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本編
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「タケノコ美味かった。」
『何それ!俺も行きたかった!』
と、昨日に引き続き、上村と通話をする。
バーベキュー写メでやっぱり鬼通知がきていた。
『こっちはずっと品出しで腰痛いよぉ。』
上村はGWだけスーパーでアルバイトをしていた。
知り合いの人に頼まれたらしい。
夕方から夜9時までは、ラーメン屋で通常バイトもあり、中々にして大変そうだ。
「俺らも田植えしたし。」
「田んぼまで山道20分は歩くし。」
『でもバーベキューはずるい!俺も肉食べたい!』
「日下部の母ちゃん、マジ料理美味い!しかもタレも自家製で、いつもと全然違うバーベキューだった。」
「俺、帰りたくねぇ。ここんちの子になって、母ちゃんの飯食べ続けるわぁ。」
人の母さんを『母ちゃん』呼びになっているし。
2日間でだいぶ馴染んだな。
「あとね、日下部の従姉妹が同じ吹部だから、連絡先交換した!」
渡辺、いつの間に?
『可愛い?』
「可愛い!日下部の妹も可愛い!」
『こっちはおばちゃんに囲まれて仕事してたのに!羨まけしからん!!』
上村が駄々っ子のようになってきている。
付き合いきれないとばかりに、僕はこっそりトイレに行った。
「明日帰るからね。」
「また夜会おうぜ。」
『話を詳しく聞かせろ!』
と、通話は終了した。
僕が戻ってきた時は、いっぱい動いて、いっぱい食べたせいか、渡辺は、電話が終わってから、すぐに寝出した。
「なべちゃん寝た?」
「爆睡だな。俺らも寝るか。」
「うん。」
布団に入りリモコンで照明を消す。
暗くなると、あたりは静かになる……ならなかった。
田んぼに水が入ったから、カエルの鳴き声が煩かった。
「車の音が煩くて寝れない時はあるが、カエルで煩いって初めてだ。」
「はは。稲刈りまでこんなだよ。」
「こんな煩いのに、よく寝れるな。」
「慣れだよ。」
「そうか。」
と、瀬下は寝れないのかな?と思っていたが、その内、寝息が聞こえてきた。
疲れているから、寝れたようだ。
僕もそのあとはすぐに寝た。
翌朝、隣が動いている音で目が覚めた。
「せしも?」
「あ、わり、起こしたか?トイレ行ってきただけ。」
「ん、まだ5時過ぎか。」
「まだ日の出前で、やっと明るくなりだしたばかりだ。」
「…瀬下だね。」
「…寝ぼけてんのか?」
「名前。暁じゃん。【あかつき】も【あかねいろ】も朝方の空を表すから。」
「茜色って、夕方に使うんじゃないのか?」
「朝にも使えるよ。東雲ともいうらしいけど。瀬下は朝に生まれたんだね。」
「…ああ、そう聞いていたな。」
「瀬下が生まれた日は、特別綺麗な夜明けだったんだね。」
「……かもな。」
「ご両親、ロマンチストなんだね。」
「それは知らん!」
『何それ!俺も行きたかった!』
と、昨日に引き続き、上村と通話をする。
バーベキュー写メでやっぱり鬼通知がきていた。
『こっちはずっと品出しで腰痛いよぉ。』
上村はGWだけスーパーでアルバイトをしていた。
知り合いの人に頼まれたらしい。
夕方から夜9時までは、ラーメン屋で通常バイトもあり、中々にして大変そうだ。
「俺らも田植えしたし。」
「田んぼまで山道20分は歩くし。」
『でもバーベキューはずるい!俺も肉食べたい!』
「日下部の母ちゃん、マジ料理美味い!しかもタレも自家製で、いつもと全然違うバーベキューだった。」
「俺、帰りたくねぇ。ここんちの子になって、母ちゃんの飯食べ続けるわぁ。」
人の母さんを『母ちゃん』呼びになっているし。
2日間でだいぶ馴染んだな。
「あとね、日下部の従姉妹が同じ吹部だから、連絡先交換した!」
渡辺、いつの間に?
『可愛い?』
「可愛い!日下部の妹も可愛い!」
『こっちはおばちゃんに囲まれて仕事してたのに!羨まけしからん!!』
上村が駄々っ子のようになってきている。
付き合いきれないとばかりに、僕はこっそりトイレに行った。
「明日帰るからね。」
「また夜会おうぜ。」
『話を詳しく聞かせろ!』
と、通話は終了した。
僕が戻ってきた時は、いっぱい動いて、いっぱい食べたせいか、渡辺は、電話が終わってから、すぐに寝出した。
「なべちゃん寝た?」
「爆睡だな。俺らも寝るか。」
「うん。」
布団に入りリモコンで照明を消す。
暗くなると、あたりは静かになる……ならなかった。
田んぼに水が入ったから、カエルの鳴き声が煩かった。
「車の音が煩くて寝れない時はあるが、カエルで煩いって初めてだ。」
「はは。稲刈りまでこんなだよ。」
「こんな煩いのに、よく寝れるな。」
「慣れだよ。」
「そうか。」
と、瀬下は寝れないのかな?と思っていたが、その内、寝息が聞こえてきた。
疲れているから、寝れたようだ。
僕もそのあとはすぐに寝た。
翌朝、隣が動いている音で目が覚めた。
「せしも?」
「あ、わり、起こしたか?トイレ行ってきただけ。」
「ん、まだ5時過ぎか。」
「まだ日の出前で、やっと明るくなりだしたばかりだ。」
「…瀬下だね。」
「…寝ぼけてんのか?」
「名前。暁じゃん。【あかつき】も【あかねいろ】も朝方の空を表すから。」
「茜色って、夕方に使うんじゃないのか?」
「朝にも使えるよ。東雲ともいうらしいけど。瀬下は朝に生まれたんだね。」
「…ああ、そう聞いていたな。」
「瀬下が生まれた日は、特別綺麗な夜明けだったんだね。」
「……かもな。」
「ご両親、ロマンチストなんだね。」
「それは知らん!」
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