異世界労働戦記☆スキル×レベル☆生産者ケンタ

のきび

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5章 魔導戦闘列車エルダートレイン

魔改造の真の力

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ケン、お手!」

「ワン!」
 シンミアの指し出す手に手を乗せるとシンミアが頭を撫でてくれる。
 そして食事を檻の中に入れてくれるのだ。
 現在、俺は衆人環視のもと檻の中で生活している。すでに五日目だ。

 細工スキルの解放技で檻を解放したら閉じ込められて出れなくなったのだ。
 食事は精力アップに効きそうなものばかり出されている。

 こいつらやる気だ(ゴクリ)。

 当然衆人環視なので俺のパッションはたまる一方だ。
 そして監視してる面子がすごく薄着で挑発までしてくる。

 やらせはせん、やらせはせんぞ!

 ただ、一人シャルラだけは檻生活が羨ましいとほざいていた。
 実際この檻のサイズは6畳ほどの大きさがあるので快適ではある。

 そしてスヴィニヤーがこの国はケンタ王が支配したと発表した直後。
 国を魔改造できるようになった。

 周囲を囲う山をすべて壁に改造して鉱物資源や木材、野草等はすべてストレージに回収した。
 支配するとその場にいなくても、すべてを操作できるのだからありがたい。

 城は創世記リペアで修復して元の状態にもどした。
 その際に魔導戦闘列車と伊四百型もストレージに回収した。
 魔導戦闘列車には車掌のレディ・デコイも居たので取り出すと頭部しか残っていなかった。
 ちなみにデコイはD51をもじったもので俺が付けた。

 創世記リペアで修理してあげると元の状態に戻ることができた。

「お久しぶりです乗客ナンバー1番、ケンタロウ様」
 その反応からも確実にこのデコイはゲーム、エルダートレインのキャラクターであることは確定した。

 ゲームであってゲームではない。

 可能性としてはゲームの世界を模した世界。
 もしくは俺たちがやっていたゲームがリアルなキャラを動かしていた可能性のどちらかだろう。
 女神様が言っていた言葉やこの魔導戦闘列車を見て確率が高いのは後者だ。

 修理したレディ・デコイはやはり女神様デルス・マグラ 陣営だったので機生虫を憑けて俺の管理下においた。
 もちろん見た目が女性だったので完成したそれは完全に女性で皆から侮蔑の眼差しを向けられた。

 完全に性欲をもて余したおっさんがラブドールを作ったくらいに思われているのだ。
 レディ・デコイはアイテム扱いなので檻から出ることができたので、俺の誤解は解かれた。

 そして七日後、俺は賢者になっていた。おっさんは溜め過ぎると性欲がなくなるのである。

「今、私は無だ」

 そんな賢者なケンタな俺が嫁と婚約者と小姑さんを交えて話し合い。世界が平和になるまでそういう行為は一切禁止と言うことになった。
 もちろん反対意見も出たが俺の賢者の光で浄化して黙らせた。

 ハレンチは不潔です!

 翌朝、俺のパッションは解き放たれた。賢者だが賢者ではなくなってしまったのだ……。
 俺の右手は永遠の恋人です。

 スヴィニヤーがすでに手を回し、この国のことを仕切ったのですでに俺がやることはなにもない。

 檻の中であまりに暇なので作った魔導戦闘列車:伊四百型エルダートレインのお披露目をした。

 先頭車両をエルダートレインと伊四百型で融合させ戦闘能力を向上させた。
 また艦本式22号10型ディーゼルエンジンを連動させることにより速度も飛躍的に向上した。
 客車はすべて晴嵐が離発着できるようになっており一両で百機は入る計算だ。

「すごいなですな、これは」
 久々に登場したクリストファーが感嘆のため息を漏らす。
 ただこれはレディ・デコイに操作させると言ったら明らかに落胆していた。
 これはデコイ以外動かせないので諦めてもらうしかなかった。

 なにげに伊四百型飛行船の艦長を気に入っていたようだ。

 そのうち伊四百型の新型を作って艦長にさせるからと言ったら機嫌を直してくれたが、正直開発の方に専念して欲しい感はある。

 レオナは俺が檻に閉じ込められている間に、戦士から上級職の双剣士に転職していた。
 二刀流職のそれは剣を利き手に持ち変えなくてもスペシャルアタックを使うことができた。

 更に俺はレオナの剣に魔改造を施した。
 エルダートレインの剣武器の良いところをすべて一つに合成したのだ。
 二本では足りなかったので四本製作した。四刀流で本末転倒なような気もするが格好良いから問題ない。

 クニャラは神装備が装着できるようになったので、この国を魔改造して上がったレベルで生産できるようになった神装備でスヴィニヤー、シンミアと一緒に装備を一新した。
 ただ皆は今までの装備が良いと言うこともあり魔改造で元の良さを出しながら新型の装備にした。

「へへ、かわいいだろ?」
 シンミアがくるくると回り喜ぶ。シンミアは水兵服にカボチャパンツが似合う。これが元の身体になったら何を着せようか迷うな。

「どっちだよ、この身体が良いのか、でかいのが良いのかはっきりしろ!」

「シンミアはお子さまだな、大きいのも小さいのもみんなちがくてみんな良い」
 俺はどや顔でそう言った。
 俺は選り好みしない男ケンタだストライクゾーンは広い。

 ただしロリータには手を出さない、それがロリータ紳士同盟の掟だ。
 掟を破るものには幼女から蔑んだ目で見られ、通報されると言う人生最後のご褒美がもらえるのだ。

 閑話休題(言いたいだけ)。

 サラはマルチアーミーと言う上級職に転職した。
 マルチアーミーは魔法職以外の大剣、長剣、鎚、槍、投擲、弓、盾を自在に使える。
 なので一つの武器を七つに変形できる武器を作り上げた。
 他のメンバーにもそれぞれの特性に合わせた武器と防具を作り手渡した。

「ケンタロウ様、魔導戦闘列車の準備が整いました」
 中二病全開の車掌服を着たレディ・デコイが俺たちに出発を促す。

「よし、じゃあ行こうか」

「ケンタ、本当にここの国を防衛しなくても大丈夫なのです?」
 クニャラが心配そうに辺りを見る。長い間守り続けてきたこの国を去るのが心配なのだろう。

「魔導戦闘列車の大砲を城や取り囲んでいる壁に装着してるからね。正直世界で一番安全なのはここだね」

「わかったのです、ケンタの言うことを信じるのです」

 納得したクニャラ達を乗せ、俺たちは魔導戦闘列車伊四百型エルダートレインに乗り込み、一路俺たちの国ウルフレッド王国へと帰還した。
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感想 12

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みんなの感想(12件)

疾走する魔法使い

貞操守りきったのか(笑)

でも胸に剣を六本も刺されちゃって…どうなるんだろ。

2019.09.23 のきび

巫女は処女じゃなくなると力を失うと言いますし名誉童貞で名誉魔法使いのケンタも頑張りました。
計画がおじゃんになったら敵は放置しませんよね……。

『グッパイケンタ、さようならケンタ、君の勇姿は忘れない!』

にならないことを祈るばかりです。

解除
疾走する魔法使い

主人公が無事に(?)完全変態へと復活したようだ。

いやぁ~、何だかんだでクニャラ達が報われてよかった。(*´∀`)

2019.08.22 のきび

読んでいただきありがとうございます。
ケンタはしおりとかを見てもあまり読んでいただけないようなのでコンテストの5万文字を書いたら、しばらく休もうかと思っています。
せっかく感想を下さったのですが申し訳ありません。
あと3万文字ほどですがそこまで付き合っていただけたら幸いです。

解除
ねこぱんち
2019.08.05 ねこぱんち

更新を一日千秋の思いで待っておりました(*´ω`*)

2019.08.06 のきび

読んでいただきありがとうございます。
おまたせして申し訳ありません、頑張って書きますので引き続き読んでいただければ幸いです。

解除

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