ただ、好きなことをしたいだけ

ゆい

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おばちゃん学園に通っちゃいます!【1年生】

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今日は、待望の魔法の授業となりました。はっきり言って、楽しみです。1年生3クラスと指南役の魔法士科の3年生との合同で行うので、演習場を使います。大体4人グループに分かれて、先輩から教えてもらいます。

いつもの4人と、指南役の先輩がなんと、入学式にぶつかってしまった人でした。その方はグランダル様とコンラッド殿下に教えてもらい、菓子折を持って教室まで突撃しましたが、不在にされており、クラスメイトの方に伝言をお願いしました。それ以降は、何の接点もなかったため、私もすっかり忘れていました。


「手を繋いで魔力を私から流します。それを感じ取れて、自身の中の魔力がわかるようにならなければ、魔法は使えません。」

モリー様が最初にやってみた。でも、モリー様は何も感じていないようだった。

マクスウェル様もやっぱり分からなかった。

コンラッド殿下は、実はもう使えるのだ。王族故の英才教育で、ある程度は習得済みだそうだ。

私もやってみる。掌からじんわり温かいものを感じる。

「なんか温かいものを感じます。それが掌から、全身に伝わっているような感じがします。」

「それが魔力です。では、あなたから私に流せるかどうかやってみてください。」

流すのをやめたら、温かい感覚がなくなった。あの温かい感覚を相手に渡す感じで、『流れろ』と念じながらやってみた。

「……流れてきています。この感覚が大事です。」

「なるほど。」

「では、掌から全身に駆け巡らせてみてください。モリー君、もう1回やってみよう。」

先輩がモリー様、殿下がマクスウェル様に魔力を流している間、私は全身に魔力を流す練習をする。

右の掌に温かいものを集めるイメージを作ると、掌が温かくなる。その温かいものが、右腕、右肩、頭、左肩、左腕、左の掌、左腕、胸、お腹、左右の脚と、全身をイメージして、温かいものを移動させてみた。中々に面白い。

「シュバルツバルト嬢は、覚えるのが早いなぁ。」

誰?

「…アオイ、いい加減自分の家名を覚えろ。」

「あっ、私のことか。まだ慣れなくて。」

「シュバルツバルト嬢は、養女なのか?」

「叔父上が後見人だ。」

「そうなんだ。」





「まぁ、養女でなくなる日がくるがな。」

最後の殿下の呟きは、誰の耳にも入らなかった。















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