野球理論を噛る

青空太郎

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野村克也「巨人軍論」

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図書館で野村克也の「巨人軍論」を借りた。買っても良いとも思った。
その内容と感想について。

「巨人軍論」p48『野球は頭でするものだ』

「『例えばバントのサインが出たとする。君たちは何を考える』『一塁側と三塁側どちらが成功率が高いか、自分はどちらのバントが得意か。それを考えて確率が高い方へ転がしなさい。たとえ相手がバントシフトを敷いてきたとしても、きちんとバットの先端にボールを当ててボールを殺せば、絶対に成功する。いいバントはシフトに勝るのだ。』」


「ヒットエンドランで何を考えるか。『ボールを転がすことです。』そのくらいのことは南海の選手でも答えられる。だが、ブレイーザーは『それだけでは駄目だ』と言って、つづけた。

『二塁のカバーにセカンドが入るのか、それともショートが入るのか、それを読むことが大切だ。そしてカバーに回る方に転がすのだ。』

『犠牲フライを打つときは、肩の弱い外野手を狙え』ともアドバイスした。様々なフォーメーションにも目を配った。

基本中の基本ではないかといわれるかもしれない。だが、当時の選手は、それこそ目をしろくろさせて聞いたものだ。

日本人選手にとっては画期的なことだったのである。私自身、彼との出会いが野球をさらに深く考えさせるキッカケとなった。野球を科学するキッカケをつくってくれたのは、間違いなくブレイザーだった。おそらく、巨人でも当時はここまで深く考えていなかったはずだ。」
とID野球と言われた野村さんは言う。

相手によってコースを変える必要があるということか。

野村さんは川上哲治氏を尊敬しているので、こないだ図書館で見つけた川上哲治の「遺言」も読むべきだと思った。

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