩けば、賑わっているのがわかるが、路地裏とかにも浮浪者っぽいのがいるのが見える。
旅をしだしてから分かったけど、街って領主の性格がまんま出るんだよね。王都にいる時は気にしなかったけど、地方に行くとより顕著になって現れるんだよ。
「ユーリ、買い出しは明日でいいか?」
「うん、もう夕方近いから市場も商品がもうほとんどないと思うし。それに、お前ら食べ過ぎだと思うよ?」
「「「……。」」」
俺は約1週間は持つと思っていた食材が、たった3日でほぼ空になってしまった。コンソメスープなんて1日目の野営でほぼ全部飲まれた。半日近くかかって作ったものを30分足らずで飲みきった。酒じゃないんだからさぁ。俺、思わず涙出ちゃったよ。
「いやいっぱい食べてくれるのは料理人冥利には尽きるけど、馬に乗ってるばかりで魔物も倒していないから、食料があっという間になくなるんだよ。それに重くなると、戦う時に動き難くなるし、馬達が可哀想だよ。」
俺たちが重くなると、朝から夕方まで駆けてくれる馬達の負担になると思うんだよね。
「な、なるべく、控えるよ。でも、ユーリのごはんは本当に美味しいから、食べ過ぎちゃうんだよ。」
と、エルの言葉に頷く2人。
「うん。約束ね。ほどほどにね。」
おかわりを3回3人分作るのって毎回結構大変なんだよ。
「宿、ここみたいだぞ。」
と、着いたところはこれまたゴージャスな宿というかホテルに近い高そうな宿だった。
門番よ、毎回思ったが、お前ら紹介料もらっているだろ?
しかし、なんか装飾が派手で田舎のラブホを思い出す。
「…なんかヤダ。」
「ユーリ?」
「なんか、わかんないけど、ここヤダ。」
「…どうする?」
「ユーリが嫌なら別のところを探そう。」
「いいの?勘でしかないよ?」
「勘も経験からくるもんだ。」
ポンポンとジークに頭を撫でられる。
「ロドリーさんは?」
「俺は寝られたら何処でもいい。それにユーリのメシがつけば最高だ。」
「ふふっ、ありがとう。」
と、別の宿を探した。
家族経営のこぢんまりとした宿があったので、そこに泊まることになった。
冒険者用の部屋も馬小屋もあり、客は他に2組しかいなかった。
「ああ、あの宿。宿代も高いけど、娼夫を宛てがうのよ。更にその代金も請求されて、素寒貧にされた冒険者もいるって聞いたわ。」
と女将さん談。阿漕な宿だったらしい。
「厨房?あんたぁ、お客さんが厨房使いたいってぇ?」
女将さんが奥のほうに呼びかけた。ロドリーと同じくらいの体の大きい男が姿を現した。
「このお客さん、料理を作り溜めしたいって。」
「……。」
旦那さんらしき人は、俺の全身を観察する。
「…昼から夕方までだ。」
「ありがとうございます。俺、ユーリって言います。よろしくお願いします。」
俺はお礼を言った。
明日は、朝食材を買ってきて昼から作ればいいな。
この街はどんな食材があるか楽しみだ。
そのまま夕食はこの宿の食堂で食べたけど、まぁ普通の食事だ。パン、ステーキ、スープ。
エル達は俺の味に慣れたせいか、あまり食が進んでない。
「ユーリのオムライス食べたい。」
「ハヤシライス。」
「唐揚げ。」
「だから、無理なんだって。食材がないの。調味料はあるけど、食材がないの。…なんだろ?3人の子持ちになった気分なんだけど?」
「ユーリママ、オムライス食べたいな。」
エルが可愛らしくおねだりをする。
「玉子がないから、買わないと。」
「ハヤシライス。」
「デミグラスソースがそこまでないから、諦めて。」
ジークはがっくりと肩を落とす。
「から」
「大量の油がないので無理です。」
ロドリーには被せて答えた。ロドリーもがっくりとした。
「…ああもう。ちょっと待ってて。」
と、俺は厨房に行った。
早くても1週間はかかるって言ってなかった?
大きな街の検問で、門番から宿を教えてもらい、その宿に行ってみる。
馬を引いて街を歩けば、賑わっているのがわかるが、路地裏とかにも浮浪者っぽいのがいるのが見える。
旅をしだしてから分かったけど、街って領主の性格がまんま出るんだよね。王都にいる時は気にしなかったけど、地方に行くとより顕著になって現れるんだよ。
「ユーリ、買い出しは明日でいいか?」
「うん、もう夕方近いから市場も商品がもうほとんどないと思うし。それに、お前ら食べ過ぎだと思うよ?」
「「「……。」」」
俺は約1週間は持つと思っていた食材が、たった3日でほぼ空になってしまった。コンソメスープなんて1日目の野営でほぼ全部飲まれた。半日近くかかって作ったものを30分足らずで飲みきった。酒じゃないんだからさぁ。俺、思わず涙出ちゃったよ。
「いやいっぱい食べてくれるのは料理人冥利には尽きるけど、馬に乗ってるばかりで魔物も倒していないから、食料があっという間になくなるんだよ。それに重くなると、戦う時に動き難くなるし、馬達が可哀想だよ。」
俺たちが重くなると、朝から夕方まで駆けてくれる馬達の負担になると思うんだよね。
「な、なるべく、控えるよ。でも、ユーリのごはんは本当に美味しいから、食べ過ぎちゃうんだよ。」
と、エルの言葉に頷く2人。
「うん。約束ね。ほどほどにね。」
おかわりを3回3人分作るのって毎回結構大変なんだよ。
「宿、ここみたいだぞ。」
と、着いたところはこれまたゴージャスな宿というかホテルに近い高そうな宿だった。
門番よ、毎回思ったが、お前ら紹介料もらっているだろ?
しかし、なんか装飾が派手で田舎のラブホを思い出す。
「…なんかヤダ。」
「ユーリ?」
「なんか、わかんないけど、ここヤダ。」
「…どうする?」
「ユーリが嫌なら別のところを探そう。」
「いいの?勘でしかないよ?」
「勘も経験からくるもんだ。」
ポンポンとジークに頭を撫でられる。
「ロドリーさんは?」
「俺は寝られたら何処でもいい。それにユーリのメシがつけば最高だ。」
「ふふっ、ありがとう。」
と、別の宿を探した。
家族経営のこぢんまりとした宿があったので、そこに泊まることになった。
冒険者用の部屋も馬小屋もあり、客は他に2組しかいなかった。
「ああ、あの宿。宿代も高いけど、娼夫を宛てがうのよ。更にその代金も請求されて、素寒貧にされた冒険者もいるって聞いたわ。」
と女将さん談。阿漕な宿だったらしい。
「厨房?あんたぁ、お客さんが厨房使いたいってぇ?」
女将さんが奥のほうに呼びかけた。ロドリーと同じくらいの体の大きい男が姿を現した。
「このお客さん、料理を作り溜めしたいって。」
「……。」
旦那さんらしき人は、俺の全身を観察する。
「…昼から夕方までだ。」
「ありがとうございます。俺、ユーリって言います。よろしくお願いします。」
俺はお礼を言った。
明日は、朝食材を買ってきて昼から作ればいいな。
この街はどんな食材があるか楽しみだ。
そのまま夕食はこの宿の食堂で食べたけど、まぁ普通の食事だ。パン、ステーキ、スープ。
エル達は俺の味に慣れたせいか、あまり食が進んでない。
「ユーリのオムライス食べたい。」
「ハヤシライス。」
「唐揚げ。」
「だから、無理なんだって。食材がないの。調味料はあるけど、食材がないの。…なんだろ?3人の子持ちになった気分なんだけど?」
「ユーリママ、オムライス食べたいな。」
エルが可愛らしくおねだりをする。
「玉子がないから、買わないと。」
「ハヤシライス。」
「デミグラスソースがそこまでないから、諦めて。」
ジークはがっくりと肩を落とす。
「から」
「大量の油がないので無理です。」
ロドリーには被せて答えた。ロドリーもがっくりとした。
「…ああもう。ちょっと待ってて。」
と、俺は厨房に行った。
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