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本編
俺と北の国の話4
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厨房に向かえば、昨日指示を出しておいたら、何人かの料理人がすでに準備を始めていた。
昨日俺の手持ちがなくなったから、ジークからいくつかの料理と調味料の預っていてもらった分を厨房の台に出していく。
ジークのアイテムボックスは、本当に倉庫代わりにしているからな。
エルは簡単なモノは作れるが、ジークは肉すらまともに焼けない。何故かどう調理しても炭になる。煮ても炭ってどういうこと?
「ユーリさん、じゃがいもを剥き終わりました。」
「なら、次は半分は棒切りにして。こんな形で。もう半分は八等分にして茹でて。玉ねぎは薄切りにしてバターで炒めて。」
と、じゃがいもを1個棒切りにして見本にしてもらう。棒切りがわからなかったみたいだ。
「肉を1口大にして、塩胡椒、乾燥ハーブを振ってから小麦粉をまぶしてね。」
「油は多めに入れて焼いて。火は強すぎると焦げるけど中まで火が入らないから、弱めでじっくりと焼いて。」
次々に指示を出す。わからなければ手本を示してあげれば、すぐにできる。ここは元から料理が出来る人達が集められているんだから。ただ上がクズだっただけだ。
俺はエル達の分を作る。俺以外が作ると嫌々ながら食べているんだよな。料理人としてはあまり見たくない表情なんだよな。何がそんなに違うのかわからないけど。
でも朝はしっかりと食べさせないと。
パン、ポタージュ、香草焼きとカリカリポテト、温野菜のサラダだ。
量も品数も少なくて悪いが、パンでおなかいっぱいにしてくれ。
「ロドリー、肉でも狩りに行くか?」
おおう、もう『魔物』でなく『肉』扱いになっている。こいつらにかかれば、魔物も食材扱いになるのね。
「だな。肉のないメシほど虚しいものはないからな。狩りに行くか。」
「野菜も欲しいし、玉子、牛乳、調味料も足りないな。王様、農家や商人を呼んでもらってもいい?」
「了解した。」
「そう言えば、エルに頼んでいたカセットコンロってどうなったの?」
「ん?……今度作るよ。」
「忘れていたな。ドワーフの村に行くのも、なんだかんだで行けなかったし。」
「この城にドワーフの鍛冶職人はおるぞ。」
「なら、包丁を研いでもらいたいな。」
「俺も剣を研いでもらいたい。」
「頼んでおく。」
ついでに疑問に思ったことも王様に聞いてみる。
「…ねぇ、王様って、家族とごはん食べないの?」
「……まぁ、色々あってな。」
「あらやだ、浮気でもしてバレたの?」
エル、王様って愛妾認められているんじゃないの?
「違う、違う。王妃は今体調崩していてな。王子2人と王女2人が王妃に付き添っていてな。」
「なんだ、王様だけ仲間外れにされちゃったんだ。」
エル、空気読も?王様涙目になっているよ。
でも、子供4人も産んだんなら、肝っ玉母ちゃんのイメージがあるけど、病弱だったの?王様、無理をさせたの?
「どこが悪いの?」
「どこが悪いのかが分からなくてな。倦怠感や食欲不振だったのが、手足が痺れたり、感覚が麻痺したり、力が入らなくて立っていられなかったりする。」
あれ?なんだったけ?それ聞いたことがあるな。
「ユーリが難しい顔をしだしたね。」
「いや、なんか聞いたことあるなぁと思って。なんだっけ?…王妃様の食生活ってどんなだった?」
「ユーリ殿の作る料理みたいに美味くないから、パンしか食べておらんかった。それに酒豪でな。夜は酒ばっかりでな。」
「…それって、必要な栄養素が足りてないじゃん。あっ!脚気か、思い出した、脚気だ。」
「「かっけ?」」
「うん、脚気。主にビタミンB1が足りていない症状に出るんだよ。妊娠で子供に栄養を取られたり、酒で吸収が阻害されると出る症状。…って子供4人産んで、酒ばっかり呑んでいれば、病気になるって。」
俺は呆れ返った。上に立つ者の食生活ではない。まあ、あの厨房なら、まともな料理なんて期待できないけど。
「肉と野菜を食べさせて。そうすれば症状は改善されるから。まずはスープからでいいから。」
「そうか、治るのか。感謝する。」
と、王様は急いたように部屋を出て行った。俺は大声で『すぐには治らないよぉ!』と叫んだ。
「でも、本当にこの国、大丈夫?」
思わずエル達やメイド、従者に問いかけたが、誰もが苦笑いをするだけだった。
昨日俺の手持ちがなくなったから、ジークからいくつかの料理と調味料の預っていてもらった分を厨房の台に出していく。
ジークのアイテムボックスは、本当に倉庫代わりにしているからな。
エルは簡単なモノは作れるが、ジークは肉すらまともに焼けない。何故かどう調理しても炭になる。煮ても炭ってどういうこと?
「ユーリさん、じゃがいもを剥き終わりました。」
「なら、次は半分は棒切りにして。こんな形で。もう半分は八等分にして茹でて。玉ねぎは薄切りにしてバターで炒めて。」
と、じゃがいもを1個棒切りにして見本にしてもらう。棒切りがわからなかったみたいだ。
「肉を1口大にして、塩胡椒、乾燥ハーブを振ってから小麦粉をまぶしてね。」
「油は多めに入れて焼いて。火は強すぎると焦げるけど中まで火が入らないから、弱めでじっくりと焼いて。」
次々に指示を出す。わからなければ手本を示してあげれば、すぐにできる。ここは元から料理が出来る人達が集められているんだから。ただ上がクズだっただけだ。
俺はエル達の分を作る。俺以外が作ると嫌々ながら食べているんだよな。料理人としてはあまり見たくない表情なんだよな。何がそんなに違うのかわからないけど。
でも朝はしっかりと食べさせないと。
パン、ポタージュ、香草焼きとカリカリポテト、温野菜のサラダだ。
量も品数も少なくて悪いが、パンでおなかいっぱいにしてくれ。
「ロドリー、肉でも狩りに行くか?」
おおう、もう『魔物』でなく『肉』扱いになっている。こいつらにかかれば、魔物も食材扱いになるのね。
「だな。肉のないメシほど虚しいものはないからな。狩りに行くか。」
「野菜も欲しいし、玉子、牛乳、調味料も足りないな。王様、農家や商人を呼んでもらってもいい?」
「了解した。」
「そう言えば、エルに頼んでいたカセットコンロってどうなったの?」
「ん?……今度作るよ。」
「忘れていたな。ドワーフの村に行くのも、なんだかんだで行けなかったし。」
「この城にドワーフの鍛冶職人はおるぞ。」
「なら、包丁を研いでもらいたいな。」
「俺も剣を研いでもらいたい。」
「頼んでおく。」
ついでに疑問に思ったことも王様に聞いてみる。
「…ねぇ、王様って、家族とごはん食べないの?」
「……まぁ、色々あってな。」
「あらやだ、浮気でもしてバレたの?」
エル、王様って愛妾認められているんじゃないの?
「違う、違う。王妃は今体調崩していてな。王子2人と王女2人が王妃に付き添っていてな。」
「なんだ、王様だけ仲間外れにされちゃったんだ。」
エル、空気読も?王様涙目になっているよ。
でも、子供4人も産んだんなら、肝っ玉母ちゃんのイメージがあるけど、病弱だったの?王様、無理をさせたの?
「どこが悪いの?」
「どこが悪いのかが分からなくてな。倦怠感や食欲不振だったのが、手足が痺れたり、感覚が麻痺したり、力が入らなくて立っていられなかったりする。」
あれ?なんだったけ?それ聞いたことがあるな。
「ユーリが難しい顔をしだしたね。」
「いや、なんか聞いたことあるなぁと思って。なんだっけ?…王妃様の食生活ってどんなだった?」
「ユーリ殿の作る料理みたいに美味くないから、パンしか食べておらんかった。それに酒豪でな。夜は酒ばっかりでな。」
「…それって、必要な栄養素が足りてないじゃん。あっ!脚気か、思い出した、脚気だ。」
「「かっけ?」」
「うん、脚気。主にビタミンB1が足りていない症状に出るんだよ。妊娠で子供に栄養を取られたり、酒で吸収が阻害されると出る症状。…って子供4人産んで、酒ばっかり呑んでいれば、病気になるって。」
俺は呆れ返った。上に立つ者の食生活ではない。まあ、あの厨房なら、まともな料理なんて期待できないけど。
「肉と野菜を食べさせて。そうすれば症状は改善されるから。まずはスープからでいいから。」
「そうか、治るのか。感謝する。」
と、王様は急いたように部屋を出て行った。俺は大声で『すぐには治らないよぉ!』と叫んだ。
「でも、本当にこの国、大丈夫?」
思わずエル達やメイド、従者に問いかけたが、誰もが苦笑いをするだけだった。
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