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第三章『焔魔仙教編』
第百九十六話 覚悟を問う【前】
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子烏たちとじゃれているうちに、遊び疲れたのだろう。自由気ままな蓮虎は、おやつを食べる前に、すやすやと寝入ってしまった。
「わぁ、かわいいですねぇ。ふふっ」
「おいにゃん小僧、蓮蓮にもしものことがあったら……わかってんだろうな?」
現在、寝入った蓮虎を抱いているのは、一心だ。これにすかさず睨みをきかせたのは、もちろん晴風である。
「これはこれは、お祖父さま。僕にこどもはいませんが、八藍や九詩が赤ん坊だったころによくお世話をしていたんですよ。ご心配にはおよびません」
晴風に威嚇をされても、一心はほほ笑みをくずさない。たしかに、蓮虎を抱く一心は、手慣れた様子だ。
万が一にも、一心が蓮虎をあやまって落とすなんて事故は起こらないだろうというのが、早梅の見解だ。
「風おじいさま、小蓮も安心して寝ているくらいですから、一心さまにお任せして大丈夫ですよ」
「梅梅が言うなら、しかたねぇな」
「梅雪さんに信頼していただけて、嬉しいです」
「あのな、梅梅が言うから、だからな! そこんとこかん違いすんじゃねぇぞ!」
さすがは子孫が可愛くてしょうがない晴風。蓮虎を起こさない程度の声量で、一心に噛みついている。
「もう、風おじいさまったら……」と肩をすくめつつも、早梅は一旦引き下がってくれた晴風に、心の中で感謝した。
何分、自分のまわりには、厄介な男たちが多く集まりがちなもので。
「お待たせした。申し訳ない」
やがて、静かな声音とともに入室する男性のすがたがある。桃英だ。
寝たきりの妻を看病する桃英の事情を鑑み、彼らに宛てがわれた北向きの室のとなりの空き部屋に、話し合いの場はもうけられた。
「どうぞ、お気になさらず。……お母さまのご様子は?」
「変わりない」
早梅の問いへ、簡潔に桃英が返答する。
相変わらず、意識はもどらないということだ。
だが、いまの桃英を取り巻くのは、悲観や絶望といった負の感情ではない。
「此度の事案を無事解決させることができるなら、桜雨を回復させる手がかりもつかめる……その言葉に相違はなかろうな、一心殿」
桃英は深い瑠璃色の双眸でもって、一心、それから彼のまわりに控えた猫族らを見据えた。
六夜、五音、七鈴、八藍、九詩。
猫族だけではない。憂炎に爽、暗珠。むろん、早梅のそばには黒皇が控えている。
「おっしゃるとおりでございます、桃英さま。それでは、『作戦会議』をはじめましょうか」
かくして、錚々たる顔ぶれが一同に会す。
すべては、罪なきひとびとを救うために。
* * *
光があれば、闇がある。それは、燈角の街も例外ではない。
豊かな自然に恵まれ、観光業によって富も潤った水郷ではあるが、その裏で、獣人が迫害されているという。
「『龍宵節』のにぎわいに乗じて、今夜、獣人奴隷を売買する闇市がひらかれます。そこを襲撃し、獣人たちを救出するという流れは、事前にお話ししていたとおりです」
眠る蓮虎は、一心から黒皇へ預けられた。
そしていま、一心に促され、桃英、早梅、暗珠、憂炎が、室の中央で円卓をかこんでいる。
「一心さま、闇市がひらかれる場所というのは?」
「それは、おおむね特定しています。七鈴が突き止めてくれました」
早梅の問いに一心が返すが、これに反応したのは桃英である。
「おおむね、か」
「さすが桃英さま、鋭いご指摘ですね。闇市がひらかれる場所は特定しているのですが、何分、内部構造までは調査が難しく」
「獣人たちがどこに捕らわれているのかわからなければ、救出作戦も難しいんじゃありませんか?」
「そうねぇ、でも大丈夫よ、梅雪ちゃん。あたしには難しくても、もっと適任がいるから。こういう場合、真っ先にカチコミするのが得意なのが」
「七鈴さま……?」
「ねっ、梅雪ちゃんにいいところ見せたいわよね、五音?」
「五音さま……!?」
七鈴からのまさかの指名に、早梅は瑠璃の瞳を丸くして五音を見やった。
詩歌を好み、風流を重んじる五音と、『カチコミ』という単語が、どうしても結びつかないためだ。
「当然。言われるまでもないけれどね」
早梅がおどろく一方で、当の五音が難なく七鈴に返している。いよいよもって、早梅の脳内は混乱を極めた。
「意外です……そういう手荒なのは、六夜さまの得意分野だと思ってたんですけど」
「ちょっと梅雪ちゃん、俺のことなんだと思ってんの」
「日頃のおこないのせいだろう」
「五音てめぇ、どの口が言いやがる! 梅雪ちゃん! 俺よりこいつのほうが手荒だから! もっとネチネチした陰湿な方法でかましやがるから!」
「ははっ、まぁまぁ六夜、落ち着いて」
にこやかに六夜と五音の口論を仲裁する一心は、手慣れたものだ。
「ただ、七鈴の言うように、五音の手にかかれば敵の大半を戦闘不能に陥らせることが可能です」
「ひとりで!? えぇ……一体なにするの、五音さま……」
「梅雪さま、私は誓って卑劣な真似はいたしません。信じてください。ほら、私の目を見て」
「見えないんですけど……」
自身が糸目だという自覚がないのだろうか。神妙な声音で語りかけてくる五音に、「もしかしてツッコミ待ちなのかな?」と思わなくもない早梅だった。
「はい、すこし話が逸れましたが、まず敵の統制を崩す点において、五音が適任です。ほかに六夜、八藍を先遣隊として突入させます」
「先遣隊ってことは、私たちはその後に?」
「えぇ。五音たちはあくまで陽動役。思う存分大暴れしてもらって、敵の注意を引きつけているあいだに、僕らが獣人たちを救出する算段です」
「私たち全員で? でも、一心さま──」
「陽動役がいるとはいえ、あまり大勢で動くのはよくないんじゃないですか」
早梅の言葉を引き継いだのは、早梅から見て上座に座った暗珠だった。
『皇子殿下』としての振る舞いはやめたものの、腕を組み、ツンとした態度で発言する横顔は、おのれにも他人にも厳しい鬼上司のものだなぁ、と、早梅はふいになつかしく思った。
暗珠の指摘に、一心は落ち着いた様子でうなずく。
「ご指摘痛み入ります、殿下。その点につきまして、五音たち同様に『ふりわけ』をさせていただきましたので、こちらをごらんください」
一心はそういって、若草色の袍の袂から、折りたたまれた書面を取り出し、円卓上へひろげる。
そこに記された意外な内容に、早梅は思わず息をのんだ。
早梅だけではない。暗珠や、憂炎も。
「ほう……面白いご提案ですね」
それまですました様子で聞き手に徹していた憂炎は、にこやかな表情で、こめかみに青筋を浮かべた。
「一心さま、これは……」
憂炎から漂う殺伐とした空気にたまりかねた早梅は、すぐさま一心へ真意を問うた。
冷や汗を浮かべる早梅とは対照的に、一心はほほ笑んでいる。
「はい、ごらんのとおりです」
一心は笑みを浮かべている。が、早梅はその笑みが、いつも自分に向けられるものとは違うことに、遅れて気づく。
そう。それは、たとえるならば──
「こちらにありますように、梅雪さんと殿下は、共に行動していただきます。恋人役として」
たとえるなら、『覚悟』を問うように。
琥珀色の瞳で、一心は真っ直ぐに、暗珠を見据えていた。
「わぁ、かわいいですねぇ。ふふっ」
「おいにゃん小僧、蓮蓮にもしものことがあったら……わかってんだろうな?」
現在、寝入った蓮虎を抱いているのは、一心だ。これにすかさず睨みをきかせたのは、もちろん晴風である。
「これはこれは、お祖父さま。僕にこどもはいませんが、八藍や九詩が赤ん坊だったころによくお世話をしていたんですよ。ご心配にはおよびません」
晴風に威嚇をされても、一心はほほ笑みをくずさない。たしかに、蓮虎を抱く一心は、手慣れた様子だ。
万が一にも、一心が蓮虎をあやまって落とすなんて事故は起こらないだろうというのが、早梅の見解だ。
「風おじいさま、小蓮も安心して寝ているくらいですから、一心さまにお任せして大丈夫ですよ」
「梅梅が言うなら、しかたねぇな」
「梅雪さんに信頼していただけて、嬉しいです」
「あのな、梅梅が言うから、だからな! そこんとこかん違いすんじゃねぇぞ!」
さすがは子孫が可愛くてしょうがない晴風。蓮虎を起こさない程度の声量で、一心に噛みついている。
「もう、風おじいさまったら……」と肩をすくめつつも、早梅は一旦引き下がってくれた晴風に、心の中で感謝した。
何分、自分のまわりには、厄介な男たちが多く集まりがちなもので。
「お待たせした。申し訳ない」
やがて、静かな声音とともに入室する男性のすがたがある。桃英だ。
寝たきりの妻を看病する桃英の事情を鑑み、彼らに宛てがわれた北向きの室のとなりの空き部屋に、話し合いの場はもうけられた。
「どうぞ、お気になさらず。……お母さまのご様子は?」
「変わりない」
早梅の問いへ、簡潔に桃英が返答する。
相変わらず、意識はもどらないということだ。
だが、いまの桃英を取り巻くのは、悲観や絶望といった負の感情ではない。
「此度の事案を無事解決させることができるなら、桜雨を回復させる手がかりもつかめる……その言葉に相違はなかろうな、一心殿」
桃英は深い瑠璃色の双眸でもって、一心、それから彼のまわりに控えた猫族らを見据えた。
六夜、五音、七鈴、八藍、九詩。
猫族だけではない。憂炎に爽、暗珠。むろん、早梅のそばには黒皇が控えている。
「おっしゃるとおりでございます、桃英さま。それでは、『作戦会議』をはじめましょうか」
かくして、錚々たる顔ぶれが一同に会す。
すべては、罪なきひとびとを救うために。
* * *
光があれば、闇がある。それは、燈角の街も例外ではない。
豊かな自然に恵まれ、観光業によって富も潤った水郷ではあるが、その裏で、獣人が迫害されているという。
「『龍宵節』のにぎわいに乗じて、今夜、獣人奴隷を売買する闇市がひらかれます。そこを襲撃し、獣人たちを救出するという流れは、事前にお話ししていたとおりです」
眠る蓮虎は、一心から黒皇へ預けられた。
そしていま、一心に促され、桃英、早梅、暗珠、憂炎が、室の中央で円卓をかこんでいる。
「一心さま、闇市がひらかれる場所というのは?」
「それは、おおむね特定しています。七鈴が突き止めてくれました」
早梅の問いに一心が返すが、これに反応したのは桃英である。
「おおむね、か」
「さすが桃英さま、鋭いご指摘ですね。闇市がひらかれる場所は特定しているのですが、何分、内部構造までは調査が難しく」
「獣人たちがどこに捕らわれているのかわからなければ、救出作戦も難しいんじゃありませんか?」
「そうねぇ、でも大丈夫よ、梅雪ちゃん。あたしには難しくても、もっと適任がいるから。こういう場合、真っ先にカチコミするのが得意なのが」
「七鈴さま……?」
「ねっ、梅雪ちゃんにいいところ見せたいわよね、五音?」
「五音さま……!?」
七鈴からのまさかの指名に、早梅は瑠璃の瞳を丸くして五音を見やった。
詩歌を好み、風流を重んじる五音と、『カチコミ』という単語が、どうしても結びつかないためだ。
「当然。言われるまでもないけれどね」
早梅がおどろく一方で、当の五音が難なく七鈴に返している。いよいよもって、早梅の脳内は混乱を極めた。
「意外です……そういう手荒なのは、六夜さまの得意分野だと思ってたんですけど」
「ちょっと梅雪ちゃん、俺のことなんだと思ってんの」
「日頃のおこないのせいだろう」
「五音てめぇ、どの口が言いやがる! 梅雪ちゃん! 俺よりこいつのほうが手荒だから! もっとネチネチした陰湿な方法でかましやがるから!」
「ははっ、まぁまぁ六夜、落ち着いて」
にこやかに六夜と五音の口論を仲裁する一心は、手慣れたものだ。
「ただ、七鈴の言うように、五音の手にかかれば敵の大半を戦闘不能に陥らせることが可能です」
「ひとりで!? えぇ……一体なにするの、五音さま……」
「梅雪さま、私は誓って卑劣な真似はいたしません。信じてください。ほら、私の目を見て」
「見えないんですけど……」
自身が糸目だという自覚がないのだろうか。神妙な声音で語りかけてくる五音に、「もしかしてツッコミ待ちなのかな?」と思わなくもない早梅だった。
「はい、すこし話が逸れましたが、まず敵の統制を崩す点において、五音が適任です。ほかに六夜、八藍を先遣隊として突入させます」
「先遣隊ってことは、私たちはその後に?」
「えぇ。五音たちはあくまで陽動役。思う存分大暴れしてもらって、敵の注意を引きつけているあいだに、僕らが獣人たちを救出する算段です」
「私たち全員で? でも、一心さま──」
「陽動役がいるとはいえ、あまり大勢で動くのはよくないんじゃないですか」
早梅の言葉を引き継いだのは、早梅から見て上座に座った暗珠だった。
『皇子殿下』としての振る舞いはやめたものの、腕を組み、ツンとした態度で発言する横顔は、おのれにも他人にも厳しい鬼上司のものだなぁ、と、早梅はふいになつかしく思った。
暗珠の指摘に、一心は落ち着いた様子でうなずく。
「ご指摘痛み入ります、殿下。その点につきまして、五音たち同様に『ふりわけ』をさせていただきましたので、こちらをごらんください」
一心はそういって、若草色の袍の袂から、折りたたまれた書面を取り出し、円卓上へひろげる。
そこに記された意外な内容に、早梅は思わず息をのんだ。
早梅だけではない。暗珠や、憂炎も。
「ほう……面白いご提案ですね」
それまですました様子で聞き手に徹していた憂炎は、にこやかな表情で、こめかみに青筋を浮かべた。
「一心さま、これは……」
憂炎から漂う殺伐とした空気にたまりかねた早梅は、すぐさま一心へ真意を問うた。
冷や汗を浮かべる早梅とは対照的に、一心はほほ笑んでいる。
「はい、ごらんのとおりです」
一心は笑みを浮かべている。が、早梅はその笑みが、いつも自分に向けられるものとは違うことに、遅れて気づく。
そう。それは、たとえるならば──
「こちらにありますように、梅雪さんと殿下は、共に行動していただきます。恋人役として」
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