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本編
エル達の偽物が出た話2
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俺は母ちゃんから聞いた番外編の話を覚えていることを全部話した。
3人は衝撃を受けていた。てか、みんな覚えていないってことは、記憶から消されているんじゃないかと思う。
俺の見解だから、正解ではないだろうけど。
「だから、小説の中だと魔王とジークがエルを取り合うシーンがあるんだけど、今思うとあれは純粋に、兄弟としての仲を取り戻したかったみたい。ジークは、護衛騎士時代を思い出して、暗殺しようとした第一皇子に、絶対に渡さないってなっていたと思うんだ。」
「何その訳がわからない状況。」
と、取り合いのもとのエルがいう。
「俺もよく覚えていないんだ。エルが繰り出す風魔法、氷魔法や、ジークの激しい剣戟が細かい描写で書かれてあって、主に戦闘シーンしかまともに読まなかったんだよ。異性愛が普通の世界で、エルとジークがヤっているシーンなんて、読みたくないだろ、普通。」
「~~ユーリ!それは今言うべきことじゃないでしょ!」
「なんだ、お前らそんな関係だったのか?」
ロドリーは、へぇと聞いている。
「ユーリ、今は俺が恋人なんだから、妬くな。」
ジークは俺が嫉妬していると思ったらしい。
「だぁかぁら、小説の中の話なの!今は全然違うでしょ?俺なんて話の中では出てきてないから、旅を一緒にしていないし、ロドリーさんは今俺たちと行動している。まして、偽物の勇者なんて出てきてなかったんだ。」
「…ということは、ユーリと僕たちが出逢ってから、小説の話とズレてきているってこと?」
「うん。今は魔王がいつ出現するかなんてわからなくなってきているんだよ。街で聞いた話だと、北へ向かう道は強い魔物が出ているって話だし。」
「それこそ偽物に構ってられんな。」
「話は脱線しまくったけど、魔王の呪いで、エルが皇国の第二皇子な訳はわかった?」
「わかった。俺が倒さなきゃいけない理由はわからないけど。」
「それこそ魔王本人に聞かないとわからないよね。」
「じゃあ、偽物は放っておいて、北を目指すか?」
「食材があまりないから、そうなるね。パンもあまり売ってなかったし。泥麦は結構買えたから、エルとジークで精米してくれたら、丼できるね。」
「なら、明日には出るか。」
「それがいいね。」
「俺はジークと厨房行くよ。牛乳とブイヨンでスープを作っておく。」
「俺たちはもう少し情報を集めてくる。」
「あっ、エルは顔を隠した方がいいよ?」
「「なんで?」」
「なんか『勇者様』に召し上げられるって。エルの顔は好みらしいから。」
「「ぶっ!」」
「エル、浮気しないでね?」
「ユーリ、本気で言っている?」
「?心配しているよ?」
「…わかった。何か、被っていくよ。」
ロドリーとジークは肩を震わせて笑っていた。
エルは自分より力が弱い人相手だと、あまり抵抗しなさそうなんだもん。
だから、先に言っておかないと。
バターで小麦粉を炒める。炒める時、ヘラより泡立て器を使うと楽にできる。
よく混ぜ合わせたら、牛乳を少しずつ入れていく。一気に入れるとダマになりやすい。
「これ、どのくらい回していればいい?」
「まだまだ。」
「料理って体力いるな。」
「ぷっ、エルと同じこと言っている。ちなみにジークの好きなソースは2時間以上回し続けます。」
「げっ!そんな時間かかるのか!」
「そだよ。食材と料理人に感謝を忘れちゃだめだよ?」
「ん、今日、ユーリがあれだけ怒っていた理由がわかった。」
「俺、何か怒っていた?」
「スープ飲み干した時。」
「ああ。あれは味わって飲むもので、水感覚で飲まれたのには泣いたな。」
「あれだけ味が凝縮されていたら、時間がかかるんだろ?」
「うん、ブイヨンから作るから1日はかかる。あと沸騰しないように、あく取りをし続ける。火の前に立ちっぱなし。熱いし、足が痛いし。でも目は離せないし。」
「…すまん。」
「反対にさ、あれだけの勢いで飲んでくれたって、それだけ美味しかったってことでしょ?ジーク達が笑顔になるなら、それでいいんだって思ったよ。…うん、まったりしてきたね。ジーク、出来たよ。」
ベシャメルソースの完成!
シチューやグラタン、なに作ろうかな?
3人は衝撃を受けていた。てか、みんな覚えていないってことは、記憶から消されているんじゃないかと思う。
俺の見解だから、正解ではないだろうけど。
「だから、小説の中だと魔王とジークがエルを取り合うシーンがあるんだけど、今思うとあれは純粋に、兄弟としての仲を取り戻したかったみたい。ジークは、護衛騎士時代を思い出して、暗殺しようとした第一皇子に、絶対に渡さないってなっていたと思うんだ。」
「何その訳がわからない状況。」
と、取り合いのもとのエルがいう。
「俺もよく覚えていないんだ。エルが繰り出す風魔法、氷魔法や、ジークの激しい剣戟が細かい描写で書かれてあって、主に戦闘シーンしかまともに読まなかったんだよ。異性愛が普通の世界で、エルとジークがヤっているシーンなんて、読みたくないだろ、普通。」
「~~ユーリ!それは今言うべきことじゃないでしょ!」
「なんだ、お前らそんな関係だったのか?」
ロドリーは、へぇと聞いている。
「ユーリ、今は俺が恋人なんだから、妬くな。」
ジークは俺が嫉妬していると思ったらしい。
「だぁかぁら、小説の中の話なの!今は全然違うでしょ?俺なんて話の中では出てきてないから、旅を一緒にしていないし、ロドリーさんは今俺たちと行動している。まして、偽物の勇者なんて出てきてなかったんだ。」
「…ということは、ユーリと僕たちが出逢ってから、小説の話とズレてきているってこと?」
「うん。今は魔王がいつ出現するかなんてわからなくなってきているんだよ。街で聞いた話だと、北へ向かう道は強い魔物が出ているって話だし。」
「それこそ偽物に構ってられんな。」
「話は脱線しまくったけど、魔王の呪いで、エルが皇国の第二皇子な訳はわかった?」
「わかった。俺が倒さなきゃいけない理由はわからないけど。」
「それこそ魔王本人に聞かないとわからないよね。」
「じゃあ、偽物は放っておいて、北を目指すか?」
「食材があまりないから、そうなるね。パンもあまり売ってなかったし。泥麦は結構買えたから、エルとジークで精米してくれたら、丼できるね。」
「なら、明日には出るか。」
「それがいいね。」
「俺はジークと厨房行くよ。牛乳とブイヨンでスープを作っておく。」
「俺たちはもう少し情報を集めてくる。」
「あっ、エルは顔を隠した方がいいよ?」
「「なんで?」」
「なんか『勇者様』に召し上げられるって。エルの顔は好みらしいから。」
「「ぶっ!」」
「エル、浮気しないでね?」
「ユーリ、本気で言っている?」
「?心配しているよ?」
「…わかった。何か、被っていくよ。」
ロドリーとジークは肩を震わせて笑っていた。
エルは自分より力が弱い人相手だと、あまり抵抗しなさそうなんだもん。
だから、先に言っておかないと。
バターで小麦粉を炒める。炒める時、ヘラより泡立て器を使うと楽にできる。
よく混ぜ合わせたら、牛乳を少しずつ入れていく。一気に入れるとダマになりやすい。
「これ、どのくらい回していればいい?」
「まだまだ。」
「料理って体力いるな。」
「ぷっ、エルと同じこと言っている。ちなみにジークの好きなソースは2時間以上回し続けます。」
「げっ!そんな時間かかるのか!」
「そだよ。食材と料理人に感謝を忘れちゃだめだよ?」
「ん、今日、ユーリがあれだけ怒っていた理由がわかった。」
「俺、何か怒っていた?」
「スープ飲み干した時。」
「ああ。あれは味わって飲むもので、水感覚で飲まれたのには泣いたな。」
「あれだけ味が凝縮されていたら、時間がかかるんだろ?」
「うん、ブイヨンから作るから1日はかかる。あと沸騰しないように、あく取りをし続ける。火の前に立ちっぱなし。熱いし、足が痛いし。でも目は離せないし。」
「…すまん。」
「反対にさ、あれだけの勢いで飲んでくれたって、それだけ美味しかったってことでしょ?ジーク達が笑顔になるなら、それでいいんだって思ったよ。…うん、まったりしてきたね。ジーク、出来たよ。」
ベシャメルソースの完成!
シチューやグラタン、なに作ろうかな?
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