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ももいろいんこ

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帰り道

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「………………」
「どうしたの??」
海が話してくれない。
「あ、ね、今日さ、カフェいかない?ちょっと電車のってさ。」

「あのさ……私が膳所君、好きなの、知ってるよね?」
「えっ?うん、もちろん。もしかして……
……みてたの?」
「さぁ?」
海の顔が怖い。
「そ、そう?」
「断る…よね?普通友達が好きな人、とる?」
え?怒ってるの?
「断る、よっ!もちろん!だって私、好きな人…いるし…。」
いや、いないんだけどさ。
「私、知らない。その話、ねぇ誰?誰なのよ!!」
「ちょっと海!おかしいよ?!落ち着いて!!」
「誰なんだってきいてんだよ!!!!」
海は私の肩を乱暴に掴んだ。
「………………っつ!!」
と海は突然手を離し、困惑して、
「バイバイ。またね。」
硬くなった表情を戻すと、小さくなっていく影と不快な風が、私を襲った。

「面倒臭いなぁ……。」

恋愛は嫌いだ。面倒臭いし、別に結婚するわけじゃないし。
なんのためにするんだろう。

その夜はLINEにも電話にも、海は返事をくれなかった。

かわりに、膳所君から電話がかかってきた。
あの話の続きかな?いやだなー
と思いながら電話に出る。
「もしもし……」
「樟葉さん?!今来れる?!」
「えっ?何処に?!」
「学校!!瀬戸内……いや、とにかく早くきて!」
「ま、海?!?!」
お母さんの目を盗み、すぐに学校へ駆け出した。
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