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5 スペンサーカービン銃
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店の入口で坂本に会いたいと総司が告げると、
番頭が周囲を見渡し声を潜めて言った。
「お待ちでございます。どうぞ奥へ・・・」
と奥へ案内された。
後藤象二郎から、話が通っていたものと思われる。
奥と言われたが、文字通り本物の奥だった。
広大な醤油醸造所と思われる広間を抜け、これも途方もなく広い樽を積み上げた倉庫を抜け、さらに中庭を横切って、最奥にポツンとある土蔵へ向かう。
京のど真ん中に、このように途方もなく広い建物があること自体二人には驚きだった。
総司はキョロキョロと四方を見渡し、見上げ、まるで別世界へ迷い込んだように興味津々だ。
土方は思った。
なるほど、これなら暗殺者の襲撃に耐えられる。
たとえこの土蔵の前まで辿り着いても、何百年前から他を寄せ付けぬこの堅固な土蔵を破るのは不可能だ。
ここに居る限り竜馬は安全だと、土方は確信した。
土蔵の戸の上部を番頭が叩くと、間もなく戸が中から開いた。
そこには青白い顔をした青年が、分厚い綿入りのどてらを二枚重ね着して立っていた。
上の二枚目は派手な女物だった。
それが竜馬だった。
「ああ、後藤さんから話聞いてます」
そう言って、奥の階段へ引き返して行った。
番頭は頭を下げて戻って行く。
土方と総司は土蔵の中へ入った。
鍵はどうするんだ!
「戸を閉めれば鍵はかかる」
二階から竜馬が怒鳴った。
外の厚さ一尺もある分厚い扉を閉め、内の金網入りのとを閉めると上部で自然と鍵のかかる音がした。
「なるほど!いかにも豪商の土蔵だ」
土方がつぶやく。
草履を脱いで二階へ上がると、竜馬は小さな火鉢にまたがって暖をとっていた。
「いけん。ここは寒い!風邪をひいてしまった」
出された座布団に座る土方と総司。
「初めてお目にかかる。新選組副長土方歳三でござる」
土方が丁寧に挨拶した。
「坂本竜馬です。後藤さんがどうしても護衛をおけと言われましてな。困っております」
「ここは確かに安全だが、見るところ、厠も外へ出なければならぬ様子。外は危険でござる」
「なに、もう慣れておる」
いきなり土方の兼定が鞘走り、白刃が竜馬の首筋へつけられる。
仰天する総司。
そ、それはまずいよ!土方さん!!
「これも慣れておるかな」
ニヤリとする竜馬。
右腕のドテラの袖から、スミス・アンド・ウェッソンの黒い銃口が土方の腹を狙っている。
それに気づいて苦笑する土方。
「なるほど、飛び道具の扱いは使い慣れておられる」
「沖田さんは旧知だが、あなたは初対面ゆえ、ご無礼を承知で用意していた」
土方は兼定を鞘へ納め、竜馬は拳銃を懐へ入れる。
「護衛の件、お手数をかけるがよろしくお願いする」
頭を下げる竜馬。
「承った!」
土方、応える。
「ただし、一つだけ条件がある。条件というより、東方の都合かな」
総司が言う。
「なんですか」
「私は仕事で知り合いと会うことが、非常に多い!その時はご両者とも姿を消してほしい」
「なぜ、消えねばならないんです」
「有り体に申せば知り合いのほとんどが、いや全てが新選組を蛇蝎のごとく憎悪しておる輩だからです」
言葉もない総司。
「それゆえ、無用の争い、斬り合いを避けるため、私が知り合いと会う時は、その場に居ないでほしい」
「それで護衛になるのかな」
土方が言う。
竜馬、懐へ手をやる。
「これがあるゆえ、心配無用。これは高杉晋作の上海土産だが、その際使い方もよっく教えてもらった」
「過信は禁物です!居合いの手練れには、その飛び道具は役に立たない!」
総司の言葉にうなづく竜馬。
「それも承知。怖いのは居合い!二間の間合いで対峙したら、居合いの方が早い!」
「わかった。そっちの必要な時だけ、そばにいることにしよう」
土方が会話を締めくくる。
「実は私が今日参上したのは、まったく別の要件」
「ほう、別件」
「まず聞きたい!」
土方が言う。
総司も不思議そうに土方を見る。
そんなことは、一言も土方さんは言ってなかった。
「仮に貴殿が小隊を指揮し、大軍と戦わねばならなくなったとしたら、どのような武器を使われるか」
じっと質問する土方を凝視する竜馬。
「薩摩は一万五千挺、長州は三千挺のスナイドルを有している。全て私が供給したものだ。そのことですな」
総司、二人の会話に息を詰める。
土方さんがここへ来た真の目的はそれだったのか!!
大胆不敵、露骨すぎるよ!
「話が早い!それと二百の新選組が戦うには、どんな武器があるか!聞きたいのはそれだ!」
おもむろに口を開く竜馬。
「武器商人として、本音を言わせてもらう」
土方と総司、固唾を呑む。
「薩摩と長州は私が進めた二種の銃の片方を取り、片方を捨てた」
「取ったのはスナイドル!捨てた片方の銃とは!」
「アメレカ製連発銃のスペンサー騎兵銃!」
初めて聞く銃の名前に戸惑う土方。
「スペンサー騎兵銃 ? 」
「スナイドル銃の射程は八百から千メートル!単発元込めだが性能は抜群に良い!いま洋式の小銃でこれに並ぶ射程を持つ銃はない。薩長もこれを選ぶのは良く分かる」
食い入るように竜馬を睨む土方。
土方の目つきが変わっている。
総司もこんな土方を見るのは初めてだ。
「貴殿がスペンサー騎兵銃を進めた理由は!」
「元込め七連発、射程は二百。騎兵銃というだけあって、馬上で撃てるよう銃身は短くなっている。ただ、ストックのチューブへ弾を入れ仕組みだが、不発もあることは事実だ。不発弾はレバーで弾き出せばそのまま撃てる」
呻く土方。
「騎兵銃・・・か!」
「アメレカの血で血を洗う南北戦争の地獄の中から生まれた名銃です。アメレカにのような広大な山野で戦うならともかく、我が国の戦闘はせいぜい二百メートル間で撃ち合うことが多い」
「八百や千メートルの距離では、肉眼では標的をハッキリ捉えられまい!」
「その通り。エゲレス製のスナイドルは実戦よりも性能が売りなのです」
「スペンサー騎兵銃を二百挺ほしい!」
困惑する竜馬。
「いきなり言われましても!」
「薩長が取らなかったスペンサーがあるはずだ!」
「まだグラバー氏の手元にあれば可能ですが!」
「他にスペンサーを入れた藩があるのか」
「私の知る限りない!」
「値はいくらだ」
「二百挺で・・・一万二千両を超えます!」
思わずつぶやく総司。
「一挺・・・六十両!!」
「一つ条件がある!」
土方が言う。
「なんでしょう」
「銃は屯所へ運ばんでもらいたい!」
「じゃ、どちらへ!」
「その時点で私のいる場所だ!」
「わかりました!グラバーへ連絡してみます。返事は沖田さんへ」
「頼む!」
土方が始めて竜馬に深く頭を下げた。
番頭が周囲を見渡し声を潜めて言った。
「お待ちでございます。どうぞ奥へ・・・」
と奥へ案内された。
後藤象二郎から、話が通っていたものと思われる。
奥と言われたが、文字通り本物の奥だった。
広大な醤油醸造所と思われる広間を抜け、これも途方もなく広い樽を積み上げた倉庫を抜け、さらに中庭を横切って、最奥にポツンとある土蔵へ向かう。
京のど真ん中に、このように途方もなく広い建物があること自体二人には驚きだった。
総司はキョロキョロと四方を見渡し、見上げ、まるで別世界へ迷い込んだように興味津々だ。
土方は思った。
なるほど、これなら暗殺者の襲撃に耐えられる。
たとえこの土蔵の前まで辿り着いても、何百年前から他を寄せ付けぬこの堅固な土蔵を破るのは不可能だ。
ここに居る限り竜馬は安全だと、土方は確信した。
土蔵の戸の上部を番頭が叩くと、間もなく戸が中から開いた。
そこには青白い顔をした青年が、分厚い綿入りのどてらを二枚重ね着して立っていた。
上の二枚目は派手な女物だった。
それが竜馬だった。
「ああ、後藤さんから話聞いてます」
そう言って、奥の階段へ引き返して行った。
番頭は頭を下げて戻って行く。
土方と総司は土蔵の中へ入った。
鍵はどうするんだ!
「戸を閉めれば鍵はかかる」
二階から竜馬が怒鳴った。
外の厚さ一尺もある分厚い扉を閉め、内の金網入りのとを閉めると上部で自然と鍵のかかる音がした。
「なるほど!いかにも豪商の土蔵だ」
土方がつぶやく。
草履を脱いで二階へ上がると、竜馬は小さな火鉢にまたがって暖をとっていた。
「いけん。ここは寒い!風邪をひいてしまった」
出された座布団に座る土方と総司。
「初めてお目にかかる。新選組副長土方歳三でござる」
土方が丁寧に挨拶した。
「坂本竜馬です。後藤さんがどうしても護衛をおけと言われましてな。困っております」
「ここは確かに安全だが、見るところ、厠も外へ出なければならぬ様子。外は危険でござる」
「なに、もう慣れておる」
いきなり土方の兼定が鞘走り、白刃が竜馬の首筋へつけられる。
仰天する総司。
そ、それはまずいよ!土方さん!!
「これも慣れておるかな」
ニヤリとする竜馬。
右腕のドテラの袖から、スミス・アンド・ウェッソンの黒い銃口が土方の腹を狙っている。
それに気づいて苦笑する土方。
「なるほど、飛び道具の扱いは使い慣れておられる」
「沖田さんは旧知だが、あなたは初対面ゆえ、ご無礼を承知で用意していた」
土方は兼定を鞘へ納め、竜馬は拳銃を懐へ入れる。
「護衛の件、お手数をかけるがよろしくお願いする」
頭を下げる竜馬。
「承った!」
土方、応える。
「ただし、一つだけ条件がある。条件というより、東方の都合かな」
総司が言う。
「なんですか」
「私は仕事で知り合いと会うことが、非常に多い!その時はご両者とも姿を消してほしい」
「なぜ、消えねばならないんです」
「有り体に申せば知り合いのほとんどが、いや全てが新選組を蛇蝎のごとく憎悪しておる輩だからです」
言葉もない総司。
「それゆえ、無用の争い、斬り合いを避けるため、私が知り合いと会う時は、その場に居ないでほしい」
「それで護衛になるのかな」
土方が言う。
竜馬、懐へ手をやる。
「これがあるゆえ、心配無用。これは高杉晋作の上海土産だが、その際使い方もよっく教えてもらった」
「過信は禁物です!居合いの手練れには、その飛び道具は役に立たない!」
総司の言葉にうなづく竜馬。
「それも承知。怖いのは居合い!二間の間合いで対峙したら、居合いの方が早い!」
「わかった。そっちの必要な時だけ、そばにいることにしよう」
土方が会話を締めくくる。
「実は私が今日参上したのは、まったく別の要件」
「ほう、別件」
「まず聞きたい!」
土方が言う。
総司も不思議そうに土方を見る。
そんなことは、一言も土方さんは言ってなかった。
「仮に貴殿が小隊を指揮し、大軍と戦わねばならなくなったとしたら、どのような武器を使われるか」
じっと質問する土方を凝視する竜馬。
「薩摩は一万五千挺、長州は三千挺のスナイドルを有している。全て私が供給したものだ。そのことですな」
総司、二人の会話に息を詰める。
土方さんがここへ来た真の目的はそれだったのか!!
大胆不敵、露骨すぎるよ!
「話が早い!それと二百の新選組が戦うには、どんな武器があるか!聞きたいのはそれだ!」
おもむろに口を開く竜馬。
「武器商人として、本音を言わせてもらう」
土方と総司、固唾を呑む。
「薩摩と長州は私が進めた二種の銃の片方を取り、片方を捨てた」
「取ったのはスナイドル!捨てた片方の銃とは!」
「アメレカ製連発銃のスペンサー騎兵銃!」
初めて聞く銃の名前に戸惑う土方。
「スペンサー騎兵銃 ? 」
「スナイドル銃の射程は八百から千メートル!単発元込めだが性能は抜群に良い!いま洋式の小銃でこれに並ぶ射程を持つ銃はない。薩長もこれを選ぶのは良く分かる」
食い入るように竜馬を睨む土方。
土方の目つきが変わっている。
総司もこんな土方を見るのは初めてだ。
「貴殿がスペンサー騎兵銃を進めた理由は!」
「元込め七連発、射程は二百。騎兵銃というだけあって、馬上で撃てるよう銃身は短くなっている。ただ、ストックのチューブへ弾を入れ仕組みだが、不発もあることは事実だ。不発弾はレバーで弾き出せばそのまま撃てる」
呻く土方。
「騎兵銃・・・か!」
「アメレカの血で血を洗う南北戦争の地獄の中から生まれた名銃です。アメレカにのような広大な山野で戦うならともかく、我が国の戦闘はせいぜい二百メートル間で撃ち合うことが多い」
「八百や千メートルの距離では、肉眼では標的をハッキリ捉えられまい!」
「その通り。エゲレス製のスナイドルは実戦よりも性能が売りなのです」
「スペンサー騎兵銃を二百挺ほしい!」
困惑する竜馬。
「いきなり言われましても!」
「薩長が取らなかったスペンサーがあるはずだ!」
「まだグラバー氏の手元にあれば可能ですが!」
「他にスペンサーを入れた藩があるのか」
「私の知る限りない!」
「値はいくらだ」
「二百挺で・・・一万二千両を超えます!」
思わずつぶやく総司。
「一挺・・・六十両!!」
「一つ条件がある!」
土方が言う。
「なんでしょう」
「銃は屯所へ運ばんでもらいたい!」
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